スペアキー作成

購入した時に渡されたイグニッションキーとドアロックキー。
スペアキーはと尋ねたら、これしか無いとの事・・・ いざという時にこれだけでは困るので、スペアキーを用意する事にしました。
イグニッションキーはＷＡＳＯ、ドアロックキーはＵＮＩＯＮの刻印が有ります。MADE IN ENGLANDとも刻印されてます。
断面はあまり見ない両面溝のキーです。
鍵溝はセキュリティのため隠してます。

さてこれと同じ鍵は有るのか色々検索が始まりました。最寄りの鍵専門店に３社ほど行きましたが
扱ってないと・・・鍵の事ならおまかせのふれこみは宛てになりません。
ネットで海外の鍵で検索して見ると「PINOピノ仲宿センター」さんに行き当たりました。写真をメール送って同じ型の鍵は有るか問い合わせたら、同じ物が有ると返信が！ 半ば諦めていたので朗報でした。その物を送れば鍵山加工もしてくれるとの事でした。しかしその間乗れなくなるのと、もう一つの問題解決の為に未加工のベースを注文しました。ですから鍵山は自分で研削を試みました。模型用のリューターで十分研削出来ます。
イグニッションとドアは元の通りコピー加工すれば出来ますが、問題なのはトランクのキーでした。ドアロックキーでは合わないのです。（納車時から無くトランクはロック出来ませんでした）そこでトランクのシリンダーユニットを外して実物合わせで鍵山を作りました。

写真は念の為に購入しておいたドアロックキーセットです。 鍵山に押されてシリンダーのプレートが押されて受け側の溝に引っ掛かるしくみです。
このシリンダーのプレートに合わせて鍵山を加工すれば作れます。少しずつ削って合わせました。

出来上がったスペアキーです。大きいのがイグニッション、六角の頭がドアとトランク用です。
元々はドアとトランクは一つのキーだったと思われます。トランクのキーを作ってグローブボックス の鍵が共通だった事が初めて判りました。後年にドアのキーをセットで交換したのでしょう。
併せて助手席ドアがキーでのロックが出来なかったのも調整して直りました。
（室内側からロック・アンロックしてました）
これでスペアキーが確保出来て、トランクもロックが出来る様になりました。（２０１３年６月の事）
装備がきちんと使える様にしたいので、地道ですが細かい調整と整備をじっくり行っています。