2016年02月05日
グッとくる一品<マックツールズ インデキシブルラチェットハンドル>
たまにしか使わない、無くても他の工具を組み合わせて代用できる、そんな微妙なポジションですが、あるに越したことはないと思い新しい工具「マックツールズ インデキシブルラチェットハンドル」を購入しました。
購入したインデキシブルラチェットハンドルは、ドライブサイズ1/4sq、品番MRI8の中古品です。これは前々から欲しいと思っていましたが、新品は高く、頻繁に使うものではないので、気長に中古品を探していました。
このラチェットの特徴は、ヘッドが左右横に振れて固定できることです。1段階20度の角度で、11段階の調整幅があります。左右約180度が可動範囲です。
ヘッドの付け根のキャップボルトがボタンになっていて、押しているとヘッドが動きます。ボタンが硬くて少し押しにくいですが、可動部はしっかりと固定されていて、結構力をかけても大丈夫そうなしっかり感があります。可動部はしっかりと固定されていますが、無理は禁物です。特に、角度を大きくつけた状態で力をかけると、可動部にかかる負担は大きくなります。
ヘッドの横振りにばかり目が行きがちですが、ヘッドのラチェット機構もなかなかのものです。プッシュリリース機能はありませんが、72枚ギアで空転トルクは軽く、気持ちのいいフィーリングです。使い慣らしたファコムのラチェットに似たフィーリングな気がします。マックとファコムは、今は同じグループ傘下にいるので、このラチェットにファコムの技術が入っているのかもしれませんが、製造元を考えると、どこの技術がベースになっているのか分かりません。
実はこのタイプのラチェットは、これで3本目です。前から使用していたのは3/8sqサイズで、他のサイズも欲しいと思い、1/4sp、1/2sqを揃えました。これらはドライブ角サイズが違うだけで、どれも基本構造は同じですが、それぞれ仕様が違っています。
右の1/4sqサイズは、マックツールズで販売しているものです。中央の3/8sqサイズは、マックツールズで販売していたものですが、ウエストコーストチョッパーズとのコラボモデルで、カラーリングが違います。左の1/2sqサイズは、工具、建材等の販売をしている商社エスコで販売していたものです。
これはマックツールズのものしかないかと思っていましたが、最近はOEM品ばかり販売しているので、出所を探していたところ、マックツールズ製品の半額以下で販売しているエスコのものを見つけました。
3サイズともラチェット、首振りは全く同じ造りですが、ハンドルの形状がエスコ製品だけ違います。メッキの質も違うような気もしますが、気がするだけなので気にせず、ハンドルの違いだけで半額以下ならとエスコ製品を購入しました。エスコ製品を見つけるのが遅かったせいか、エスコではこのラチェットの取り扱いをやめていて、在庫があった1/2sqサイズのみしか購入できませんでした。
ヘッドと首振り機能は同じで、ハンドル形状が全然違うアームストロング製品というのもあったと思います。
3つともパーツナンバーは同じで、サイズ、仕様の違いで品番が違っています。パーツナンバーから製造元を調べてみましたがよく分からず、アメリカのダイナーグループ傘下のどこかが作っている程度しか分かりませんでした。
色々なメーカーにOEM供給されているラチェットハンドルで、メーカーによって販売価格が違います。中でも、マックツールズは高いほうです。
値段には疑問を感じてしまいますが、よくできたラチェットハンドルです。コンパクトヘッド、軽いギア、剛性のある可動部、真っ直ぐにすれば、通常のラチェットとしても十分使えます。普通のラチェットとしても活躍できますが、やはり入り組んだ所にあるボルト、ナットへのアクセスに使いたいです。
ヘッドを横にして、ドンピシャでこのラチェットが隙間に入った時には、持ってて良かったと思いました。しかし、これでなければ回せない、そんな場面は今までに1回しかありません。持っているのでちょこちょこ使っていますが、ユニバーサルジョイントを使えば事が足りてしまう場面が多いです。これを使った方がちょっと楽といった場面が多く、活躍する機会は殆どありません。活躍する機会は殆どないものの、1/4sqサイズは狭い所で何かの下にあるボルト、ナットを回すのに活躍しています。
ヘッドが360度回るマルチポジションタイプと比べると、ヘッドの可動範囲は狭いですが、全体的にコンパクトなのと可動部の剛性感が気に入っています。お気に入りの一品なのですが、活躍する機会がない工具です。あまり使いませんが、いざという時の転ばぬ先の杖として、各サイズを工具箱に忍ばせています。
ブログ一覧 |
メンテナンス | クルマ
Posted at
2016/02/24 02:41:11
今、あなたにおすすめ