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2009年02月14日 イイね!

「 突撃!! バラノドン特攻隊! 」#106


「やった!」

カノン砲は命中した。目標はバラバラに飛び散り、爆発したように見える。

「なんだ、これは?」

飛び散ったと思われた物体は、ひとつ、またひとつと合体し、再び大きな塊になっていく。

「元に戻った・・・。ダメだ、効き目がないぞ!」
「奴らは命中しても分解するだけで、また合体するんだ」
「またあいつらに突っ込まれたら、ヤマトはどうなるか分からんぞ」

そう言う間にもバラノドンは合体をくり返し、ゲールのイメージした怪獣の形に変形した。

「一体にまとまったぞ」
「ありゃ、今までよりデッカイぞ」

ビデオパネルを見上げていた佐渡も声を上げた。

「どうする、逃げるのか?」
「もう、間に合わん」

バラノドンが目の前に迫っている。

「よし、波動砲を撃つ!」
「しかしワープした直後だぞ。船の安全のためにそりゃ・・・」

徳川はヤマトへの影響が心配だった。

「今はたとえ船に支障があっても、このピンチを切り抜けることが先です。自分が責任をとります。どうかやらせて下さい。お願いします」

古代の声に島が言った。

「よし、やってみよう!」
「やろうぜ、古代!」

真田も続いた。

「わかった。波動砲に懸けよう」

徳川がそう言った時、ヤマトクルーの気持ちはひとつになった。

「エネルギー充填プラス100、エネルギー弁閉鎖、エネルギー圧力プラス200」
「セーフティーロック解除。発射15秒前。対閃光対ショック防御」

波動砲のエネルギーが集まる。

「軸線修正、右へ3度。よし、軸線に乗った。真っ正面だ!」

古代の手に力がこもる。

「発射!」

巨大な閃光の中に、目の前に迫っていたバラノドンの姿は見えなくなった。

「波動砲だ、波動砲に・・・くそ~、くそ~、くそ~!」

バラノドンは消滅した。しかしヤマトも無事ではなかった。

「工場長!装甲板に、また亀裂が入りました」
「ワープの後じゃったからな、波動砲の反動で影響が出てしまったんじゃ・・・」

徳川はハッチから機関室に戻っていった。

「ん・・・」
「タスカッタ カンチョウ タスカッタ」

ずっと沖田を見守っていたアナライザーが大きな声を上げた。
 
「タスカッタ カンチョウガ タスカッタ・・・」

ヤマトのクルーはアナライザーの報告に、医務室に集まってきた。

「みんな・・・良くやってくれたな」
「艦長、申し訳ありません。自分の勝手な判断で船を損傷させてしまいました」
「古代、よく船をまとめて、難関を乗り切ってくれた」

沖田の横には古代、島が呼ばれていた。佐渡と雪、それにアナライザーも見守っている。

「獅子は我が子を千尋の谷に落として、試練の機会を与えると言うが、古代、君は今その谷底から這い上がってきたんだ。傷ついて当たり前だよ。傷ついた体は治せば良い。ありがとう」

沖田はそう言うと目を閉じた。

「さ、艦長、もう寝なきゃ」

佐渡の声に、アナライザーが沖田のベッドを移動し始めた。


「波動砲でやられただと?馬鹿者!」

バラン星ではドメルの前でゲールが小さくなっていた。

「そんなことは初めからわかりきったことだ。模型のヤマトを爆破できたからと言って、そんなものが実践で役に立つと思っていたのか!愚か者めが!」


地球とイスカンダルの中間点、バラン星を目指して急ぐヤマト。しかしそこには満を持して待っているドメル将軍がいる。頑張れヤマトよ、地球は君を待っているのだ。その絶滅の日まで、あと200と63日、200と63日しかないのだ。



Posted at 2009/02/14 12:52:39 | コメント(0) | トラックバック(0) | 音楽/映画/テレビ

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