無事に路上に乗り出すことが出来たビガーですが、その後も少しずつですが、各部のリセットは続きました。
以前に投稿したエアコンの不具合もそのうちの一つです。(‘無知Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ’参照)
1. エンジンマウント
納整の際に指摘を受けたのですが、エンジンマウントにけっこうなひび割れが見て取れるそうです。
これについては、目視によるものなので、果たして表面的なものに過ぎないのか、より深刻な状態なのかは不明。
当然、HMには在庫無し。
また、CC2は、より進化した液封マウントのため、流用は難しいかと思われます。
方法としては、ジャンク品のマウントでもあれば、それを元に硬度を調整したマウント強化ウレタンを流し込むという手もありますが、これもまた入手が難しい。
オリジナルを加工するという手もありますが、一度に処理しようとすると、場合によってはエンジンを下ろさなければなりません。
現実的には、マウントを一つずつ処理していくのが最善かと。
ただし、今度は工賃が心配です。
最低でも、3日はピットを占有するわけですし、それを三回も繰り返さなくちゃいけない…。
というわけで、加工ベースが見つかるまで、暫し棚上げすることになりました。
2. PWスイッチ
ある夜のこと、ビガーの窓を開けようとしてPWスイッチ周りに目を向けると、スイッチノブが光ってます…二つだけ?
「なぁーんだ、玉切れか」(チガウ チガウ)
このユニット、非分解式のアッシーパーツでした。
さっそく、オークションで調達するも、同じように前二つが光りません。
原因を特定するためにも、バックパネルを開けちゃいました。
なんと、ノブの一つ一つにプリント配線されたリボン状のセル板が繋がっており、そのリボン?が経年劣化により粉々になってます。
今度は、事前に出品者に質問してからにしました。
回答 「動作確認はしましたが、点灯確認はしておりません。」
正直に話してくれましたので、ココで買うことにしました(笑)。
結果は、ご覧の通りです!
3. アルミホイール
ビガーのPCDは、114.3×4Hという、今ではとてもレアなスペックです。
いいえ、昔もレアでした(笑)。
オフセットが+50以上のFF車に対応したスペックのホイールは、皆無に近かったと思います。
ところで、うちのビガーは、アルミどころかスチールホイールに傷だらけのホイールキャップ。
なんとかせねば。
そこで思い出したのが、CF系アコードのYOPだったBBSホイール。
ご存知の方でしたら、もはや定番かと思います。
他に、インテ96R用(エンケイ製)というのも有りますね。
今回、リペア前提で入手したものの、リム外周部の塗装という凝ったディティールのために、けっこうな出費を余儀なくされました。
合わせて、タイヤも新調しました。
銘柄は、トーヨープロクセスCF2。
クルマにも、環境にも優しいタイヤです。
4. ドアミラー
うちのビガーのドアミラーは、‘手動’格納式でした。
おかげで、そこに起因するトラブルとは無縁だと考えておりました。
ところが、いつものように駐車場に停めた際にミラーを倒すと、ポロポロと何やら落ちてくるものが。
それは、ミラーのストッパーが砕け散った瞬間でした。
グラグラです。
たまたま、同色の出品があったのでゲット。
これです。
当然、電格仕様(笑)。
ミラーボディは、手動式のものと全く同一でした。
カプラーが一個多いのは、電格用の配線かと思います。
この件について、学んだことが一つ。
動くからといって、動かしちゃいけないものもあるってこと。
以前、トヨタ2000GTのオーナーの方が、リトラクタブルヘッドライトを開けるのをためらっていたことを思い出しました。
話のスケールが違い過ぎますけど。
ブレも手動式ですが、この日以来畳むのをやめました。
きっと、これからもこうしたリペア作業は続くことでしょう。
確かに、いっとき憂鬱な気分に陥ることもありますが、クルマが復活すると、もう少し頑張ろうかなって…。
旧車乗りの方なら、皆同じ気持ちかと思います。
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Posted at
2016/07/17 08:03:33