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荒野のうさぎのブログ一覧

2016年01月29日 イイね!

ある夏の夜

夏の夜、お友達のガレージに作業の手伝いに行った。

仲間内のFDを翌日の競技会に送り出すため、同好の皆でクルマの仕上げに取り組んでいた。残すのはブレーキ系の取り付けと最後の動作チェックだけとなっていた。

時間はもう少しで午前0時になろうとしていた。

キャリパー等の組み付けも完了し、仕上げのブレーキのエア抜き作業でマスターバキュームを作動させたかったが、競技車両で直管マフラーなので深夜の住宅地でエンジンはかけられない。

バキュームが作動しなくてもエア抜きや動作確認はできるが、万全を期して動作のチェックをしたかったのだ。

バキュームの試験は諦めなければならないと誰もが思っていた。
なので、私が「他のクルマからバキュームを引けばいい」と提案した。
仲間はその提案を受け入れてくれた。

お友達のところには、仲間のFDやその他のクルマも来ていたが配管や作業中のFDの位置関係から使える車両は一台しかなかった。

それは、エンジンも、車高も、用途も、設計思想もそのすべてが正反対のクルマだった。

何とか集めた半端品のゴムホースを継ぎ足してその二台は結ばれた。


直六エンジンが仕事を始めた。
700回転でガラガラと回っている。
決して静かなエンジンではないけれど、おとなしくしっかりと役目は果たしている。


手分けして4つのキャリパーに順次取り付き、10分でエア抜きとマスターバキュームの動作チェックは無事に終了した。
直六は停止した。

牽引ロープでつないだり、ジャンプコードでつないだりするわけでもない。燃料を都合し合うこともできない。そんな全く異なる二台でも、たった一本のゴムホースで熱く結ばれることもできるのだ。

夏の夜明けは早い。
空が明るくなり始めたころすべての作業は終了した。

疲労と充実感の中、感動的に夜は明ける。
朝の5時、仲間のFDは競技会場に運ばれていった。
Posted at 2016/01/30 00:12:04 | コメント(1) | トラックバック(0) | 整備作業 | 日記
2016年01月28日 イイね!

ギヤが前後ろについていて、タイヤが細いカッコいい自転車

近所の友人が一台の自転車を持ってきました。
知人が乗らなくなったものを8000円で買って、手元に置いてあったとのこと。

その友人は、私のところに出入りしているうち、私の自転車に心惹かれたようで、「俺も自転車持ってるからさ、今度一緒にサイクリングに行こうよ!」と何度か提案を受けていたのです。

「どんな自転車なの?」とか聞いても「ギヤが前後ろについていて、タイヤが細いカッコいい自転車」という一般的な返答で、スポーツサイクリスト(でありたいと思っている)の私としては気持ちよく「じゃあ今度の○○曜日に○○公園に集合でいい?」と安易に言えませんでした。

そういう流れで、自転車の点検と必要な箇所のリフレッシュの見積もりということで、今回の自転車持ち込みとなったのです。


離れて見れば「クロスバイクだね」ともなるのですが、持ち込まれたそれはあちこち痛みが激しくて隣町までのサイクリングはおろか、町内の公園までのポタリングにもとても耐えられない状態でした。


市場に流通していた自転車である以上、コストと価格の制約の中、最大公約数の乗り手に最大限アピールする部品構成であるのは仕方がありませんが、それ以前の問題としてこのようなブレーキワイヤ、シフトワイヤの現状で「サイクリングに行こうよ!」と提案してくる友人の怖いもの知らずな姿勢には正直笑いをおさえることができませんでした。

友人には、なぜ笑わずにはいられなかったのか、最低限交換が必要な部品と、必要な調整作業、取り外すべき不必要な部品や、より一層乗りやすい自転車にするためのアドバイスを含め、ユーモアと教育的な言葉を交えて話しました。

でも、こういう現状は仕方がない「部分」もあります。私だって、例えば前後左右に白い飾りバンパー(スポイラー)のついたうさちゃんをカワ(・∀・)イイ!!なんて言って喜んでいますが、純粋に自動車工学的に空力的にそういった側面から検証すれば、それはそれはナンセンスなものにもなりうるのですからね。

まあ今回の場合、少なくとも「私とのサイクリング」という目的があるので、それに則した形に仕上げるということなのです。

でも結構大変です。思いつくままに羅列すると・・・・

ハンドルの向きの修正
グリップの向きの修正
シフトレバー、ブレーキレバーの向きの修正
ヘッドセットのグリスアップ
前後ブレーキのワイヤ交換
前後変速機のワイヤ交換
前後変速機の調整
前後タイヤの取り外しと取り付け
前後ブレーキのパッド調整
チェーン交換
シートポスト交換
サイドスタンドの除去
ワイヤー錠の除去
カセットスプロケットの清掃とグリスアップ
フレームの磨き作業
前後ホイールの振れ取り作業
防犯登録の解除と再登録

このうち、ホイールの振れ取り作業と防犯登録は外注ですが、それ以外は全て私の作業なのです。
でも、晴れて友人とサイクリングに行けるのを楽しみにして頑張ります。

部品代と外注作業代金はもちろん友人負担ですが、作業完了で無事に納車したら、夕食とサイクリング先での缶ジュース位はちゃんとご馳走してもらいますけどね(^-^)。

※後日、2月4日に上記作業の様子をアップしましたのでご覧ください。
Posted at 2016/01/29 00:41:24 | コメント(0) | トラックバック(0) | 感想 | スポーツ
2016年01月28日 イイね!

間に合わせの道具、荒野のうさぎにはこれで十分

先日の夜、お友達のFDのトラブルの簡易チェックのお手伝いをしていました。

ターボの過給圧が規定値を越えて上昇し過ぎるようになったので、本来はその際に作動する連続逃し弁の機能チェックと配管チューブの差し込み具合のチェックです。


エアーコンプレッサーの吐出圧力を1.0気圧に設定し、エアーノズルで配管チューブに放流し、逃し弁の機能をチェックした結果作動は問題なし、その他のエアーチューブの接続状況も目視では問題ありませんでした。今回はトラブルの解消や原因究明はできず、絞り込みだけに終わりました。

今回は飛び込みチェックで整備マニュアルが手元になかったのと時間的な都合からそれ以上深追いはせず、後日予備部品と交換して故障範囲の特定をすることにし、取り外した吸気系のアルミ製パイプ類をブルーマジックで綺麗に磨き上げて作業終了です。

さて、こういう作業に関わらずよくあるのは、取り外したネジ類を落としてしまい拾えなくなってしまうことです。今回も都合3回ほど落としましたが、そのうち二個は床に落ちたので問題なしですが、10mmのナットが一つ隙間に入り込んでしまいました。探しても見当たらず、仕方なしにエアーで吹いたら見えるようになりましたが隙間なので手は届きません。



私の手元にあるのは三つ爪のマジックハンド(画像のオレンジ色のハンドルの物)だけで、それでは拾えませんでした。なのでその先端にネオジム磁石を取り付けビニールテープで巻きつけてマグネット式にして無事回収しました。


磁石は二個あったので、余剰品の一センチ角の1mほどの木の棒の先端にも同じく取り付けて即席で道具を作っておきました。作業中や作業後もボンネットや壁の鉄部にくっつけてぶら下げて置けるので置き場所も困らなくなりました。

荒野の中、類人猿から50万年かけて工夫したり道具を作れるようになったのだから、これくらいなら私にだってできるのです。

それも荒野のうさぎ。
Posted at 2016/01/28 15:19:22 | コメント(0) | トラックバック(0) | 整備作業 | 日記
2016年01月27日 イイね!

後部ハッチバック、ガススプリング取り付け基部の清掃

うさちゃんの後部のハッチバック(トランクのドア)の開け閉めを補助しているガススプリングのボディー側の取り付け金具の周辺の汚れが気になったので、片側ずつ取り外しコンパウンドとワックスでお手入れしてあげました。

通常では付け外しなどしない箇所ですが、隙間に入り込んだホコリは取り外さない限り掃除できないので、外して掃除しました。

片側二か所ずつボルトで固定されているので、ハッチバックを片手で支えながらボルトを外します。
ガススプリングは左右二本合わせてハッチバックを支えられる反力なので片側では自重で閉まってしまいます。私は手持ちの作業灯のポールで支えながら掃除しましたが、他にも竹刀とか箒とかモップ等で突っ張っても作業可能です。両側いっぺんに外すとかなりの重量になるので、片側ずつ外して掃除します。

こういう隙間のホコリは水分を保持して周辺の錆の原因になるので、こうして簡単に外せる部分だけでも思いついた時に外してメンテナンスをするように心がけています。

ボルトを戻すときはハッチバックを頭でぐっと押し上げて穴位置を合わせます。ガススプリングの伸び切り寸法はハッチバックの可動範囲内なので押し縮めることなく自然長のまま作業できます。
頭はニット帽をかぶると押し上げる際に具合が良かったです。
ボルトのネジ山には、しみ出さない程度に薄っすらとオイルを塗って戻しています。

こんなことして効果があるのか分からないけれど、うさちゃんだって汚れているよりも、少しでもきれいなほうが気持ちいだろうし、私だってきれいなうさちゃんの方が好きだからね。

帰宅して、思い付きで作業したので画像はありません。

※このガススプリング、サスペンションメーカーの「ショーワ」製で、伸び切り位置手前で減衰力が発生するれっきとしたダンパーでもあります。
閉まっていれば見えないところですが、敬意を表して「SHOWA」の赤いステッカーを貼ってあることはここだけの秘密です。
Posted at 2016/01/27 22:53:38 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2016年01月26日 イイね!

ゴミ箱を新調しました

ゴミ箱を新調しました段ボール箱や自治体指定のゴミ袋に直接放り込むスタイルで十分間に合っていたクルマ作業用のゴミ箱。

過去には使わなくなった台所用のゴミ箱も試したけど、ふたが付いているのが曲者で、溢れそうになる度に蓋で押し込んで入れるスタイルになってしまい、気が付けばお腹いっぱいで蓋が外れたりで面倒になり、結局は現在のスタイルに落ち着いていました。

今回入手したのは20リットルサイズのペール缶。」持ち運びに便利なように取っ手も付いています。

これなら蓋をする必要がないので押し込むこともないし、そもそも蓋がないから外れて困ることもない。それに複数あるから分別だって問題ない。

先ずはオイルとATFをきれいに洗うことから始めよう。
果たしてこのスタイルは定着するのだろうか。

Posted at 2016/01/26 20:33:18 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記

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「ピンクハウスのお財布を買いました http://cvw.jp/b/2541652/47594761/
何シテル?   03/16 23:31
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