ジュラコン製スライダー染色（ダイロン）

8年程度装着してきた、ジュラコン製の黒いスライダーが色落ちして、表面がやや白っぽくなってきたため、染色料のダイロンを使って修復した。

画像は処理前と処理後の比較。新品同様とはいかないまでも充分に満足できる出来映えになったと思う。


スライダーとは、万一の転倒の際にエンジンやカウルやフレームなどに受ける打撃や摩擦を軽減させるための部品である。パッドか小型のバンパーのようなもの。ジュラコンやアルミ材がよく使われる。ただしジュラコンには自己潤滑性（溶けながら滑る=蝋のように）があるので転倒した車体は、何もないときに比べて滑走する距離が長くなりがちで、トータルでのダメージが少なくなるとは限らないのだが…。

手芸屋の店頭で入手した染料、ダイロン。
500円（別）と安い。

染料は他のブランドも扱っていたが、ジュラコンを染めるのにどっちが良いかなど手芸屋さんに聞いても判るわけがなくお目当てのダイロンを買った。

アルミ鍋でお湯を作り、ダイロンと、説明書にしたがって塩を入れ、80℃に保つ。

温度はかなりアバウト(∪￣ω￣)y-ﾟﾟﾟ

ただ、とろ火で加熱しなければならないので、ガスだと立ち消えの危険がある。そこで電気コンロを使用した。

ときどき攪拌したり持ち上げたりしてグツグツ三時間ほど煮込んだ。

ダイロンがジュラコンの中まで染みこんでいくのに温度と時間が必要なようだ。

水洗いして出来上がり。
この染色後、約3年半経つが目立った褪色はないようだ。