MINI原人の深林道探索計画 RINDO TREK - Deep Obira Nine

林道、それは最後のフロンティア。そこには原人の想像を絶する新しい文明、新しい生命が待ち受けているに違いない。これは原人最初の試みとして、調査旅行に飛び出した中古車 FITさん号の驚異に満ちた物語である。　

留萌市、増毛町の林道探査をほぼ終了したMINI原人はいま新たな調査旅行に赴こうとしている。　



627.3 km²という広大な小平町の林道探査である。　これは東京都区部の面積619 km²より広い。広大な小平町にはかなりの数の林道があり、それらを枚挙してもほとんど位置関係が理解できない。

以前から述べているように「林道は河川沿いに作成される」。　沢沿いには谷・平地があり、地形的に農地や林道を造りやすいからだ。　林道名も河川名がそのままついていることが多い。　従って、小平町の林道を調べる前には河川について調べることが重要である。



小平町には主として９つの河川水系がある。　北から順番に
①　茶俊内川（ちゃしゅんないがわ）水系
②　千松川（せんまつがわ）水系
③　温寧川（おんねがわ）水系
④　番屋沢・蛇ノ目沢川（ばんやさわ・じゃのめさわがわ）水系
⑤　小椴子川（ことどっこがわ）水系
⑥　大椴子川（おおとどっこがわ）水系
⑦　鬼泊川（おにとまりがわ）水系
⑧　小平蘂川（おびらしべがわ）水系
⑨　臼谷ノ沢川（うすやのさわがわ）水系

の九つである。　原人はこれを STAR TREK Deep Space Nineをもじって
おかりしました。

DEEP OBIRA NINE （ディープ・オビラ・ナイン）と命名することにした。

小平町はこわれた軽トラックのような形をしており、運転席部分には①～⑦の水系が、荷台部分は⑧の小平蘂川水系が大地を潤している。　荷台の荷物としては苫前町に河口を持つ三毛別川水系と古丹別川水系が載っている。　⑨臼谷ノ沢川水系はフロントバンパーだ。

これらの水系には支流河川があり、その各支流ほとんどすべてに林道が敷設されている。

それら支流を図示すると、下図のようになる。


この図つくるの結構、大変でした。　ふう（;￣ー￣A

おかりしました。

特に大きな水系である　⑧小平蘂川　では北側に短い支流がいくつも流れ込み、それらに林道がついている。　南側では 折真布（おれまっぷ）川、沖内（おきない）・ポン沖内川、下記念別沢（しもきねんべつさわ）川、中記念別沢川、上記念別川、小平蘂川源流など大きな支流河川があり、それらにさらに支流があって林道がそれぞれに敷設されているというわけだ。

今後MINI原人はこの河川地図をもとに林道探索計画を系統的に建てていくつもりである。
まだまだ顔の黒いひとの餌食になるわけにはいかないですね(笑)。