こんばんは~
今日の車名にまつわる話は、トヨタカムリのOEM車のアルティスです。
「車名博物館」より。
ダイハツアルティスはトヨタから「カムリ」のOEM供給を受けて販売しているモデルです。
(↓の画像は先々代モデル)
アルティスは、英語で「高い地位」を意味するaltitudeからの造語。この言葉は山の「高さ」や天体の「高度」などを意味していて、数学では「垂直距離」の意味で用いられますが、階級では「高い地位」という意味があります。ダイハツではこの「高い地位」というニュアンスを抽出して、ダイハツのラインアップにおける最上級車(フラッグシップ)であることを表現した車名として採用しています。
altisという言葉は、実は歴史的にも高尚な地名です。古代ギリシャのオリンピアでゼウス神殿などが存在する中心部分「神域」をアルティスと呼びます。オリンピアでは紀元前776年から紀元393年まで約1000年にわたって4年に一度、ゼウス神に捧げるための競技会(古代オリンピック)が開催されました。ギリシャの都市国家(ポリス)から選手が集まり、夏の農閑期の5日間とその前後は戦争も中止されという。その神域には、ゼウス神殿や祭壇、競技者の宿舎などが建てられた。19世紀にオリンピア遺跡が発掘され、現在は世界遺産に登録されています。
ちなみに、この車とは関係はないですが、東南アジア地域で販売するカローラは、「カローラアルティス」の名前で呼ばれています。このアルティスは英語のaltitudinous(altiudeの形容詞で「高くそびえる」の意味)からの造語と説明しています。いずれにしてもアルティスとはなかなか格調高いネーミングだと言えます。
さて、今日のお話はいかがだったでしょうか?
ではまた~
Posted at 2017/02/20 20:28:47 | |
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