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2017年02月03日 イイね!

次なる十年の計 ~第十話~

次なる十年の計 ~第十話~第九話からの続きです)

新しいカーライフ拠点(※一般的には生活拠点という 笑)を設けるにあたり、私が絶対に譲れなかった車庫周りのユニークな要件。その非常識さたるや、当の本人でさえ「こだわり」と表現するのは忍びなく、もはや「ワガママ」というべき難題ばかり(笑)。

これらを鼻で笑うどころか、真正面から真摯に向き合い、プロらしい見事な解決策を提示してきた4つの業者さんの中から、私たちは家の外観や費用、納期などを総合的に勘案し、エレガントな佇まいが特徴の某国産ハウスメーカーさんと仮契約をしたのです。
時あたかも2016年の夏、大幅改良を受けた新型アクセラが世に出回り始め、「GVC効果がわかる/わからない」と物議を醸していた頃でした。
(そういえば、忙しくてなかなか試乗に行けなかったなぁ・・・)

というわけで、申年の終わりとともにフェードアウトするかに思えたこのシリーズ、どっこいまだまだ続きます^m^。
今回は、仮契約締結から地鎮祭までのお話。

この4ヶ月間、私たちはほぼ週一のペースで先方との打ち合わせを重ね、間取りの詳細仕様や内外装のカラースキームなど、様々な項目を詰めていったのです。
おそらく、ここで要する時間や手間は建売住宅系と注文住宅系とで大きく違ってくるはずで、私が突き付けた数々の特殊要件のせいで必然的に後者を選ぶことになった我が家では、何度も何度も入念な打ち合わせを重ねる必要がありました。

ところが、世の中的には「楽しい」過程となるはずの幾度の打ち合わせも、こと私に限っていえば、ここに様々な要因や事情が複雑に絡み合ってしまった結果、本来であれば「夢の」とか「憧れの」といった枕詞が付くはずの一大プロジェクトにもかかわらず、必ずしも気分の良いプロセスとはならなかったのです。
原因は・・・2つの大きな「予定外」「予想外」

まず、「予定外」だったのは、父の健康状態の悪化。
ここ2年くらいは比較的安定していた父の体調が、私が仮契約にサインした頃から俄かに悪化し、なんとここで新たな疾病が判明する事態に(+_+)。これが元で盆明けと晩秋の2度にわたって緊急入院するハメになったし、退院中も週一回以上の通院加療が必要となったのです。
この結果、私の通院サポート頻度は従来の1~2回/月から5~6回/月へと急増し、週休3日態勢での緊急対応を余儀なくされたため、週末の打ち合わせに臨む頃にはかなりの疲労が蓄積していたのですね。
さらに追い討ちをかけるように残念だったのが、父の2度目の入院が地鎮祭前日の出来事だったこと。
本当にギリギリのタイミングで父の列席が叶わなかったんですよねぇ・・・。
もちろん、当日の写真を病床に持参して報告はしましたけど、大きな脱力感は否めませんでした。

次に、「予想外」だったのは、先方との打ち合わせの非効率さ。
ま、私自身が自分の担当エリア以外には殆ど関心がなく、明確な方向性を持ち合わせていなかったことや、嫁さんが(私ほど)即断即決をしない慎重派であることは幾らか差し引かないといけませんが、それにしても、全体を通じて進捗管理の甘さが目に余りました。
毎回毎回、これから話し合う内容やゴールイメージを最初に擦り合わせることなく、ダラダラと掛け合いが始まるので、内装カタログやサンプル品を何時間も眺め回した挙句、ただただ話が発散する一方で、大した結論が導き出せないこともしばしば(-_-)。
この結果、地鎮祭/着工時はおろか、上棟時(=完成の2ヶ月前)に至っても、内装の詳細仕様が未確定という惨状。いわんやトータル費用をや・・・なのであります。
(そんなのでイイのか?)
もっとも、全く初めての経験で「n数=1」ゆえ、これだけで一概に是非を決め付けることはできないのですが。

こうした「予定外」と「予想外」のピークが図らずも折り重なってしまった地鎮祭の前後が、今振り返れば、この”申年プロジェクト”最大のピンチでしたね。
なぜって、そもそも当プロジェクトのサブの目的には、私たちが実家近くに移り住むことで、両親のサポート負担を低減する狙いがあったというのに、その完成を待たずして父の健康状態が悪化し、一時的にせよ私たちの負担が増大してしまうという、なんとも皮肉な展開となったわけですから。

「なんてこった・・・」
私は実家と病院の間を忙しく行き交って、父の緊急入院という大混乱と動揺を収束させながら、担当医とは今後の父の治療方針についてシビアな話し合いを行い、その一方では、遅々として進まない新築の打ち合わせに苛立ちを募らせるという、かつてない極度のストレス状態と戦っていたわけです。
そうそう、「家が完成した頃にはサポートすべき親が・・・」なんて、シャレにならない最悪のシナリオが目の前をちらつき始めたのも、この頃でした。

そんな苦境をなんとか乗り越えて、現在のように落ち着きを取り戻せた要因は、父の奇跡的な回復&再退院劇であったり、家の完成を心待ちにしている家族の笑顔であったり、カーライフの充実に対する私自身の期待感であったり。
でも、一番大きかったのは「今さら後戻りはできない」という開き直りであり、「つべこべ言わずに今できるベストを尽くそう」という前向きな思考だったかもしれません。

序でにいうと・・・
何かと問題含みに見えた打ち合わせプロセスに関しても、真因の分析も交えて私がダイレクトに苦言を呈した結果、現在は営業責任者の方が自ら事態収拾に乗り出してくれているので、残り2ヶ月間での心証の挽回を大いに期待しているところです^m^

第十一話につづく)
Posted at 2017/02/04 00:14:26 | コメント(2) | トラックバック(0) | 隠れ家の新プロジェクト | 日記

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小学生の時代に到来したスーパーカーブームがほぼ終わりかけた頃、極めて身近な存在だった国産車、とりわけ強烈な個性が滲み出る'50s~'60sの旧車に強い興味を持っ...
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