アヴァンシアというクルマは、摩訶不思議な存在です。
気になる…としか言いようがないんですけどね(笑)。
なかでも‘ヌーベルバーグ’。
‘アブソルート’に先立つこと二ヶ月。
鷹栖で鍛えられた足には大いに興味をそそられましたが、当時はそれを経験する機会に恵まれませんでした。
ルーツは、‘アコードエアロデッキ’。
異論はあるかと思いますが、日本においてスポーツワゴンの先駆的存在である事には違いありません。
アヴァンシアのコンセプトは4ドアクラブデッキですから。
勝手な思い込みで、不人気車のイメージがあったのですが、想像していたよりも売れていたようですね。
かといって商業的には成功したとは言い難いにもかかわらず、懲りもせずにRBオデッセイにジェイドと…。
これって、確信犯?
社内に脈々と受け継がれるスポーツワゴン好きの血筋でも存在するのでしょうか。
本当に摩訶不思議な存在です。
ウチのアヴァンシアを初めて目にしたのは、昨年の9月末。
ザッツの12検上がりをディーラーに受け取りに行った時の事です。
敷地の片隅にポツンと。
しばらく眺めていると、長い付き合いの店長が笑いながら話しかけてきました。
店長 「目ざといですねぇ。」
パパ 「点検ですか?」
店長 「一応下取りです。わずかですけど、HMから下取り支援が出てるので。」
パパ 「一応?」
店長 「うーん、実質使用済みですね。この状態だと架修費がかかり過ぎて売り物になりませんか ら。ここだけの話、査定もしてません(笑)」
パパ 「じゃあ、買えるの?」
店長 「え?えーっ!?!」
居合わせた他の従業員からも、やめましょうオーラがひしひしと。
あらためて現車を見ると、確かにボロボロ。
バンパー四隅はガリガリ、ボディ全体にわたって洗車機のブラシ傷。
リヤのホイールアーチは、削れて地金が見えてました。
ヘッドライトもフォグもくすんで真黄色、テールライトは割れて透明の梱包テープが重ね貼りされてる始末。
テールゲートのエッジは、捲れ上がってひどい有様。
走行距離は、おおよそ68,000km。
ワンオーナーとの事でしたが、乗る人次第でこんなになってしまうんですね。
無残な姿を残しているのは、タイトル画像とこれのみです。
渋る店長をボディだけでもと、無理やり説き伏せて見積もりを依頼。
後日、店長より連絡が有り、「なんとかしますよ(笑)」って!
前後バンパーとリヤフェンダーはリペイント。
テールゲートは、新古品が運良く見つかり、交換。
あとは磨きだけでいけそうとの事。
全て外注に出すので、儲けは実質登録手数料のみとなり微々たるもののはず。
店長、ごめんなさい。
それから一ヶ月。
サルベージは難航していたようで、店長より入電。
見積もりが修正されました。
ボディの傷みが想定以上だったようです。
といっても、上積みはチョビッと。
店長、ありがとうございます。
納車は、その数日後でした。
クルマは、ピカピカに。
見違えましたよ。
泥だらけだった室内も、撤去をお願いしていたオンダッシュナビの取り付け跡も綺麗になってました。
さらに嬉しいサプライズもありましたが、それはまたいずれ。
店長 「出来るのはここまでです(笑)}
分かってますよ、店長。
PS.GWネタを一つ。
昨日は、あきくんとプラレール博へ。
彼のお目当てはプラレールですが、私のお目当ては会場限定品。
タカラトミーという事で、当然トミカも有ります。
今回、唯一のホンダ車でした。
通常品の仕上がりとは別物のよう。
気のせい?
あれほど気になっていた開閉式のボンネットのフィッティングも良好です。
マットブラックのルーフの塗り分けが、とてもシャープでいけてます。
気になる方はぜひ。
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Posted at
2017/05/04 16:31:30