タイヤバランス調整

さて納車から4,000kmを超え、タイヤのバランス調整をやってみる。

やってきたのは知る人ぞ知る京葉サービス。前のNA8で何度かお世話になったお店。新車を買ったら早いうちに持ち込もうと思っていたところ。

前は検索しても電話帳しか引っかからなかったのに、いつのまにかFaceBookなど出来ていて、徐々に有名になりつつある。
だから予約は必須。

それでも店構えは相変わらずでひと安心。

挨拶もソコソコにさっそく作業開始。

NDは既に誰かが持ち込んだらしく、ウマを掛ける場所に悩むことなくスイスイとホイールが外れる。
それでも、ブレーキキャリパー周りの作りがしょぼい、とか195じゃ細すぎるんじゃない？　とか、お店の人も興味津々。

で、具体的に何をするかといえば、タイヤの真円度の調整、ということになる。

タイヤもホイールも製造交差、走行による歪みなどで偏心している。そのまま走れば当然、振動が出る。

何せ車の二大ムービングパーツな上に直接路面に接しているので、他のどのパーツよりも走りへの影響は大きい。

ここがダメだと何をイジっても良くはならず、その上で走りやセッティングを語ってもトンチンカンなことに。

そこで、タイヤとホイール、それぞれの偏心を打ち消すようにタイヤを組み直すと縦ブレが減る、という理屈らしい。
写真は回転の具合を見て、何度か組み直しているところ。

また、横ブレを減らす工夫もあるのだろうが、これは聞きそびれた。

作業の前と後で回転の具合を見ると、素人目にもタイヤのトレッド面の縦ブレ、横ブレが目に見えて減っているのがわかる。

バランスウェイトだけでは決してこうはならないらしい。やはり最初の過程がしっかりしていないと、後からの過程でカバーするのは容易ではないということだ。

また、写真はヤスリで削っている図だが、これはトレッド面の潰れグセを馴らしているところ。決して削りだけで直しているわけではない。

潰れグセといえば、「タイヤがダメだね〜」というお言葉をいただいた。

新車というのは、低い空気圧のまま放置されている時間が意外と長いらしい。

１週間も経つと潰れグセが付いて、走ると振動が出るようになるというので、あまり乗らない場合は空気圧を高めにして保存し、走る前に調整するといいという。

そういえばいつだったか、うっかり保存用の高めの空気圧のまま、ここへ来て怒られたことがある

組み上がった後、試走をさせてもらう。

違いははっきりわかる。
今まではガラゴロと台車を転がしていたような感触だったのが（これとて今までは気付かなかった）、板の上を消しゴムをツーッと滑らせているような感触になる。

路面からの衝撃よりももっと周期の早い、細かい振動が消えて、タイヤが跳ねなくなるので、タイヤが路面に食いつくような感じになる。
そして車速が上がるほど、この傾向が強くなる。

新車だしノーマルサスにノーマルシートだからどうかな、と思っていたが、正直ここまで変わるとは思わなかった。

今回はタイヤ組み換え工賃のみ￥21，600
高速で車がフラつく、といって車高調を入れる前に、試してみる価値はあると思う。