ATF圧送交換

前回交換は2016年4月上旬で、丁度一年前です。交換後の走行距離は1万5000キロ程。
SB型の５速ATはATFの劣化・汚れに敏感過ぎで滑りや変速ショックが起きやすいです。
私は普段使いが通勤で市街地走行の割合がとても多いので、過去の交換時の状態を勘案して、この時期にATF交換をすることにしています。
今までは、アイシンATF＋を使用して来ましたが、ミン友さんのしたたかさんが、バルボリンを使用して結果良好との話なので、此方を使用します。全合成ですので耐久性にも期待します。

今日は作業条件が春にしては良く、外作業です。風が強い日や、ホコリっぽい所ではやらない方が良いと思います。

私が実施する方法は、一般的なチェンジャー等で抜き入れ繰り返しながら行う循環方法ではなく、ATFクーラーからミッションへ戻るATF経路からの吐出で交換を行う、圧送交換になります。この経路の途中にマグネファインフィルターをかましておりますので、フィルターに接続しているホースを使用して簡単にATFを抜くことができます。
新しいATFは、オイルレベルゲージから投入になりますが、エンジンルームの奥底ですので、長いホースとジョウゴが必要です。

準備においては、エアクリーナー周り外さないとオイルレベルゲージに到達できませんが、エンジン始動しないといけませんので始動に差し障り無い程度に仮復旧します。
作業ではエンジンの始動・停止を10回程度は行います。バッテリーの状態は万全な方が良いと思います。
エンジン始動後一分程度でオイルの排出が途切れ、エアが出始めます。ここでエンジン停止です。

排出中
辛うじて赤みが確認出来ますが、ドス黒です。サラッとした感じでなく、ドロっとと言った感じでしょうか。こんな状態が良い訳が無い。

1回目排出のモノと新油比較。新油はサラッとしています。
なお、大体2リッター程度排出ですので、ペットボトルで同じ量の新油を量りながら抜いた量を入れる作業を繰り返します。

作業繰り返し、5回目位から色味少し変わりました。

だんだん明るい色になってきます。多分作業8回目位です。右が新油です。

１１回で新油使いきりました。

この後、オイルレベルチェックと外した部品の復旧、ECUリセットで作業完了です。

走行感は交換前とは比較にならない程の良い上質な感じになります。ギクシャク等は全く有りません。

メンテナンスって重要です。