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イイね!
2009年05月28日

「 死闘!! 神よガミラスのために泣け!! 」#151



「アナライザー、大事なことだ。分析結果をもう一度言ってくれ。大気と海の成分は何だ?」
「リュウサンニヨクニタ キョウサンセイノ エキタイデス ドンナキンゾクデモ トカシテシマイマス」
「古代!見ろ、第三艦橋が溶け落ちた。艦底もかなり腐食されているぞ」
「爆雷襲撃!」

ヤマトの外は嵐だ。強酸性の雨が吹き荒れている。
視界も悪く、レーダーの精度も落ちている。ヤマトは溶け始めていた。

「下降だ!島!下降旋回!」

爆雷の筋を縫うようにヤマトは逃げる。
しかし下降するヤマトを待ち受けているのは濃硫酸の海だ。逃げ場はない。

「くそ~。俺たちの頭を抑えて、濃硫酸の海へ突き落とす気だぜ」


西暦2200年3月27日。
ヤマトはガミラス本星の海にいた。
地球から14万8千光年を隔てた大マゼラン雲。そこにある双子星の一つガミラスは、地球を遊星爆弾で攻撃し放射能を充満させ、地球人類の絶滅まで、あと1年と追い込んだ。放射能を除去する装置は双子星の一つイスカンダルにある。

地球で最初の高速を突破した宇宙戦艦ヤマトは、放射能除去装置を獲得するために、イスカンダルへと旅立った。

だが到着直前、ヤマトはガミラス本星の虜となってしまった。

ガミラスは古い星である。
その地下は長い間の浸食で大きな空洞になっている。地殻は硫化現象が進み、有毒な硫酸星溶岩が膿のように溜まっていた。この硫酸溶岩の影響でガミラスの地底界は、全てを腐らせる強酸性の海であった。
ヤマトはここに捉えられていた。


「第三号基地、爆雷発射します」
「続いて第七号基地、発射」
「二発ヤマトに命中!ヤマト0時の方向に旋回します」
「第六号基地、迎撃せよ」
「左舷に命中、第六号基地全弾発射します」

デスラーは仁王立ちになって報告を聞きながら、幾つものモニターを睨みつけていた。

「手ぬるい!敵はヤマトだ。本土決戦なのだ。撃って撃って撃ちまくれ!ヤマトの頭上を火の海にしろ!」

硫酸の嵐はガミラスの変圧装置により、人工的に引き起こされているのであった。


「いいぞ。強酸の海をたぎらせておけ。ヤマトを撃ち落として跡形もなくとろかしてやる」
「総統!現況は有利です。一息入れられては・・・」

副総統のヒスの運んで来た飲み物をデスラーは払い落とし、ヒスを睨みつけた。

「私は戦争をしているのだよ、副総統。私の一番楽しい時間をくだらん飲み物で邪魔しないでくれたまえ」



ブログ一覧 | 音楽/映画/テレビ
Posted at 2009/05/28 07:44:35

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この記事へのコメント

2009年5月28日 9:19
「本土決戦」の言葉にデスラーの強い意志を感じますね。

このストーリー辺りからデスラーが単なる悪者と云うイメージから変化していった感じが出てきてると思います。

デスラーもガミラス人民の為に、ヤマトも地球人類の為に…

それにしても…声優の伊武雅之(雅刀)さん、いい仕事がハマってます(^ ^)b
コメントへの返答
2009年5月28日 20:56

いよいよ「本土決戦」です。

デスラーとかの画像(絵)も最初のころとずいぶん変わってきています。キャラもちょっと変わってきたような・・・

伊武さんの声、渋くてかっこいいですね。


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