DUNLOP LE MANS V 235/45 R18
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
ショップ作業 |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
DUNLOP LE MANS V 235/45 R18です。
130系純正タイヤは16インチと18インチがありますが、
サイズは純正18インチのものです。
ホイールも純正使用です。
交換前は同じくDUNLOP LE MANS LM704でした。
一世代前からの比較になります。
2
ルマンシリーズ。
元々はプレミアムセグメントでしたが、
ビューロ登場で、スポーツコンフォートに降りて、
ミディアムクラスになりました。中の上。
LM704には吸音スポンジが搭載されていましたが、
路面の状況をよく伝える振動と、
高速時にはロードノイズがあり、
スポーツタイヤに近い特性で
グリップしない(転がり特性がある)多少消音を低減させている、
減りの少ない固さのコンフォート性を持ち合わせてました。
プレミアムコンフォート自体が、コンフォートタイヤに
スポーツタイヤの様な操舵性やフィーリングを求める贅沢仕様ですから、
ミディアムクラスにすると、多少の不足が出てきます。
それでも、新東名走っていても素晴らしい安定性でしたので、
ハンドルに伝わるスポーティーな感覚は良かったです。
しかし、別れは突然やって来ます。
スタッドレスタイヤからサマータイヤに交換したところ、
後輪一本のサイドウォールに裂傷があるではありませんか。
3
縁石等に乗り上げた際に出来る裂傷
サンプルそのままですね。
カー用品店数件巡って、販売員さんに見てもらい、
コード切れは無さそうだから、まめにチェックすれば、
使えない訳ではない。との回答を数件。
サイドウォールは直す事は無いのが基本。時間の経過につれ、
固く傷んでいくものだから、劣化も含め交換を。との回答を1件。
いやいや、高速移動など長距離移動も常なので、
不安要素は払拭したい。4本交換する事に決めました。
4
さて、タイヤの選定。
ブリジストン レグノ
ダンロップ ビューロ
ダンロップ ルマン5
YOKOHAMAは4月より値上げで、三月中には値段定まらず除外。
ミシュラン ピレリは最初から選定外、
正直、セグメント分類も違うし、
固い位のイメージしかありませんでした。
国産信仰の賜物。
レグノの静粛性は至高、操舵性、品質全てで別格。
と伺ってましたが、
至高を選ぶとルマン5との価格差+4万円。
ビューロは上位モデルだが2009年発売と設計が古く、
ルマン5との価格差+2万円。
ルマン5は2017年2月発売の最新設計で
トレッドパターンも変わり、左右別パターン採用。
静粛性に新技術SHINOBI TECHNOLOGY採用。
ビューロに匹敵するかもしれない、と。
至高で不満を感じた時の取り返しのつかなさ、を考えて、レグノは除外。
ビューロとルマン5で、新設計を選びました。
5
ようやくルマン5プレビュー
まだ100km以内で一皮剥けていませんが、
走り出して幹線道路に出てすぐ判る、
LE MANS LM704と比べて圧倒的に静か。
言うなればロードノイズ対策のデッドニングを施したレベル。
AVS搭載車だと、ノーマルからスポーツに入れた時の、
弾力性を増して、路面からの振動をカットしている感覚。
サスの剛性を10%程度増した感じ。
ロードノイズは、気になるであろう中高音域を
イコライザーで意図的に下げて人間に聞き取りにくくした感じです。
静粛性は徹底されていると感じました。
操舵性はマイルドです。
転がり特性AAだけあり、スムーズに振動は吸収され、
スポーツタイヤや旧ルマンシリーズのような切れの良さはありません。
コンフォートタイヤの室内の快適性を突き詰めて、
騒音低減、振動低減、ハンドル操作をもマイルド、
路面からのグリップの感覚もシャットです。
全てにおいて柔らかくて静か、よく転がるエコタイヤ。
中長距離走らせるに最適の、
疲れの軽減になる遮音遮振動性能です。
元々が4年程度経過したタイヤとはいえ、
同じブランドでここまで進化したか、と感嘆しました。
また今までのルマンから、
大きくコンフォートに舵を切った製品と言えます。
昔、DUNLOP W1というスポーツタイヤを履いた時、
気持ちいい程のグリップと柔らかさ、案の定の短寿命で、
DUNLOPは、売りの特性の為に欠点を割り切る設計の
イメージがありました。
今も尚健在の様で、微笑ましく思いました。
今の国産タイヤは4-5年経過後も性能低下が緩やからしいので、
新品時の柔らかさ、しなやかさ、が現在のテクノロジーで
耐久性向上している筈です。ルマン5は長寿命も謳っていますから。
この静粛性なら、さらに長距離移動を楽しめそうです。
6
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1000km程走って、一皮剥けた感想。
グリップが徐々に上がってきてルマンLM704と
遜色無い程にトルクがロスせず伝わる感触になりました。
コンフォート志向と言いつつも、
ちゃんとグリップしてくれるのが嬉しい誤算。
さすが国産、さすがダンロップ
高速時のコーナリングや車線変更時のグリップ感が心地よいです。
シビックやMR2(SW20)を乗っていたので、
高性能=グリップ力の高いスポーツタイヤと
硬い足回りという志向を持ち続けていました。
しかし、ミドルセダンは余りあるパワーながら、
居住性、快適性、低振動、静粛性で疲れにくく、
高速道路での移動も快適、→高性能
というベクトルもあるんだなぁ。
と感心しました。
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