FIAT600 珍しいパーキングブレーキ

左の写真は以前修理したギアリンケージですが
ビスで固定したので、今後壊れる事は無いのですが
ダンパーとしては機能しないので、新しい部品に交換
する事にしました。






以前にも掲載した写真ですが、新しいリンケージ部品はダンパーゴムがみっちりとついています。
これは耐久力有りそう？


下の写真の鉄製の丸い大きめな物はパーキングブレーキのドラムなのです。
資料を見て分かったのですが、初期型はミッションのシャフトがケースから突き出ていて、その先端
の外にドラムを設置してあります。
要するにリアホイルのドラムブレーキをワイヤーで引っ張る一般的なパーキングブレーキでは無く
直接ミッションからタイヤまでを止めてしまうブレーキなのです。
想像ですが、デファレンシャルが途中にあるので、片輪持ち上げたらブレーキ効かなくなると思う
のですが・・・。ジャッキアップする時には念のため、いつも輪止めを設置しています。


機構のイラストですが、ハンドブレーキレバーからワイヤーでミッションドラムシューを直に引いて
います。リアホイールのドラムは油圧ブレーキパイプのみつながってます。


このドラムの中には小さなシューが納まっています。部品も売ってます。

こんな小さなドラムですが、根元で止めてしまうので良く効きます。
Ｄタイプ以降はリアホイルのドラムパーキングに変更されています。
まるでトラックのパーキングブレーキ見たいです。乗用車で採用しているのは珍しいと思います。
この方がより簡単で安価だったのでしょうか？

そしてステアリングの中央にあるホーンボタン。接触が少し良くないので分解調整してみました。


ユニット状態でステアリングから外れますが、バラバラに分解して接点部分を磨いて、メッキリング
もコンパウンドで磨いたら結構きれになりました。

いづれステアリングを外す事も有るので、固定ナット用のソケットも追加購入して置きました。

２０１５年７月の事
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