梅雨入りもカウントダウンですが、もうカッと晴れて夏みたい
に暑い日がチラホラありますね。暑さに弱いエスロクのオーナ
ーにとってまた悩ましい季節が始まろうとしています。
去年の今頃、
油温、水温は冷やせばいいってもんじゃありまっせん! /( ・`д・´)
と生意気ですが、どれかのブログに書きました。
冷えすぎたエンジンでは、いろんな不具合が起こるからです。
もちろん高すぎたらダメです。
パワーが出ないのは当然のこと、
摺動部の潤滑不良や熱変形による焼き付き、異常燃焼、非金属
部品やオイルの熱劣化などなど、エンジンは深刻なダメージを
受けます。
じゃあ油水温は何℃がいいのでしょうか?
いちばん素直~な考え方をすれば、エンジンを設計した人が
想定してる温度がいい、というのがひとつの正解でしょうね。
部品の耐久性も、基本のエンジン制御も、その温度が前提で
開発されていますから。
それは何℃?
エスロクの場合、水温の設定が90℃くらいになっていると
思います。
昔のエンジンは水温80℃とか85℃が適温でしたから、ちょっ
と高いという感覚を持たれる方もいらっしゃるでしょう。
ですが最近の燃費エンジンでは水温90℃は珍しくありません。
エンジンオイルは10℃温度が上がると粘度が数十分の一に
下がりますから、油膜のフリクションだけを考えたらエンジン
全体の温度を高めにした方が燃費がよくなるわけです。
フリクションが小さいということは当然、そのくらいの温度が
パワーも出やすくなります。なので水温計が90℃をまわって
も、まだあせる必要はありません。上はざっくり110℃くらい
まで余裕を持たせてあると思います。
※水温がそこまで上がると通常、リタード制御が入ります。
油温は?
水温が適温なら、これも出来なりがベストでしょう。
エスロクは水温90℃で普通の道を普通に走ってると油温95℃
くらいですかね。
油温もたとえば100℃になったら即まずい、ということではあ
りません。オイル添加剤の劣化がそろそろ始まるなあ、くらい
の温度です。
オイルが本当にやばいのはだいたい130℃。オイルそのものの
分子鎖が分解を始める温度と言われています。保証はできませ
んが、オイルポンプ油温で120℃くらいまでなら、ムリなパワ
ーアップをさせない限り、エンジンがすぐ壊れることはたぶん
ないでしょう。(もちろん高温で連続して回したらオイル交換
はMUSTです。)
ラジエータやサーモスタット、オイルクーラーなどの冷却パー
ツを社外品に交換しようと検討されるときは、このへんの数字
を頭の隅においておくと多少、ご参考になるのではないかと
思います。
パワーを上げたぶんだけ、エンジンは発熱して油水温は上がろ
うとします。きちんと冷やさないとエンジンはダメージを受け
ます。ただ、いちばん厳しい条件に合わせて大きな冷却装置を
つければ低負荷では冷やしすぎたり、オイルのまわりが悪くな
って、じわじわ摺動部が摩耗してしまいます。
エスロクに長く乗りたい方は、自分が出したいパワーと、いつ
もの使い方に見合った冷やし方を選ぶのが、長い目で見てベス
トだと思います。
読んでいただきありがとうございました。
その3から間があきましたが今回で完結させますよ!
こまい話、いくつかあるのでダイジェストでさらっとにします。
バンパー孔あけついでにエンジン冷やすためやったこと。
① 水冷式オイルクーラーの追加
エンジン壊さず長く乗りたいので、パワー系チューニングの前に
どうせやることは先やっておこうという考えです。
これは去年の11月頃。
トップフューエルさんでやってもらいました。
自分でつけたいから部品だけ送って、と交渉したのですが
これはコツあるからどうしてもウチでつけさしてくれ、
いう返事でした。
取り付けはめちゃめちゃ仕事が忙しい時期と重なってしまい
三重県まで半徹&とんぼ返りで行ってきました。
のんびり旅行したかった。。( ;∀;)
HPより
よく純正でついてるのと同じ、オイルフィルタのブラケット
のとこでエンジン冷却水と熱交換さすタイプです。
空冷の方が高速走行では冷えるんですが、これのいいとこは
1 オイルの冷え具合が走行条件に左右されにくい
⇒ 低速でも高速でも適温
2 配管がないのでオイルの圧力損失が少ない
⇒ このエンジン、メタル潤滑が心配なだけに
3 配管ないのでキャビテーションの不安が少ない
4 場所をとらずコンパクトにおさまる
⇒ コア破損の心配も少ない
5 メンテナンス性がいい
⇒ 別コアはオイル交換が多少めんどくさい
最近の様子。フィルタPMCですw
水冷の不安材料は冷却水でオイルが冷やしきれるかですが、エス
ロクはノーマル出力+αくらいならラジエータ能力に余裕があり
そうなので迷わずこっちにしました。
能力的には、春先に高速道路や、峠みたいなとあるクローズドコ
ースで元気よく走った程度だと水温MAX95℃、油温MAX101℃
くらいでおさまってました。
あまりハイブーストを狙わず、かつストリートがメインなら十分
な性能がある製品だと思います。
不満があるとすれば。
三重弾丸ツアーめっっちゃしんどかったで~!!
(; ・`д・´) 伊勢名物いっこも食うとらんし!
② 排気センターパイプのバンテージ巻き
エスロクでマフラーのセンターパイプがどこを通ってるかといえば。
オイルパンの下スレスレ?
あちゃ。すぐ横、エレメント?
オイルクーラーの水配管もやばくね?
と思ったのでこれを巻きました。
デイトナ サーモプロテクトラップ 25mm幅
これはバイクで足が熱くないようにエキパイに巻いとく
「ホータイ」ゆうやつですね。
パイプ表面からのふく射熱を遮る効果があります。
排気効率がよくなった、と言う人もいますがそっちの効果は
サーキット伝説かなw
とにかくこれでぐるぐるっと。
前から巻くか、うしろから巻くかで
5速からのノビ、ぜんぜんちがうぜ! ( `ー´)ノ
なんて、ファミレスで熱く語っとる若いお兄ちゃんらが
昔は大勢おったもんでしたっけね。
たまたま巻きやすかったので前から巻きましたよ。
は? 何℃きいたか。。?
最近の若い衆は 数字、数字ちゃ、こんまいのう。。(◕д◕)
大事なんは 気持ちじゃあ!
数字より 気持ちが 99.97倍大事じゃろがい!!
※ 正直言うと施工前を測り忘れとりました。
でもちょっとはピーク油温下がってると思いますよ。
③ マフラー遮熱板のカット
エスロクで遮熱板いえばコレ。こん銀色の。
これがバンパー側に風通そうするとき、ジャマしよるんです。
で考えた末に切りました。ついでに塗りました。
ホンダさん、ごめんね!
横だけじゃなくて上の窓2か所も広げるのがポイントでした。
色はチラ見せ効果をねらい濃いブルーにしました。
切り口です。
切る。塗る。
どっちもベリーさんのアドバイスです。
遮熱板を切る、切るべきじゃないの話は、前にみんカラでかなりの
議論なってましたよね?
でもベリーさんに
ディフューザーの孔から遮熱板はみ出ないですか? (´・_・`)
て聞いたら
あれはジャマだから黒く塗るか、切っちゃってください!
(*^▽^*)フフ
とさわやかに答えてくれましたw
。。イヤそれでね。
これは言わんどこ思てましたが、じつは今回も。
ベリーさんにそむいてまいました。
④ ガレージベリー リアディフューザー孔あけ
よっく見てもらったらわかるでしょうか?
じつは。ナンバープレートの横。
矢印のとこに、ベリーさんのオリジナルのディフューザーには
ない、びみょうな孔をコソっと追加してます。
そうです。( ・`v・´)
ここからさらに熱風を抜こう思て。。はっ!
ベリーさんの心の声:
キミはまだボクの至高の芸術が理解できないのかい??
素直にポンづけしとけやー!!
アホ!ぼけ!カス!●ねぇぇぇえ!!
ヒィ~ごめんなさーい! ( ;∀;) またか~い
⑤ おしまいに
ここまでやってエンジンは冷えるようなったのか?
条件によって変わりますが、ひとつの参考に
時速100km巡行(CVTマニュアルモード7速)で
OBDからモニタしたインマニ吸気温度を報告しておきます。
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