集中ドアロック不良の修理

左リアのドアロックがおかしくなりました。
キーレスを使用した場合、閉めることはできるのですが開けることができないのです。何度か動作確認すると、
・開けるときにモーターが回っている音は聞こえる
・閉めることはできる
とのことからおそらくアクチュエータのギアになんらかの原因があると推理。早速作業開始です。
まずは内張りをはがします。取っ手の付け根のネジを2本取って…

ドアハンドルの裏にあるネジもとってドアハンドルカバーもとります。

さらに、灰皿の後ろにもネジがあるので、灰皿も撤去します。あまり意識しなかったけど、灰皿があるあたり古い車ですね。。。昔汽車の手すりにによくこういうのついてたなー。

とか思いながら内張りをはがし、防水用のビニールも剥いだら問題のアクチュエータが見えました。写真中央左側、ドアの中にある黒いやつです。

外すとこんな感じ。
さぁ開けるかーと思ったら…溶着されていることがわかりました。古い車の場合ネジで閉じられていることもありますが、パジェロのは溶着でした。
側面の隙間にマイナスドライバーを入れてコンコン叩き、割っていきます。

分解するとギアがあります。写真左下にモーターがあって、そのモーターには左右に回転するギアがくっついています。このギアがモーターの回転に合わせて右へ左へと動き真ん中の大きなギアと噛み合う事でロック←→オープンとなるようです。そしてよく見るとそのギアのところに黒いゴミが詰まっています。

おそらくケースの隙間を埋めるためのゴムかなんかが経年劣化でちぎれたのでしょう。なくても機能的に問題なさそうなので取り除きます。
あとは瞬間接着剤でケースを閉めて、逆の手順で元の状態に戻すだけ。
動作テストも完璧でした。
自分で修理するとタダですが、部品交換となるとおそらく6000円から8000円くらいはすると思われます。
さらに開けてわかったことがあります。モーターがてっきりミニ四駆のやつみたいなのを想像していたのですが全然違いました。
モーターが逝ってしまったら部品交換しかないかもしれません。。。