スロットルバルブは、大抵の車なら乗れば乗るほど汚れていくパーツらしい。
これクリックして見れば、あなたのクルマもこうなっているということだ。
調べていると、原因のポイントはいくつかある
1.エンジンがブローバイを出しやすい、設計の欠陥や構造に由来
2.エンジンオイルが多すぎて燃えカスを出しやすい
3.0W-20のような低粘度のサラサラオイルを使っているため
4.エンジンオイルが汚れているから
ヴィッツに搭載の3気筒エンジンは、ダイハツのものだ。
ネッツの営業の話だと、トヨタは最初小型車の3気筒エンジンを持っていなかったので、かつてから開発実績があるダイハツを子会社化して取り込んだらしい。
今のヴィッツKSP130の1.0L。F/Mパッケージ搭載のエンジンはダイハツ製。
それでも、いろいろな改良はされているのだ
でも、ボガガガなんだよな。これは、多分、高速での走りを重視して、低ギアでのエンジンのコントロールがトレードオフでまずいんだと思う。コストと両立させた妥協なのだろう。
それこそ、低速から、高速まで、いくら速度をアップダウンさせても何も感じずスムーズにスピーディに回るエンジンとCVT作ったら、高いよな……電気自動車にしろって?
けれど、1.のエンジンの設計構造上でブローバイが出やすいなら、やっぱダイハツのエンジンづくりがタコなわけだ。
トヨタは、つい先日、3気筒エンジンの自社開発を発表した。
ダイハツのノウハウを吸収して、よりよいエンジンを作るようだ。
2.はエンジンオイルの量をゲージ半分ぐらいにしたら直るかもしれない。
やっかいなのは3.だ。ヴィッツの推奨オイルは燃費改善のため当然0W-20だ。
なぜメーカーが0W-20を使いたがるかというと、エンジンのためでなく、小手先の燃費を上げてセールス面で勝ちたいからだ。
けれど、0W-20は、潤滑剤を増やしたりして摩擦を極力減らすケミカルのほうが多いから暖気運転しなくても即座にエンジン回して走れるのだが、いっぽうで燃え残ったガソリンがススとなってスロットルバルブのほうに流れやすい。
それでも、メーカーが0W-20を使うのは、「どうせ、ブローバイでスロットルバルブがドロドロにススで詰まってエンジン不調になったら、車検時に高額な整備料を請求してバルブユニットを交換するか、新車に買い換えるいいタイミングにできるから……」
という、巧妙な営業戦略があるからだ。
「そんな走行距離重ねたり、年数大事に乗るお客なんかいないだろ?」
という考えが根本にあるからだ。大抵の人は2回、3回目の車検で営業から新車への乗換えを提案されて「うんうん」となる。
だから、それを元にした中古車になると当然スロットルバルブが真っ黒になっているはずだ。見えない部分なので通常整備でも中古車屋も放置だろう。
ということは、中古車買う人は買ってからエンジン不調をいずれ起こすわけだ。知っといたほうがいいね。中古車で3万キロ以上乗った車は、買ったときはスロットルバルブの清掃をしておいたほうがいい。
それで、どこかのブログで見かけたんだが、あえて5W,10Wに粘度を高めたら、ブローバイが出ににくくなったという報告があった。
ただ、燃費は悪くなるよね。5Wで1-2%。10Wで10%近い低下を起こすのかな。
もちろん、ヴィッツの推奨オイルには5Wも10Wも入っている。
あとは、やってみるか?ぐらいだ。
4.は、エンジンオイルを早めに交換することで逃げれる。
でも、今は8000km中心だが、5000km以下?3000kmとか?
そういうこと??
うーん。どうなのかな。
■対策案
1.点火プラグを強力なものにして、完全燃焼を目指す
2.エンジンオイルに添加剤を入れて、よく燃えるようにする?
3.ガソリン添加剤でブローバイが出にくいようにする?
4.オイル投入量を、ゲージぎりぎりまで下げて、ブローバイが出にくいようにしてみる
5.5Wや10Wにオイルを切り替えてみる
6.定期的に金をかけてスロットルバルブを洗浄する
まあ、
エンジンコンディショナーや
エアフロークリーナーがクレから出ているぐらいなので、DIYのメンテナンスのメニューにもなっているんだろう。
けれど、スロットルバルブを洗浄すると、コンピューターの数値が変わってしまうので、エンジン回転数を正常に戻す作業が必要になる(リセットするらしい)
初心者には、面倒だし、ハードルも高い。結局ディラーとか、オートバックス頼みかな。
なんかいい方法ないかなあ
Posted at 2017/03/31 08:29:30 | |
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