カタカナ題名が続いて、だんだん連想ゲームのワンワンコーナーのようになってきましたね・・・
(って、若い人には皆目わからんか)
今回の
ガラガラ、グラグラは、我が家のカーライフにまつわる話です。
一世一代の「申年プロジェクト」の進行に従って、春先に約10年ぶりに拠点を一新するという大鉈を振るったばかりか、初秋には父が所有していたアクセラXDを引き継ぐ急展開まで加わって、我が家のカーライフには有史以来?の大きな変化が訪れています。
そのインパクトの大きさたるや、ホームタウン周南に舞い戻った直後、驚くべき早業でベリーサとボンゴフレンディを調達して生涯初の三台体制を敷いた10年前の劇的な変化さえ、遠く霞んでしまうくらい(^^;)。
(もちろん、予算規模も桁違いに違ってますけどね 苦笑)
構想段階から足掛け3年を要した申年プロジェクト。
曲がりなりにも計画を完遂した現在、その唯一かつ最大の成果物である“新カーライフ拠点”を首謀者の私なりに評価すると、日常的に面倒を見るクルマの台数こそ不変だったものの、宿願のインナーガレージを核としたガレージスペースの拡大と多彩な導線確保は目論見通りだったといえるし、狭い急坂の中腹から市街地中心部へという大幅な居住環境の刷新は、家族や両親(当時)にとっても大変意義深いものとなり、大いに達成感を味わっているところです。
また、マイカー目線で見ても、青空駐車組はカーポートへ、カーポート組はビルトインガレージへと各車それぞれに昇格を果たし、以前に比べて保管条件やメンテナンスの効率が格段に向上したことは、大きな処遇改善といえます。
ま、世の中上を見ればキリがありませんが、与えられた環境下ではほぼベストな形を実現できたとは思っているんですよ(^^)。
ただ
全4台がオール車検年!という大変有難くない巡り合わせも併せて、ここまでの激動の9ヶ月間を振り返ってみると、あくまで相対的な印象ながら、やや存在感の薄いクルマが1台、浮かび上がってきます。
えっ、そんな存在あったっけ・・?
独特の派手な外観にマッチした居場所をやっと得たRX-7?
10年目のダンパーリフレッシュで走りのキレが蘇ったビアンテ??
MAZDASPEEDのNewシューズに履き替えたアクセラXD???
いいえ。
残ったのは・・・
嫁さんデミオですねぇ。
実をいうと、前述した処遇改善の恩恵話もこのデミオだけは限定的で、今も昔もカーポート暮らしは変わらず。たしかに、縦長カーポートの先頭から鼻先がビミョーにはみ出し、常に風・雨・雪を正面から受け止めていた以前と比べれば、幅広カーポートの下に全方位余裕で収まっている現在の方が明らかにベターといえますが、いかんせん地味な改善だという印象は拭えません(^^;)。
でも、存在感が希薄になってしまった理由はそれではありません。
真因は紛れもなく私自身の
浮気心。
まずは正月早々、実家のアクセラでシートヒーターの快適さに目覚め、これを標準装備する最新型のデミオやCX-3に触手を伸ばしかけたのが発端。
その次は、多忙のため5月にずれ込んだ6ヶ月点検時、代車で半日間借用したデミオXD(ディーゼル)の余力溢れる走りに、嫁さんが甚く感動。
基本クルマには無頓着なはずの嫁さんが、買い物から帰ってくるなり「思い通りに軽々と走った!」と興奮気味に語ったシーンは、未だに印象に残っています。
こうして、シートヒーターのみならず、初期型ガソリンモデルに未設定だったBSM(ブラインド・スポット・モニター)やLDWS(レーン・デパーチャー・ワーニング)の先進安全デバイスも含め、現行モデルに対する明らかな装備水準の見劣り、そして、XDを体験してしまったがために、余力に乏しいSKYACTIV-G 1.3のストレスシーンが際立つ展開となり、一時は車検を受けない選択肢も真剣に考えたほどでした。
結果的には、ズシリと重たい住宅ローンを背負った現実に引き戻され(笑)、秘かに狙っていた3年での買い換えを断念し、初回車検に出すことにしたものの、これくらいで完全に熱が冷める私でないことは、過去の突発的な購入歴が何より物語っています。
そう・・・
熱しにくいけど、冷めにくいのです(爆)。
すぐさま私は返す刀で、初車検の代車にまたもデミオXDを指名。
ここで5月の感動を再現して、あらためて夫婦双方の買い替えムードを高めていく・・・そんなシナリオを描いていたわけです。
ところが
そんな淡い筋書きが脆くも崩れる事態が起きてしまいます。
主人公は、以前に
整備手帳でも紹介した通り、まるで我が家のマイカーの如く、アウターガレージの一角に収まっているソウルレッドのデミオXD。
先のGW連休中に予期せぬ感動をもたらした
ディープクリスタルブルーのXDと同様、今回も素晴らしい走りのパフォーマンスを期待していたのに、あろうことかこのソウルレッドのXD、私にも嫁さんにも、全く別の部分で決定的な悪印象を残してしまったのです。
それは、
エンジン騒音があまりにも大きかったこと(-_-;)
ちなみにこれは走行中ではなくて、エンジン始動直後や信号待ちの停車時の話。
アイドリング回転数+αの領域において、思わず顔をしかめてしまうくらいに車内が賑やかで、買い換え推進派の私でさえ、不快に感じてしまったのです。
無論、隣りに佇むアクセラXDとの比較ではないし、今さら我が家の13S・ガソリン車を引き合いに出したわけでもないことは予め断っておきます。
個体差? 不具合? それともアイドルアップの影響?
(※ずっとi-stopが機能していたのでDPF再生の影響ではないはず)
理由は定かではありませんが、兎にも角にも、前回借用したデミオXDでは全く気にならなかったエンジン音がやたらと耳に付き、今回は全くの許容範囲「外」と感じてしまったのですね。
昼間、意気揚々と娘を連れて買い物に出掛けた嫁さんから全くコメントがなく、後日あらためて水を向けると、「実は音が気になった」との残念な印象が。
やはりそうだったか・・・
とくに今回は、僅か半日間の借用にもかかわらず、13S車内の荷物や小物までを完全移植。我が家における日常使いに限りなく近い状態を再現し、XD購入後の正確なシミュレーションを試みるという気合いの入れようだっただけに、このダメ出しは余計にショックでした。
この落胆にさらに追い討ちをかけたのが、代車返却直後の出来事。
車検上がりの我が家の13Sに乗り換え、ディーラーを後にした私は走り出した途端、そのリニアで軽快なレスポンスにあらためて気付かされ、すっかり覚醒。
掛け値なしに、ついさっきまで運転していたトルクフルなXDよりも遥かに気持ち良く感じたのです。
もちろん、最近は13Sの余力のなさを嘆くことの多い私ですから、この好パフォーマンスが「軽負荷かつ平坦路」という限定的条件で生み出されたことは百も承知。
でも、その乾坤一擲のパフォーマンスが今でもなかなか侮りがたいことを再認識したのは、短時間に連続してXDと13Sの両車を乗り比べられたからでしょう。
それに・・・
もしかすると、先日のアクセラXDの検証走行で、家族フル乗車での帰省ドライブには「極めて不利」と失格の烙印を押されたデミオ13Sが、ささやかな抵抗を示したのかもしれません(^^;)。
ということで、まさかのガラガラ(騒音)のせいで、方向性を定めていたはずの私の心(シナリオ)もグラグラ・・・ときたわけです。
しかーし
これで一連の浮気話も完全ノーサイドとなったかといえば、さにあらず。
なんと、私の心の迷いを察した”罪な”担当セールス氏が、車検中の我が家の13Sをきっちり査定。
3年落ち車としては破格といえる三桁の下取り額を提示してくれたのです!!!
これなら、CX-3のガソリン車まで視野に入るかも!?!?
うーん、これは・・・
もう何ラウンドも続きそうな雰囲気デス(爆)。