以前、川崎重工の工場見学に行った際の記録です。
別ブログに書いていたものなのですが、削除することにしたため記録の継承と言う意味で転載しました。
約二年前のことなので「内容が古い」「現在と状況が違う」などあるかと思いますが、その点ご了承下さい。
2015年1月23日、KAZE会員向けの「川崎重工明石工場」工場見学に行ってきました。
冬場だし空いてるかな・・・と思ったら結構な人数。だいたい30人くらいかな。女性が多かったのも意外でした。
集合後、工場の総合事務所に移動。
ここは昨年できたばかりとのことで、工場内の建物(平屋建てで昔ながらの町工場って感じです)とはアンバランスなくらい立派な建物でした。上に載せた集合写真もこの中で撮ってます。なお建物の外では撮影禁止なので、建物の外観写真はナシ。
ちなみに、過去の工場見学の集合写真で使われていた「川崎重工明石工場」の看板は、区画整理で撤去されてしまったんだそうです。残念・・・。
総合事務所のエントランスホールには、川崎重工の製品や模型が何点か展示されていました。
Ninja H2もその一つ。カワサキ好きが集まってるだけにみんな目の色が変わってました。(※)
ちなみに、H2はここで見て「おおっ」とか思ってたのですが、後で見学する工場内でゴロゴロしてて、何か新鮮みがなくなっちゃいました(汗)
※当時、H2/H2Rは国内未発売でした。
見学前に昼食。結構豪華な弁当でした。
青っぽくなってるのは、前のスクリーンでプロモーション映像が流れていたためです。
そして、いよいよ工場見学に突入。見学ルートは、
(1)エンジン工場
(2)車体組立工場
(3)パーツセンター
(4)過去の名車展示
の4箇所で、おおよそ1.5時間くらいかけて回ります。
なお、人数によっては2班に分かれるので、必ずこの順ではありません。
あまり詳しく書くと秘密保持契約(見学前に署名させられます)に違反しちゃうので、それぞれ簡単に感想を書きます。
【エンジン工場】
言うまでもなくエンジンの工場。入った瞬間、油の匂いがすごかったです。
組み立てだけでなく、クランクケースからシリンダーヘッド・ヘッドカバー・カムシャフトやクランクシャフトと言った構成部品まで製造しています。てっきり外から持ってきた部品を組み立てるだけだと思っていました。
ここで組み立てたエンジンは、後述の車体組立工場に運ばれるんだそうです。
【車体組立工場】
フレームを始めとする主要部品の製造・パーツの塗装等をする場所と、完成車を組み立てるラインが複数ありました。
組み立てはロボットがメインで人間がサポートするようなイメージでしたが、思っていた以上に人間系メインだったことが印象的でした。
また見学場所はラインにかなり近いところで、数メートル先で作業員がバイクの組み立てをしているので、非常に興味をそそられました。
この日作っていたのは、見た範囲ではZ1000・ZX-10R・ZX-6R・H2・H2R・バルカン・ベルシス・Ninja250ってところ。ほとんど輸出向けですね。
【パーツセンター】
ここは、大小様々な部品の保管と入出庫をしている倉庫でした。
部品番号ごとに膨大な数の棚に膨大な数のケースが収められ、管理されておりました。なお、大物や重量物に関しては別管理とのこと。
当然のことながら保管している部品は海外向けも含まれており、海外からの発注も対応しているのだそうです。
地味な部分ながら、ワールドワイドな企業であることを実感します。
【過去の名車展示】
ここだけは写真ありです。文字通り、過去の名車が整然と展示されておりました。
と言っても私は旧車にはあまりには興味がないので、適当に何枚か写真を載せておきます。
一般公開していない場所に置いておくのはもったいない・・・と思ってましたが、神戸のカワサキワールドの展示と随時入れ替えしてるようです。
それから見学のおみやげ。
まずはカワサキせんべい。いわゆる瓦せんべいですが、カワサキロゴやバイク柄の焼き印が押してあります。包み紙もカワサキ柄!
見学記念Tシャツ。どうせならこれもグリーンにしてくれればいいのに(笑)
川崎重工業の会社パンフ・明石工場のパンフ・カワサキモーターサイクル&エンジンカンパニーの製品一覧・カワサキモーターサイクルヒストリーの4部。
おみやげと言えるかは分かりませんが、いずれも立派なパンフで内容も興味深かったです。
あと、KAZEワクワクカード(スクラッチカード)とカワサキワールドの招待券も付いてました。
ワクワクカードはハズレでしたが、カワサキワールドは
翌日訪問する予定だったのでちょうど良かったです。
最後に全体を通しての感想ですが、工場見学の部分だけで言えば大満足でした。
私は物作り見学の類が好きなのですが、前にも書いた通り臨場感があり、自分が好きなメーカーだと言うことを差し引いても楽しかったです。
ただ、段取りの悪さは否定できませんでした。見学開始までの時間も間延びした感じで、待たされ感がありました。
この辺はアンケートに書いてきたので、今後改善することに期待します。
と言うわけで、ライダーならカワサキ乗りじゃなくても楽しめると思います。
KAZE会員の方で都合が付くようであれば、ぜひ参加されてみることをおすすめします。
場所が関西だけに距離的な面がハードルになりますが、それを越えてでも行く価値はありだと思いますよ。