楽しい雨の10日間と新しい発見

ここ最近、精神的な忙しさに押されてパソコンに向かう時間が少なかった。

その理由の一つに数か月前に導入したスマートフォンの存在もある。
使ってみると意外に役に立つ側面もあり、パソコンから遠ざかっていたことにすら気が付かない場面もあった。

さて、私の愛車の青うさぎ号ですが、至って元気に日々静岡の空の下、西に東に、南に北にと走り回っております。

10月の中旬から、今回の台風に至るまでの二週間ほどは毎日のように雨が降り続いていたのですが、青うさぎ号といればそれすらも楽しみに変わってしまいます。

大粒の雨の中、傘をさしながら青うさぎ号のもとに戻ってみれば転がり落ちるのを必死になってこらえているような屋根の水たまりが面白かったりもします。

もとより丸々としたデザインのサイドミラーだって、さらにそれを強調するかのように水滴がはじけています。


秋の冷たい雨に濡れるエンブレムだって夜の闇の中の星屑のように無数の星をちりばめながら、暗黒の宇宙に浮かぶ恒星のように黄色くうさぎが光り輝いているのです。



さて、そんな雨の続く連日ですが、オイル交換の時期になりましたので、以前から気になっていた看板を掲げる整備工場で作業をお願いしてみました。

私の場合、クルマの点検整備のほとんどはディーラーで行っているので、民間の整備工場にそれほど多くの接点はないのですが、特徴的なＴＶＣＭで印象に残る「車検のコバック」に初めて出向いてみました。

これまでのイメージでは、こういうチェーン店にはどことなく軽いイメージが先行していたのが事実ですが、いざ訪れてみればなんというかディーラーにはない敷居の低さからくるすがすがしさに始まり、良くも悪くも日々店の運営、経営に向き合わざるを得ない民間整備工場としての堅実さと真剣さ、タイムリーな受け入れ態勢から感じる便利さなど、多くの新しい発見がありました。

待合テーブルに案内してくれた女性スタッフも、青うさぎ号の女子力全開なピンク色の花柄の車検証入れを預かる際に、「かわいい！」と素直にほめてくれたりと飾らないところも好印象でした。

今回はオイル交換が目的でしたが、部品のことで知りたいことがあったので質問してみますと、きちんとメカニックがダイレクトに対応してくれたりと、店内でのフットワークや横のつながりの軽さもなかなかの雰囲気です。

訪れたのは静岡県藤枝市の旧国道一号線沿いにあるコバックですが、コバックの看板を掲げているものの、その中身は古くから地元に尽くしてきたであろう信頼のおける地域密着型のモータースそのものでした。

終わってみれば作業時間も実に素早く、価格も良心的、その上オイル管理の役に立つオイル手帳も作ってくれたりと実に大したものなのです。

その日も雨が降り続いていましたが、帰り際に見上げたコバックの看板は、それまでの軽いイメージから頼りがいの感じられるものへとすっかりと変わっているのに気が付きました。



明日もまた雨の予報がでていますが、オイル交換で軽くなった走りで気持ちよさそうに走る青うさぎとなら安心して出かけられるというもの。

コバックさん、軽い走りと頼もしい安心感をありがとうございました。

このようにしてこの秋も荒野をめざすのです。