きたきたきたきたぁああ!!
テンションはリポDのCMレベルまでUP!
さっきまでは皇潤のCMレベル。笑
スポーツカー・ツーリングの帰路「もう一度龍神を走りたいなぁ」という想いを抑えられず、皆さんに手をフリフリお別れしたのですが...
思う存分走れる喜びよりも、一人ぼっちになってしまった寂しさの方が勝り、休憩所でボンヤリ。
そこにお越し頂いたのは、ルノー メガーヌRS。
(トップの画像は以前FSWで撮ったものでイメージです。これが走っていたわけでは、もちろんありません。笑)
剃刀のような鋭さで、顎のラインのような急コーナーをなめらかになぞり、一瞬で視界から消えます。
私も後を追うように、ジェラルド・R・フォードから射出されるF-35のように飛び出
...したりはせず、ちゃんと本線に入る前に一時停止をし、左右を確かめてからGO!
大興奮の私の横で「あまり速そうに見えないけど」とクールなご意見のパッセンジャー。
「いや、あれはハッチバックだから速そうに見えないかもしれないけど、ニュルの北コースでFF最速の、いや、シビックtypeRに抜かれて、その後にゴルフに、って、いや、まあとにかく速いんだよ。ほらほら!ぜんぜん追いつかない!」
そう、ぜんぜん追いつかない。
もちろん全開で走るわけにはいきませんが、それでもけっこうハイペース。普通なら追いついてもおかしくはないのですが、これがなかなか。
いくつかのコーナーを抜けて、ようやくグラマラスなスピードイエローのヒップが見えてきました。
しかし、速い!
これだけハイカムを使っても、距離を詰めるのに時間がかかります。
コーナーを抜け、また次のコーナーが迫り、コーナーを抜ける。
そうやってコーナーを抜けるたびに、自分の周りを覆っているガサガサした樹皮が剥がれ落ちていくことを感じます。
なんだか懐かしい感じです。
むかし実家の庭にあったキンモクセイの香りのような懐かしさです。
そこには恐怖感も緊張感もありません。深い森の小屋で誰かが、自分のために暖炉に火を入れ待ってくれているような安心感さえ覚えます。
潮が引くように音が遠のいていきます。
小屋の入り口までもうすぐです。
このまま先に進めば、自分を覆っているガサガサもすっかりなくなり、ツルリとした裸の生木になるような...
はい!
そこまでええええ!!
ハイになっても灰になるわけにはいきません。
小屋の中で待っている「誰か」が幸せを約束してくれるとは限りません。その逆だって十分にありえるのです。
右足から力を抜きます。
十分に楽しませて頂けました。
ありがとうメガーヌ(^^)
今でもエグゾーストの反響が耳に残っています。
目を閉じると...
いや、目を閉じなくても、頭から離れない!笑
今までよりちょっとS2000と仲良くなれたような気がした、そんな一日でした。
Posted at 2016/10/06 16:53:59 |
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