前回のエッセイでは、酒を飲まない唯一の友達を紹介しましたが、もう一人いました、学友のI君です。
こいし(私)が、ひいひい言って就職試験に駆けずり回っている頃はもう、美術部の後輩と、スケッチ旅行などを楽しんでいました。
それはさておき、I君には二つの趣味があって、その一つは「日本コーヒー文化学会」に所属し、コーヒーに関する講演を聴いたり、仲間と味わうことです。
こいしはコーヒーを飲みません。ですけれど、日本酒は毎日です。
先日の朝刊に、政府の税務調査会が「日本酒を減税するとの答申案を出した」と、ありがたい記事が載っていました。ですが、その不足分を補填するため、他の酒類は増税だと。
無駄遣いを、ほんの少し省けば、その必要はないと思うのですが。
話がそれました、I君の話に戻します。
もう一つは写真撮影です。ここ数年、I君が所属する、写真連盟の支部が催す写真展へ、こいし、行っています。そして見ながら、いつもこう思うのです。
「学生の頃のI君の油絵は、色彩と構図がとても良かった。写真はそれに加えて着眼点が良い、表現したい気持ちが伝わる」と。
その季節が近づいてきたので、様子を聞きました。すると写真連盟は今までどおりだが、支部は退会したとのこと。
それは本人の意志なので、どうこう言えません。であっても、撮った写真は見てみたい、その気持ちをメールに託し、一週間後、I君の街にある、今流行の喫茶店で落ち合い、そして早々、疑問を聞きました。
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2016/12/22 11:43:14