レーシングカーは、すべてが特殊な存在・・・。
・買うのも大変
・走るのも大変
・維持するのも大変
↑の写真は、そんなレーシングカーの一つであり、数々のレースを戦い、数名のオーナー間を渡り歩いたF40GTE(S/N88779)の現在・・・。
↓の写真のように、過去には様々な状態・程度で存在しましたが、現在ではフルに近いレストアが施され現存しています。
↓のF40GTE(S/N90001)も同様・・・。
これらの車輌に共通する点は、それぞれのオーナーの価値観・・・。
行動から見て判るように、「しっかりとレストアする」「そのクルマに惚れ込み、不満な部分はメンテして整える」という価値観を持ちながら、購入・所有して走行していることでしょう。
また、このようなオーナーの価値観は、一般的な価値観とは対極に位置しています。
仮に、レーシングカーである250GTOや250LM・F40GTE等を購入しようと考えたら、「レース未参戦」「新車同様」という条件で探すことなど、実にナンセンス・・・。
言うまでもなく、レーシングカーとはサーキット走行を目的に製作・販売される車輌で、challengeを含め、新車はレース活動を行うオーナーに配車され、それぞれのファーストオーナーがレースヒストリーを重ねています。
そして、レーシングカーとはサーキットを走行するためのクルマ・・・。サーキットを走らせるオーナーが所有してこそ、そのクルマ本来の輝きが増します。
↓は、「
Le Mans Classic」というイベントでの一コマ・・・。
サーキットを走らせるオーナー達の気概には尊敬の念を感じるだけでなく、レーシングカーを所有するオーナーの理想的な行く末があります。
日本にもこのようなクルマを走らせる御年配のグループが存在しますが、そこで教えて頂いたのは「クルマ負けしないオーナーになりなさい」ということ・・・。
「格好良いマシン」と「格好良いオーナー」・・・。
レーシングカーの醍醐味は、この2点が比例してこそ堪能出来るのかも知れません・・・。
Posted at 2010/12/12 00:09:25 | |
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Circuit | 日記