今シーズンはエキシージをメインで乗っていましたが、86も何とかせねばとGWに作業を再開しました。
現状の86の問題点はブーストがコントロールできないことで、先日の86祭りではブーストがウォーニングに当たってドロップしていました。ブーストを0.7まで落としてもコントロールは悪くシフトアップでスピンモード、立上がりでは車がどこに行くかわからない状態でした。自分だけウェットで走っているような感じで我慢の走りになりました。
原因がやっと判明、踏み返しのオーバーシュートが原因でした。
下のログはEVCでブースト0.9に設定して意図的に踏み返した時のブーストログです。因みに全開でブースト1.4まで不満のないベタ踏みセッティングはできており、EVCはオーバーシュートを最大に抑えたセッティングです。
ベタ踏みでも0.2程オーバーシュートしていますが、踏み返してではさらに派手にオーバーシュートしているのが伝わりますか?
ブースト1.4で走るとオーバーシュートで1.75までかかり、全開シフトをすると100km以上でもパワードリフトが始まります。
自分の理想とするエンジンはフラットトルクでアクセル応答が良いエンジン(ホンダVTECやポルシェエンジン)です。コーナーでどれだけ早く大きくアクセルを開けられるかが自分のドライビングの肝だと思っており、突き詰めるとフラットトルクが理想形になります。
決してEVCが悪いと言っているのではなく、実際前のタービンでは完璧にコントロールできていました。しかし限界を感じてソレノイド制御を試しています。
目標にしてるのは
①オーバーシュートが起きても挙動が乱れない状態でブースト1.4㎏かけて走る
②アクセルオフで前荷重がかかるようにセットアップする
③ギア別にブースト設定できるようにし、天候に合わせて変更可能にする
で 海外のフォーラムを中心にネットで情報を集めています。
最初にDutyを固定で走るとブーストはこんな感じでした。
データどりに10%ずつ変化させデータを取るとこんな感じ
上のデータを当て込んでDutyマップ作製です。
まだブースト1.2㎏&7000rpmまでしか進めていませんが、現状はこんなかんじで手ごたえありです。
GW明けまでには完成させたいな
おまけですが、TD06-20Gで先のブースト1.2までのデータをコンプレッサーマップにあててみました。ブースト1.5かけると7200rpmでチョーキングラインに突入する&インジェクターが足りなくなるので1.4㎏までにします。現状420hps、最終目標は500hps仕様(ダイナ計測TCF1.0で470hps)です。
Posted at 2021/04/30 09:22:53 | |
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