キャブ　同調

またなんだかキャブが気持ちが悪くなってきています。

同調を取ることにしました。

通常アクセル全閉状態でパイロットスクリューからの混合気だけで同調を取ります。
が、こいつのキャブはスロー系が詰まっている可能性もあります。

4発のキャブのうちいずれかのスロー系が詰まった状態で同調をとってしまうと、詰まった気筒はおそらくバタフライバルブが開け気味で調整されてしまうことでしょう。そうなると実用回転域では詰まっていた気筒のみバタフライバルブが開いていることから濃くなり全体のバランスが取れないことになります。

しばらく考えていて、実用域がなんとなく気持ちが悪い理由として、こんな推定をしました。

対策としてはパイロットスクリューを全閉にして中速域で同調を取ってやり、バタフライバルブの開度を合わせる。その後アイドリング域でパイロットスクリューを調整することで低速域を合わせる、という方針で同調を取ってみることにしました。

で、いつもの場所まで移動。
バキュームゲージを取り付けます。

アイドルストップスクリューを締めていき、アイドリングを2,000rpmぐらいにしてやります。
その後パイロットスクリューを全閉にしていきます。一気筒ずつパイロットスクリューを全閉にしていきます。

機嫌が悪くなることったらありゃしない。

いくらアイドリングストップスクリューでバタフライバルブを強制的に開けてやっても、ストールしそうになります。

作戦変更です。

今日は3月というのに気温は20℃、あっという間にファンが回りだします。
これから暑くなることを想定した同調をすることにしました。

パイロットスクリューを1回転戻しとして、少し薄めにします。
次にアイドリングをやっぱり2,000rpmぐらいに設定して、同調開始。

あんまり以前の設定とずれていませんが、微調整をしました。
で、アイドリングを下げてパイロットスクリューをいじってみますが、あまりアイドリングには変化がありません。

だんだんめんどくさくなってきました。

久しぶりのいい天気、走りに行きたい気持ちでいっぱいです。
またの機会ってことで、全気筒ともパイロットスクリューを1回転戻しで、走りにいっちゃいました。

《走ってみた感想》
・少し低回転のアクセルのつきが良くなったような気がします。プラシーボかもしれませんし、気温が高いことも影響しているのでしょう。
・パイロットスクリューを閉め気味(以前は2.5回転戻しの標準)にすると、燃費がすごく改善されます。