オイルキャッチタンク清掃④

オイルキャッチタンクに液体が溜まってきたので、清掃することにしました。
今回の清掃は今までとは内容が異なります。前回清掃したのはレデューサーを取り付けた2012年1月26日です。レデューサーを取り付けるにあたって、ブローバイラインの変更、レデューサーの効果もあり、すぐオイル等が溜まるようになりました。
また、オイルが溜まってきたことで、レデューサーとオイルキャッチタンクに相性があることが分かりました。

約1ヶ月でこのぐらい溜まりました。今までは半年～10ヶ月で溜まる量が、たった1ヶ月で溜まってしまいました。大した作業ではありませんが、月一で清掃する手間は、ぐうたらな私にはしんどいもんです。

溜まっていた液体のほとんどは水分でした。油分もありましたが、比でいくと水9：油1ぐらいの割合です。今までも水分は溜まっていましたが、比率がここまで極端ではなかったです。
冬季ということもあり、ブローバイガス中の水分が結露してだいぶ取れたようです。エンジンに再度吸われるよりは、ここで取れてよかったです。
今回もだいぶスラッジが溜まっていました。細かい錆みたいです。前回清掃した2012年1月26日は、中の液体を抜くだけでスラッジは取らなかったので、前回分のスラッジも残っていたようです。相変わらずこのオイルキャッチタンクは、いい仕事をしてくれています。しかし、こいつは・・・・。

この「オクヤマ カービング0.6Lオイルキャッチタンク φ10」はいいオイルキャチタンクですが、レデューサーとは相性が良くないようで、溜まったオイルをまめに抜かないと、エンジンが不調になる恐れがあります。
画像中青枠内のオイルキャチタンクの赤いラインまで液体が溜まると、エンジンから出てくるブローバイガスの導入管が液体に浸かってしまい、ガスの流れが悪くなってしまいます。ガスの入口が液体に浸かったことで、レデューサーの効果が弱くなるどころか、エンジンの内圧が正常にコントロールできなくなり、エンジン内圧が上昇してしまいます。
ある程度液体が溜まってきた時、高回転を多用した後のアイドリング回転数が高くなり、低回転での加速が鈍ったりしたので、異常は感じていました。よからぬ異常だったので、すぐにエンジンルームを点検し、レデューサーとオイルキャッチタンクの相性が良くないと分かりました。オイルキャッチタンク清掃後は、今まで通りアイドリングは安定し、低回転の加速の良さが戻ってきました。
液体が溜まったままの状態では非常にエンジンによくないです。最悪はシール、ガスケットなどからガスが噴き出しかねません。稀な例だと思いますが、レデューサーを専用オイルキャッチタンク以外のオイルキャッチタンクと併用する時は、内部構造に注意です。