2016年11月11日
超まめ知識
えー…
車にすら触れないという日々を過ごしております。
仕事は以前の職場と比較にならないくらい楽しいし、やりがいのある仕事でそれは問題ないんですけれど、私の前任者の方がよっぽどアレだったらしく…
やればやるほど…
図面を読み込めば読み込むほどに、現状がヤバい状況だというのがわかります。
なので、休む暇が取れなくなってきました。
そういうワケで、ちょっとした息抜き兼ねて車に関するマメを書きたいと思います。
私の場合もそうだったんですが、ミッドシップとかそういう「普通じゃない」レイアウトのクルマって興味ありますよね。
「でも、実際に乗るとどうなんだろう。」
こういう気持ち、ありますよね。
私の年代くらいだと、良く雑誌で見かけた記事としては「MRは動きがピーキー」だとか、「腕が無いと重たい後ろがスパッと行ってヘタをすると愛車をオシャカにしてしまう恐れもある」だとか、そんなイメージを持つ記事を読んだ事が一度はあるかと思います。(私は4○代w)
それらの記事が該当する車種は、古い記憶だし曖昧だし、変な先入観を持ってそのクルマと触れると乗り手の方が損をしてしまう恐れが大いにあるので、その車名は伏せます。
ミッドシップだとか、RRでもいいんですが…
あと、あえて挙げるとすればFRも含まれます。
実は、メーカーがどんなに喧伝しても「クルマの素性」というのは、少なからずマジメに作ってるメーカーの車であれば、実はスペックに素直に表れてます。
前後重量配分?
静的なそういうバランスも、確かに軽視はできません。
ですが、それ以上に数値に現れにくい「重心の高さなどのバランスはどうなのか」だとか、そういった見えにくい要因が起因する挙動などを抑え込む為に、ある部分にそのスペックが見え隠れしているのです。
ただ、乗り味だとかに関する好みは個人個人で違いますので「あくまで目安」となる指標ととらえて読んでください。
その指標は何なのか?
それは前後タイヤサイズの違いです。
これはカタログ貰うだけでわかりやすい数値です。
もっと具体的に検証しようとするならば、前後のオフセット量の違い+トレッド数値の違いの相対関係だとか、見ていく部分はあるのですけれど、そんなのにわかに調べてわかるはずもありませんし、調べても出てこないケースもあります。
なので、前後のタイヤサイズを調べてみる、というのがひとつ手っ取り早い手段であるという例をあげます。
私が現在乗ってる981ボクスターですが、ミッドシップのクルマとしては異例なほど柔らかく丸いフィードバックを持つスポーツカーで、普段穏やかに走りたい時は穏やかに、何の緊張感も抱かせず乗らせてくれます。
しかし、ひとたび鞭打つように激しく走ると優れたバランスを持って、意のままに気持ち良く速く走らせることができます。
それは実際に乗ってみないと「確実な事として」語れるワケありません。
しかし、そういった素性をある程度目星を付ける事ができる、予想を立てられるのが「前後タイヤサイズの違い」なのです。
※だからと言って、じゃあそういう条件じゃないクルマはダメとかそういうワケで書いてるのではありません。あしからず。
では、981ボクスターの前後タイヤサイズってどうなの?
フロント:235/45/R18(235/40/R19オプション、235/35/R20オプション)
リア :265/45/R18(265/40/R19オプション、265/35/R20オプション)
前後サイズ違いを、
・タイヤ幅10㎜違う事に「1」とカウントします
・タイヤの扁平率が5%違うごとに、「1」とカウントします。(F45、R40なら+1、F40、R45なら-1)
・ホイールのインチサイズが1インチ違う毎に、「1」とカウントします。
981ボクスターの場合、前後共にオプションなどでサイズが変わっても、
扁平率、ホイールのインチサイズ共に一緒。
タイヤ幅が、フロントで235、リアで265と30㎜違うだけ。
なので、リアが「3」勝ってるという状態。
リアにエンジンを積むミッドシップとしては、これは稀有な設定なのです。
(元から無茶なバランスの車両は除くw)
次に、私も購入を一時期真剣に検討した、死ぬまでに一度は乗ってみたいエクシージSの前後タイヤサイズを検証してみましょう。(V6 3.5Lスーパーチャージャーのアツいヤツ)
フロント:205/45/R17
リア :265/35/R18
前後でタイヤ幅がまず60mm違います。(リア「6」優勢)
前後で1インチ、ホイールの大きさが違います。(リア「1」優勢)
前後で扁平率が10%違います(リアが「2」優勢)
なんと、トータル「9」も違います。
これにはワケがあります。
私自身は乗った事がないですが、実際に触れた人から見聞きした話しですとかなりアツい車だそうです。
乗り味自体は悪くないどころか、恐らく恐ろしいほど良い車でしょう。
ただ、パフォーマンスが上がり過ぎてるのが原因なんです。多分。
なので、普通の人も乗る(サーキット走りまくってるとか、むっちゃ峠走りまくってるとか、そんな人たちばかりではない可能性が高い為)ので、安全にパフォーマンスを楽しんでもらおうと、リアがかなり優勢なセッティングになっているのでは?と思います。
じゃあ、V6 3.5Lスーパーチャージドなんて超ド級エンジンを積む前の、NAエンジン積んでた頃のエクシージなら(基本、同じスモールパッケージシャシーと言われてるので比較対象となり得ると考えます)前後タイヤサイズ違いはどうなってるの?
フロント:195/50/R16
リア :225/45/R17
前後でタイヤサイズが30㎜違います(リア「3」優勢)
前後で1インチホイールの大きさが違います(リア「1」優勢)
前後で扁平率が5%違います(リア「1」優勢)
なんと、5ランクしかリアが優ってません。
(ちなみに2004年式のエキシージSというモデルのサイズを代表で書いてます。というかググってみるとこれが出てきましたw)
やはり、V6 3.5Lを積んでるモデルよりも当初の計画通り直4積んでるモデルの方が、バランスがいいからあまりリア優勢にしなくても良かったという事でしょう。
実際に乗り比べ無いといけませんが、実際に速いのは3.5LのエキシージSでしょう。
刺激的な走りでもあるでしょう。間違いなく。レーシングカーに近いかも?
しかし、ロータスらしい「ヒラヒラ感」を感じられるのは直4積んでた時代のエキシージでしょうね。
そして、もっと「ヒラヒラ感」を感じられるのは恐らく素のエリーゼ、それもケントエンジン積んでたモデルが一番そうなんじゃないでしょうか。
人それぞれなので、どのモデルがベストバイなのか。
これは簡単に結論付けられません。
ですが、自分の好みは自分の事なのでわかりますよねw
なので、いろいろ迷ってる時はこういった「前後タイヤサイズの違い」を調べてみるのも一興かも知れません。
FR車でも、こういう前後タイヤサイズを調べると…
割と面白い傾向が見受けられるケースもありますよw
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Posted at
2016/11/11 16:39:38
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