血はどこで作られるか。

一般に見聞きする範囲では、骨髄と言われている。
だから、ＣＭなのでも骨髄バンク登録を呼びかけているのだろう。

でも本当にそうなのか？

千島学説というのがある。
血は骨髄で作られるのではなく、腸で作られるという説だ。

骨髄で血が観察されたのは、鳥を十日間絶食させて餓えさせてからでないと通常は観測されないのだと。
栄養十分だと骨髄では血が見られないということは、常に骨髄で血が作られているわけではないということになる。


また、血があらゆる細胞に分化する万能細胞みたいなことも書いてある。

経験から言えることは２つある。

１.鶏の有精卵で、昔良くあったのが”血入り”だ。
黄身に赤い血が入っているやつだ。
子供の頃、どこから入ったのか不思議だったけど、最初は血から始まって細胞分裂していくということなら、理屈に合う。

２.先般の妹の骨折に際して、手術前にレントゲンを見ながら医師の説明を聞いた。
骨折した周囲が白っぽいので聞くと血が集まってきて、Ｃａが集まり、薄い骨が出来ているといわれた。
骨って骨芽細胞が増えてＣａを取り込んで骨を作るのでは？
骨芽細胞に関わりなく出血した部分により多くの薄い骨が出来たという説明だった。

それなら、血が骨になったというイメージのほうがぴったり来るレントゲン写真だった。（筋肉の中に薄く骨が出来ていたのだから）
結果、手術時間は予定の２倍近くかかってしまった。
余計に出来た骨を除くのに時間がかかったらしい。

やはり現代の医学は信用ならんと思う今日この頃なのだ。