• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+
イイね!
2016年06月19日

保存版・ +(プラス)の余裕はまだあるの?…トヨタカローラ“ザ・ベストテン

保存版・ +(プラス)の余裕はまだあるの?…トヨタカローラ“ザ・ベストテン
今回のお題、どなた様も何らかのカタチで関わった方も多いのでは?と感じます、我が家で乗っていた、初めての愛車、親戚や知り合いが乗っていたetc…

70〜80年代が最盛期かな!?どこの家庭にもカローラが停まっているのが当たり前という時代もありましたしクルマに目覚めた子供の頃の我が家の愛車がカローラ!!って方も今の30〜50代では多いでしょう、幼き頃の郷愁、夢もあり現在では過去のカローラがやや過大評価されているキライもあるように感じますがかつての日本を代表するファミリーカー、90年代までは泣く子も黙る?日本で一番売れた事もありクルマに興味がない女子供でもその名前を知らない者はいない超メジャー車、昨年には国内販売累計1000万台を達成、1969〜2001年までの33年連続で車名別日本国内販売台数第1位を維持してきたお化け車、カローラに恐れ多くも手をつけてみたいと思います!

カローラ、最盛期にはそのあまりの売れ行きから決して褒め言葉ばかりではなく中傷も多かった、ワタシもほんの一時期ながらこれの販売に携わりその頃の新旧のカローラは熟知していますがあまりの普及で真偽を問わず膨大な情報がこのクルマに於いては溢れているんでワタシなりに見解?感想?思いを書いてみようかと思います、当然いつものように独断と偏見です、ファンも多いカローラですから反対意見も多いとは思いますがそこは大人な対応をお願いしますよ、たかがイチ個人の思いですから気楽で鼻で笑いながら読んでやって下さいナ(^^ゞ

さて、カローラというクルマ、1966年(昭和41年)にデビューと同時に大反響大人気、それまで360cc〜700ccというクルマとしては満足な性能を発揮できないモデルが庶民の足であったところ名神、東名高速の開通や高度成長期であった時代にズバリとマッチ、より高性能でより豪華な大衆車を望む庶民の意向を的確に捉えそれまで700〜800ccのパブリカで培った経験を元にして発売された初代カローラ、内容の割に安価でありかつ従来にないモダンなスタイリングが大きな人気の要因でした。

ライバルとしては僅かに先行発売された日産サニーが真っ先に挙げられますが他に従来から800〜1Lクラスにラインナップしていたマツダファミリア、ダイハツコンパーノベルリーナ、三菱コルト等が存在、カローラはこのクラスでは最も後発ながらライバル陣を的確に研究しこれらにないプラスαを付加しながら価格は抑えるというトヨタ商法で大成功、この時からこの施策は現在まで継承しこの事がトヨタを日本一、いや、世界一のメーカーに君臨させたのは有名な話ですね。

例えば初代KE10型は当時「1Lカーブーム」と言われる最中“+100ccの余裕”と謳い1100ccでデビューさせお得感を煽りスタートダッシュに成功、以後この手法でライバル達を煙に巻いたのは承知の事実、このやり方には賛否両論ありましたが確実に言えるにはカローラがこのクラス、いや、我が国の自動車市場のリーダーとして牽引してきたのは間違いなかった訳で日本車の発展に大きな貢献をしてきたという点は大いに讃賞に値するものだと思います!

さっ、そんなカローラの“ザ・ベストテン” やってみたいと思います。

尚、定義としてはいつものように“カローラ”の名前が入ればどれもランク対象、カローラFXもランクスもレビンもルミオンもセレスもスパシオも含みます、ただ、カローラ名を名乗っていてもシャシを共有せず型式も共通しないカローラⅡは対象外としますし双子兄弟であるスプリンターも70年の独立以後は対象から外しますのでご承知願います!


さぁ、今週の!?第10位!!

【初代カローラ KE10系(1966〜1970)】


偉大なる記録はココから始まった訳ですね、初代KE10型、昭和40年代の街はこれで溢れうちのクルマも友達の家も、学校の先生も猫も杓子もこれに乗る…という時代でした、確かに!

今のプリウス/アクアよりも絶対多かった、石投げればカローラに当たる、そんな時代だったですねー…

うちはワタシの産まれる前の初愛車が叔父からのお下がりだった310ブル、その後自前でパブリカUP10、そして3代目の愛車がこのKE10、物心つき初めてクルマというものに興味を持ったのがKE10ですので特別な思い入れがありますねやはり。

最大のライバルであるB10サニー1000と較べふくよかでモダン、同じクラスにいながら1クラス上を感じさせる贅沢なボディラインは非常に魅力的、後年自分で運転するようになってからサニーと較べるとエンジン、走行性能ではサニーに軍配だと思いますが見た目と1億総中流化と言われた時代の庶民の願望を叶える演出は圧倒的にKE10が上だと思います、まだまだコラムシフトや横長メーターが常識の時代にフロアシフトや丸形独立メーターを採用し見た目の若々しさもウケるポイントでした。

とにかくKE10は高度成長のシンボルであった訳ですし戦後に日本人が憧れた欧米式の生活を実現する証、その功績は大きくつい20年前まで焼野原だった日本の復興の象徴の一つだと大袈裟でなく思います、そんな偉大な存在ですので数多い車型を有するカローラの中、堂々10位に選出しました!

尚、KE10には後発でクーペモデル『カローラスプリンター』が存在しますがこれは別順位、10位ランクインは都合2度もMCを行い前〜中〜後期全てを含めかつ2/4ドアセダン、同バンにクーペ(スプリンター)を除く全てを対象とします!


続いて第9位!!

【3(2)代目カローラレビン TE37型(1974〜1975)】


限定です、カローラとしては3代目ですがレビンとしては2代目になるTE37型となります!

先代20型でトヨタの看板であったDOHCエンジン(2T-G型)を搭載しそれまでのファミリー層に加えモータースポーツファンやスポ車ファンにも支持されたカローラレビン、74年3代目のFMCでこのレビンもTE37型となりました。

E30型、非常に車種展開が多く後発も含め2/4セダン、HT、クーペ、リフトバック(LB)、バンとなりトラック以外当時考えられる車型を全てを網羅していましたがこの中でも個人的にはHTが一番苦手、先代でセンセーショナルだったレビンはクーペモデルでしたが30デビュー時はクーペ設定はなく新たなスポーツボディはHTとなりこれに継承した訳です。

市場反応も同様でしたが野暮ったく日産のようなインポブルメント気味なデザインは不評、同時にFMCしたスプリンターはクーペモデルでこちらはクリーンでスッキリしたスタイルが好評でしたのでそのボディを使うトレノ(TE47)に評価が集まりました。
30となりボディが大型化し走行フィーリングはダウン、その上法規上NGとなった先代TE27型レビンのデザイン上最大の特徴だったビス留め式オーバーフェンダーが廃止されたのも痛手、HTボディになり剛性が弱まり多くのラリーストからもピラーがあるTE47に支持が移行するなどもあり人気は大幅にダウン、排ガス規制による一時中断後にレビンは蘇りますがその時はスプリンタークーペのボディとなる新生?レビンになりましたので74年のFMC〜50年度排ガス規制施行の昭和50年いっぱい、つまりは1年少々しかラインナップされなかったTE37、レビン史上最も短命であった事が今ではその希少性で注目されておりますが当時は前述の通り評価は低かったです…

今でも名車の名を得るTE27とは対照的に地味で目立たない悲運の7TE37ですがその希少性に敬意を表し9位としました!


さぁ、8位行ってみましょー!

【7代目カローラセダン AE/EE/CE100系(1991〜1995)】


先代E90系とこのE100系が所謂“バブリーカローラ”と言われるモデル、低コストで安価を追及しながらも広く普及させる事により値段以上の質感を提供してきた歴代カローラですがその数あるモデルの中でもこの2モデルは最も贅沢で質感も高くカローラがこの出来栄えならあえて上級車種は必要ない!と思える完成度を持っていたと思います。

個人的にはスッキリした90系の方が好みで100系になるといささか成金趣味すら感じました、ちょうどトヨタがこの時期、80年代のスッキリとした直線美を売りとしたデザインから90年代はそれにボリュームを持たせ良く言えば豪華、悪く言えばズングリ気味のボッテリデザインに変革した時期にモノでしたのでワタシには生理的に合いません、ですのでこの順位です。

100系時代も車型は多く4ドアセダン、クーペ(レビン)、HB(FX)にバン/ワゴンの布陣、当時ワゴンブームでもありましたし最も売れ人気あったのはツーリングワゴン、これは1世代飛び越え2000yまでラインナップされた程で現在他の車型はもう見る事もなくなりましたが息が長いワゴン(とバン)は今でもまだ充分目撃できます!

趣味性の強いレビン、FXはカローラとしては個性が強いながらセダン同様のバブリーデザインがクルマの性格に合わずNG、セダンに於いては成金度合はありましたが保守層が選ぶ代表的クルマでしたので奇をてらわずオーソドックスなファミリーセダンという立ち位置は不変でありこれ1台あれば何でもこなせる、優秀な足としての存在感はさすがでした。

スポ車好きのGureとしましてはやはりササるのは20バルブ化された4A-Gを積むセダンGやT幻的な3S-G搭載のTRD2000は琴線に触れましたねー、レビン乗るほど若くない、4枚で速いクルマが好みのワタシ、TRDは別にしてGTは狙った事もあります、性能の割りに安いしいぶし銀的な存在でしたし。。。

前述の通りレビン、FX、ワゴン/バンを除くセダン限定順位と致します!


盛り上がってまいりました(汗)第7位!!

【2代目カローラクーペ KE/TE20系(1970〜1974)】


ここも限定順位、2代目E20系のクーペでしかも27レビンを除きます!

20系も初代KE10同様のワイドレンジ、2/4ドアセダンに先代ではカローラスプリンターと名乗ったクーペがスプリンター独立によりカローラクーペとなりました、他に2/4バンでしたね。

大成功のE10型を70年代に相応しいより豪華に、より高性能にを追及した20、エンジンは更にプラス100ccでK型1.1Lを1200まで拡大(3K型)しその上、ライバルの引き離しにかかり新発売されたセリカ・カリーナ用の新開発T型1400も搭載、これに呼応しサニーも1200になりFMC、更にエクセレントと謳う1400も設定し競争は激化、BC戦争(ブルーバードvsコロナ)に次ぐSC戦争なる言葉まで現れました!

正直、ベーシックなセダンはKE10とは比較にならない高級感を持っていましたが一転した丸み帯びたスタイルとだらしなく見えるタレた尻が大嫌いでした。
B10を発展させたボクシーさを通すB110サニーの方が数倍好みでしたが確かに高級感ではカローラが上だったのでしょう、またしてもサニーは現在名車と言われるB110ですら苦杯を舐め僅か3年でFMCされた事は往時を知らずB110を好きになった世代には信じられん事でしょう…

そういう訳で苦手、と言うか嫌いだったセダンに対しクーペは別格、丸みあるボデもファストバック化により流麗でスタイリッシュ、クーペらしい華やかさもあり好みでした!

先代のスプリンターが非常に美しく芸術的にさえ思っていたワタシとしては20クーペは大好きレベルには到達しませんしこの型はどうしても27レビンが注目され素のクーペに脚光が当たる事は滅多にありませんがバーフェンなしのオリジナルボディでも今見ると訴える美、カッコ良さも感じ全体的に苦手な20系でもクーペ限定で7位としますがセダンに於いても70年代の先端を行くファミリーカーであったのは間違いないモデルですネ。


どんどん行きます、第6位!!

【6(5)代目カローラレビン AE91/92型(1987〜1991)】


バブリーカローラ第一弾の90系のレビン限定です!!

“キューニー”として親しんだ30〜40代のファンにはこれで腕を鍛えたって御仁も多いでしょう…

27以来FRライトウェイトスポーツとして人気だったレビン初のFF転換モデル、先代で新搭載された名機4A-Gは不変ながらもワタシ世代では「FFのレビン、あり得ん!!」と思っていましたし往時はそれほど興味はなかった。

しかし当時圧倒的な人気を誇るソアラを小型化したようなスッキリクリーンなノッチバッククーペスタイルはスポーティかつとてもゴージャスなイメージ、バブル期、デートカーブームも捉えFR世代が嫌う程の不評さは皆無でこれもかなり当時は見かけたクルマですよね。

ソアラには手が届かないながらレビンなら行ける!と若年層に非常に支持されたのも特徴でFFと言えども高性能4A-Gやこの代で追加されたS/C(スーパーチャージャー、4A-GZ)を搭載するAE92=GT系はスポーツ入門層にも高い支持を受けましたし普及版ハイメカツインカム(5A-F,5A-FE,5A-FHE等AE91)モデルも性能を求めず雰囲気だけというこの時代特有の層に人気ありました。

90系はセダンもですがスタイリングは真に素晴らしくそれだけなら1〜2を争う魅力があると思います、レビンに関してもカッコ良さは歴代カローラの中でかなりの高ポイントなんです、操縦性もカローラの名が付くだけあり素直でしたしGT系なら必要以上なスポーツ度もあったと思いますがセダンなら許せてもクーペモデルとなるとどうしても世代的にFFに抵抗があるのは否めないのでこの順位としました!

☆☆☆〜今週のスポットライト!!〜☆☆☆

今一歩、惜しくもベストテンに入らなかったカローラはこちら…

【8代目カローラ及び7代目カローラレビン AE/EE/CE110系(1995〜2000)】

↑セダン

初代KE10から脈々と受け継ぐ伝統の最後となったE110系、次世代120系は『NCVカローラ』と言われ過去のカローラを否定?にかかったモデルでしたのでいい意味でも悪い意味でも我々世代で言う“カローラ”らしさを持つ最後のモデルでした。

基本はセダンもレビンも90系を継承しますがバブリーに膨らんだ前2世代と較べバブル崩壊によるコストダウン、質感低下が目立ち特に前期では不評を博し後期で慌てて見せかけだけの質感向上を図ったのは有名ですね。

デザイン的には個人的には先代100系よりスッキリしていて好みでしたがいかんせん質感が悪い、一度贅沢カローラに慣れると111系は80以前の精神に立ち還ったとも採れるんですがどうしても安っぽく貧相なイメージは拭えない、併せてセダンモデルの衰退やレビンに於いてはクーペ/スポーツモデルの低迷もあり芳しいモデルとは言えなかったですね。

とは言え天下のカローラ、相変わらずクラスNo1の実績は維持していましたがそこにはブーム化していたミニバンに充る『カローラスパシオ』やコンパクトエントリーモデルの『カローラ?』も合わせた手品もあったとかなかったとか…!? まっ、時代の推移で首位陥落を必死に守るカローラであった訳ですネ。

この代のラインナップはセダンとレビン、そして前述のスパシオに4HTのセレス(いずれもファーストネームはカローラ)、先代からキャリーオーバーするバン/ワゴンの布陣で1位を死守したのがスパシオや型遅れのワゴン/バンが大きく寄与したのも事実、言わばあれほどの強さを誇ったさすがのカローラも新世紀を前にして勢いを失う、そんなマイナスイメージが強くランク外としましたが旧来のカローラの姿を残す最後の110系、決して嫌いではなかったです!

尚11位とするのはワゴン/バン以外全てとします。

↓レビン


さぁ、ベストテンに戻ります!今週の第5位!!

【7(3)代目カローラワゴン/バンAE/EE/CE100系(1991〜2000)】


カローラとしては7代目、カローラワゴンとしては70系→90系に続く3代目となるE100系、ここで登場!!

“カロゴン・カロバン”として人気を博したE100系ワゴン/バン、セダンが衰退気味になりワゴンブームの訪れもあり1世代飛び越えてラインナップ、特に飛び越えられた?E110系の時代では実質ワゴンがカローラの販売を引っ張っていました。

ワゴンを主にデザインされたスタイリングはやはり当時人気だった米・フォードトーラスを小型化したような印象でそれまでのロングルーフにはない斬新なデザイン、バンとしてはこのデザインが災いし積載能力はライバルより劣る部分もありましたがスタイリッシュさはバンでも健在で90年代は広く普及しました。

セダン→ワゴンに主流が移った事によりバリェーションも充実、4A-Gエンジンを載せるスポーツワゴンもラインナップされ一時のレビン人気は完全にワゴンに移った印象…

今見てもこの代のワゴン/バンはお洒落でスタイリッシュに感じますし使い勝手や性能、安全性、エコ度では当然これ以降のフィルダー(ワゴン後継)、プロボックス(バン後継)には劣りますがスタイルだけでしたら断然好きなモデルですのでこの順位としました!


いよいよ上位に行きます、第4位!!

【3代目カローラセダン、クーペ、バン KE/TE30・50系(1974〜1979)】

↑セダン

♪〜カローラサンマル〜のCMソングがこびりついているご同輩も多いと思います(笑)

初代、2代目と大成功のカローラはこの30で更に飛躍、排ガス規制による生産長期(5年)だった部分もありますがカローラ史上最多生産台数を誇りますね!

ボディバリェーションも最多、2/4ドアセダンにHT、クーペ、LBにバンと全5種を取り揃えるのはカローラならではでライバルサニーもこれには太刀打ちできませんでした。

一般的にサンマルで親しまれる3代目ですが2度のMCがあり排ガス規制適合を境にしてE50系も存在、50年、51年、53年の各規制モデルがありますが51年以降の対策車は50系となります。

9位のTE37の項でも述べましたが20系で完全双子だったスプリンターとはシャシは共有する兄弟ではありますがインパネや一部外板パネルはオリジナルとしスプリンターと差別化したのが特徴、30発売時はカローラが2/4セダンとHT、バン、スプリンターは4セダン、クーペというラインナップ、メインであるセダン系はやはりカローラ中心でスプリンターは少数派、しかし派生でありながらも当時は重要なスポーツボディはカローラがHT、スプリンターがクーペとなり個性的で凝ったデザインながら過去のブラボーコロナHTの焼き直しのようなスタイルだったHTは評判が悪くスポーツモデルでは素直でクーペらしくライト廻りが抉れてフェアレディZのような面構えのスプリンタークーペに人気は集中、当時実際カローラHTよりもスプリンタークーペの方が見かけましたしクルマ小僧にも圧倒的な支持がスプリンターにはありましたっけ!

この現象に慌てたトヨタはカローラ×スプリンターのオリジナルという当初の方針をかなぐり捨て76年のLB追加をきっかけに再び双子兄弟化に走り77年にスプリンタークーペのボディを持つ着せ替えであるカローラクーペを、反対にカローラHTのボディを得たスプリンターHTをラインナップしました。

後から慌てて追加したこれら車型にあまり好感は持てませんでしたが4位に含めたいのはセダンとクーペにバンとしHTは9位で述べた理由で除外、尚クーペもオリジナルな?スプリンターの方が好みでしたが排ガス規制で途絶えたDOHCのレビンが新たに77年から新設クーペボディで復活した時の喜びは今も忘れない感激でしたのでこれも含みます。

悪夢の排ガス規制が恨めしい暗い時期のレビン(2T-GEU)復活は未対策時代の荒々しさ、ワイルドさは影を潜めどちらかと言えばGTカー要素に振られたモノでしたがこれの復帰は長く暗いトンネルにようやく明るい出口が見えスポ車ファンにとっては待ち望んだ光明が射す思いがしたモノです!

↓クーペレビン


いよいよベスト3に入ります!

【2(初代)代目カローラレビン/レビンJ TE27型(1972〜1974)】

↑レビン(前期型)

カローラ史上最も名車とされるのは残念ながら漫画の影響で実力以上の過大評価を受ける86レビンである事は認めますがレビンがレビンらく最もエキサイティングで乗り手を選ぶのがカローラとしては2代目、レビンとしては初代になるTE27である事を86他数多いレビンを知る世代としては強く言いたい!
若い世代には古すぎて「んなモン、知らねぇよ!」となるのは当たり前ですが27レビンは確かにライトウェイトFRとしては優秀な86をも上廻る実力があったのは確かです。

レース、ラリー界ではやや乗り遅れ気味なトヨタが初代セリカ以降こういったモータースポーツに本格参入しますがセリカ用に開発した1.6LのDOHCエンジン(2T-G/2T-GR型ソレックス×2、ハイオク115ps/レギュラー110ps)をセリカより一廻り小さいカローラにブチ込む、小さく軽量なボディに大パワーエンジンは昔も今もお手軽にハイパフォーマンスを造る定石でしたが日産は古くからこの手法を使いましたがトヨタが大々的にこれをやるのは27レビン(トレノ)が初めてでした。

↓2T-G型DOHCソレックス×2エンジン


元々1200〜1400で設計されたカローラ、重量も700kg強というところにベースモデルの倍近い115psという大パワーを得たレビン、当然Frヘビーでシャーシや脚も強化されてはいましたが心なしかパワーがシャーシに負けていましたしね、ハンドリングなどは旧式のボールナット式のため応答は鈍く誤れば危険な産物にもなり得るモデルでした。

27はパワー的には申し分ないのですがこれらが要因で決して扱い易いクルマではなくトータルではバランスの取れたOHVツインキャブのサニーGXやSOHCツインキャブのランサー/ギャランFTO GSR等のライバルマシンの方が一般的には扱い易く容易にパフォ−マンスが発揮できたのに対して乗り手を選ぶもの、応答の悪いステアリング性能を見越しFrにかかる重量を如何にRrに載せるかを意識して乗りこなせば勿論ライバルにはないエキサイトなシーンも味わえました!

何だかんだ言っても当時は希少なDOHC、それを大衆車カローラに載せたというインパクトは強烈でまだまだトヨタも冒険心旺盛だったなぁと…

カローラの名が付くモデルとは思えない独特な乗り味だった27は誰にでも扱えるモノではなかったのですがその癖を理解し乗りこなせると非常に愉しくその魅力はAE86も及ばないと個人的には思っています。

見た目もベースのカローラクーペにオーバーフェンダーが装着されるだけの違いですがその迫力はおよそカローラではない凄みがありソレックスの吸気音を奏でながらバーフェン姿で走り去る27は今見てもド迫力だと感じます。

尚、3位とするのは外見はレビンと同一ながら廉価で普及させる目的で一時リリースしたレビンJも含めます、Jはジュニアの意味で2T-GのDOHCではなく1600SL/SR用の2T-B型OHVツインキャブにパワーソースをダウンしたものでしたが軽い27では2T-Bでもかなりの走りをしていたのでレビンの魅力をそう削ぐものではなかったと思います、2T-Bも絶対パワーはないながらもOHVながらツインキャブにより吹けも上々、2T-Gに較べFrヘビーが解消されるのでハンドルもやや軽く回頭性も素直でレビンよりは扱い易く気軽に愉しめるのが魅力、まぁ、愉しむ程普及はせずDOHCの看板は偉大なり!!でしたがね(微笑)

↓レビンJ


とうとう来ました!第2位!!

【6代目カローラセダン AE/EE/CE90系(1987〜1991)】


カローラの真意はセダンにあり!はワタシの持論ですがその意味で歴代カローラ、セダンとして完成度はこの90型が一番だったと思います、質感、性能、価格と全てがこれ以上のカローラを求められない!90デビュー時は心底そう思いましたっけ。

好景気をバックに従来のカローラに見られた「どうせ大衆車だから安物感は致し方ない」というネガティブな部分が可能な限り廃された90系、これがあればあえてコロナやマーク?はいらんでしょ?と思わせる出来栄えはそれまでのカローラにあった固定概念を一蹴したと言ってもいい、その位90の存在感は高かった…

内装は時代を示すように低グレードと言えども貧相さはなく上級グレードになると流行のワインカラー、フカフカモケット張りまで網羅、上級車と変わらないパワー装備も充実、エクステリアはスッキリとして嫌味のないオーソドックスな3BOXが好感を持てました、先代から継承するE/A型エンジン並びにC型ディーゼルエンジンもどれも必要十分の性能と当時求められた燃費も達成、そしていぶし銀のGTも勿論4A-Gで設定され純ファミリー、社用&公用車、経済モデル、そして高性能モデルと全てを網羅する90系は年間新車販売台数30万台オーバーの新記録を樹立、この記録は2010年にプリウスに抜かれるまで国産車の最多販売記録となっている程う売れまくりでした!

これだけ普及したお化けモデルですから現在でも一定数残るのはさすがですし貿易用としても一時期のバカ値は年式的に落ちましたが程度のいい個体は立派に値段が付く、最終でもそろそろ半世紀となる大衆車に値段が出るのはカローラのみですからこの90系の偉大さを改めて感じます。

90系は他に6位で触れたクーペのレビン、70系から1世代飛び越えて新設されたバン/ワゴンが存在しますがバン系は70のFR、100系のスタイリッシュの狭間でこれといった特徴がなくスタイリングも嫌いではないのですが地味でしたので好みではなく除外します。

先代80系セダンで初のFF化を成し遂げますがカローラとしてはそれを契機にFFを活かす冒険的な革新を施したスタイリングが不評で芳しい結果ではなかった分、FF2世代目の90は大成功、ワタシ含めFRに未練が残る世代にもFFカローラを印象付けた功績は大きく堂々セダン単独2位としました!


さっ、そしてオオトリ!今週のTOPを飾るのは…

の前にお断り(^^ゞ

1位はさんざん悩みましたがどちらも落とせず反則技=同率1位とさせて頂き2モデルの選出とさせて頂きます!

まず?①として

【初代カローラスプリンター KE15/17型(1968〜1970)】


これはカローラ初のスポーツボディ、ファミリアやサニーが流麗なクーペモデルを有する中遅ればせながら初代カローラが追加した若向けバージョンでした。

これはうちのオヤジも若かりし頃、デビューと同時にその美しいスタイルに惚れこみまだ購入2年位のKE10セダンから買い替えたモノ、イメージカラーの真っ赤なスプリンターは非常にカッコよく前半分は確かにカローラながらBピラー以降は芸術的な美しさを今でも感じます。

お若い方はさぞ“カローラスプリンター”のネーミングに違和感覚える方もおられるかもしれませんが元々スプリンターはカローラのクーペモデルに与えられたネーミング、次期E20系で販売店が異なる双子モデルにスプリンターは独立したという経緯があります。
セダンSL系のK-B型ツインキャブエンジンを搭載するSLと普及グレードの2本立て、68〜72ps程度のあくまで雰気のクーペでしたが車高を抑え流麗なファストバックに身を包むそのスタイリングは秀逸、69年にK型→3K型1200cc(KE17)に換装されただけで僅か2年のラインナップでしたがワタシにとってはスポーティ車に興味を抱かせてくれたモデルで思い入れは強いです。

大人になった後年、これもハンドルを握る機会に恵まれ転がした経験ありますが乗り味はセダンとほぼ同じ、低い天井と寝たRrガラスがタイト感を表しムーディ、視界は悪いまで行かずしっかりカローラらしく誰にでも扱えるという点には安心、子供の頃に感じたスポーティ度は大した事なかったながら60年代にこれほどまでのデザインを施すトヨタの実力はやはり相当だったと思います、今見ても古さをそう感じさせない…

②行きましょ!!

【4代目カローラセダン、HT、クーペ KE/AE/TE/CE70系(1979〜1983)】


ワタシのブログを古くから観て下さっている方には容易に想像できたと思います(笑)

そう、カローラは何が何でも70に限ります!

いや、クルマとして、大衆モデルとして完璧なのは前出の通り90系だと思いますがこの時代常識だったFRという視点で見ればもはやライバルで色んな意味で敵うFRモデルはない!断言できます。

初代〜3代目までカローラで揶揄された設計者の70点、80点主義という点でした。
これは簡単に言えば飛び抜け秀逸な点などなくともどの分野でもとりあえずの及第点をクリアすればいいという思想、その通りKE10〜30は一部モデルを除き誰が乗っても安全に普通に扱えるのがカローラの醍醐味でした。

しかし評論家、専門家という類は色んな角度からカローラを試しあそこがダメ、ここが足りないと文句ばかり、トータールバランスでは優れても徹底して性能、シャシを煮詰めない部分に批判が多くその時によく70点、80点云々と語られたモノですがそれだからこそ多くに受け入られ廉価で設定できたのも事実、トヨタの身になれば酷な批評でしたが70型はその悪評!?に挑戦したモデルでした。

70型は限りなく100点を目指し実際当時水準で見れば100点は無理でも90点はクリア、角度によっては100点超えもあったのが70、しかも従来の長所である廉価、誰でも扱えるという部分も継承していましたのでね、言わばFF世代の頂点が90ならばFR世代の頂点は70、ファミリーカーとしてFFかFRどちらが正しいかと問われればFFと答えるのが常識ですし偏屈なFR信者のワタシでもさすがにそれは肯定しますよw

そんな70、これの現役時代にカローラ店に入社、モデル末期ながら黙っていても売れる70系は取り分け思い入れは深いですねー…

乗った感じも1300が新世代のラック&ピニオンになり劇的に鈍いハンドリングが改善されていましたが1500以上は従来通り、唯一90点を下回るのはこの部分でしたかねぇ、新世代のレーザーエンジンになった4K-U 1.3Lは廉価版ながら排ガス規制で青色吐息だった先代とは見違える元気さでしたしFFターセル/コルサ(AL10)用に開発された軽量エンジンの1500 3A-Uも先代T型に代わる活発さが魅力、先代から継承するレビン/GT用の2T-GEUはEFI化による牙は失われたままながらDOHCの価値と魅力はふんだんでどのモデルも魅力的でした。

一時期旧1600(T)が1500(A)に排気量ダウンした穴埋めにカリーナやコロナ用の1800 13T-U型も追加されDeモデルを除きFR時代では最大排気量のカローラも存在しましたがそれが必要にない位A型の評価が高くすぐに廃止とされています。

ボディは2/4セダン(2セダンは前期のみ)とクーペ、HTにLB、そしてバンになりますがこの代からバンボディを使うワゴンも追加されワイドレンジは健在、先代から継承しレビンは伝統のクーペモデルのDOHC搭載のみの称号、他ボディは同じ2T-GEUながらGTグレードで統一、次期型80系以後ではHBクーペと2ドアクーペ全てが“レビン”とされましたのでレビン=特別なモデル とされていたのは27〜TE71までの文化でした。

1位とするのは理解不能なブサイクさを演じたLBを除く全てで81年を境に前期・後期に分かれ個人的には高級志向の後期よりスポーティな前期好みですがここでは分け隔てはしませんです。

性能やフィーリングでは当然70系を上回るモデルは多くありますがなにより70は80年代らしいカチっとしたデザインが非常に好み、仕事の縛りもありましたが既にAE86がデビューしていながらスタイルに惚れてTE71レビンを購入した位ですから70マンセー度は理解してもらえるでしょうwww

↓レビン(TE71型)



以上がカローラ“ザ・ベストテン” となりますが如何でしたでしょうか?

ご意見、思いは各人それぞれですので文句言わずそれぞれのカローラベストテンを考えて頂けたらと思います(*^-^*)

尚、歴史も車型も多いカローラですから圏外も盛りだくさんです、これまでは12位以下は車型をシレっと記載してきましたがBigネームにそれは失礼(*_*;

依って画像と簡潔な解説や思いを述べる事とします!


〜12位〜
【10代目カローラアクシオ/カローラフィルダーZRE/NZE140系 (2006〜 2012)】

↑サブネームに『アクシオ』を冠した10代目カローラ!

近年のカローラではこのモデルが一番好み、プリウスにお株を奪われた以降のモデルになりもはや需要は社用車かお年寄りという有様でしたが個人的にはスタイリングは好きでしたしパワーユニットにも不満なし、先代120では忘れ去られた伝統のセダンGTも限定的ながら復活したのも感動でした。

↓復活のアクシオGT


ワゴン系は先代でツーリングワゴン→フィルダーを名乗り140でも継承、バンは専用ボディのプロボックスに分岐しているのでワゴン専用の背の低いスタイリッシュで当時ワゴンブーム衰退で各社これを引っ込める中、唯一無二のコンパクトワゴンとして存在感を示しました、

↓フィルダー


〜13位〜
【カローラランクス ZZE/NZE120系 (2001〜 2006)】


NCVカローラになってから復活したHB版のカローラランクス、100系まではFXの名前でラインナップされていましたが120になりレビン廃止による若向けボディとして用意されていました。

倅がひょんな事から双子兄弟のアレックスを購入、セダンやフィルダーは苦手だった120カローラでは若々しく特にRrスタイルはなかなかお洒落で近年のカローラでは好きなモデルです。

レビン代替えだけあり2ZZ-GEというスポーツツインカムのランクス/アレックスはなかなか俊敏で2T-Gや4A-Gを載せた若かりしカローラを思い起こしてくれます!


〜14位〜
【5(4)代目カローラレビン AE86型 (1983〜1987)】

↑レビン3ドアGT-APEX前期

3位のTE27の項で触れましたAE86、現在は主に漫画の影響でバカ人気、このため個体も数多く残りプレミア値、人気も高いモデルですがワタシとしてはこんな神扱いされる程のクルマではないと正直思うのでこの順位です。

確かに瞬発力があり当時のテンロクとしては目を見張る性能を誇る4A-Gは魅力的でしたがシャシはTE71を流用、スタイルは80シリーズ共通な丸みの強い嫌いな部類、カクカクしたデザインが好みのワタシとしてはNGでした、走りには文句ないですがそれでもシャシはパワーに負けるのは2T-G前提でしたから当然、トータル的バランスは決していいとは思えずこの時期にこれ買うならばノーマル前提で初代AW10のMR-2の方がクセはあるもののよほど愉しく2シーターと4シーターの差こそあれど私ならMR-2を選択する!と強く思っていましたので好印象は今もないですネ。

↓レビン2ドアGT-APEX後期


〜15位〜
【2代目カローラセダン/バン E20系 (1970〜 1975/1977)】


クーペはランクインですがセダンはここ、これ偏にクーペの項で述べた通りスタイリングが好みではないからです。
丸み帯びは許せても尻タレデザインは基本的に受け付んのです、中身はクーペ同様の評価ですがどうしてもRrスタイルが嫌い、これもさんざん売れて飽きる程見てますが何年経ってもこのデザインはNGです。

セダンは次期30がグレードアップにより価格高騰したフォローで廉価版のみ75年まで、バンも同様廉価版のみ77年までラインアップ、ワタシは嫌いでも初代KE10や3代目E30に劣らない普及でした!

〜16位〜
【3(初代)代目カローラLB KE/TE30・50系(1976〜1979)】


3代目30カローラの時代に追加されたLB、次期70型でもラインアップされLBとしては2代存在しました。
今で言うシューティングブレーク?スポーツワゴン風のLBはトヨタの場合ハッチドアを持つHBモデルの総称でセリカ、コロナでもお馴染みでした。

今見ればなかなかスポーティでシャレッ気もあり悪くないと思いますがこのようなボディを見慣れぬ当時はただ「バンだろ?」的感想しかなく論外なクルマでした。
クーペベースなので天井は低く車室空間も狭く言われる程広大な積載はNG、スタイル優先ながらそのスタイルは前述の通り“バン”イメージでしたので誰が買うのか?と不思議に思ったモノです。
これも他のカローラと較べると目撃度合は極端に低く成功とは言えないモデル、しかし現代目線ですとこのスタイルでFR、しかもレビンと同一の2T-GEUを搭載するGTも存在しましたからかなりソソられるモデルです、現存は果たしてあるのか?って感じですが。

〜17位〜
【4(5代目)代目カローラLB KE//AE/TE70系(1976〜1979)】


16位の次世代型LB、これは酷かった!!

こちらは今見てもNG、概ねお気に入りの70シリーズで唯一いらねぇと思っていました。
ノッチバックのHTをベースにロングルーフとしラゲッジを広げたのは先代のクーペベース以外は同様、スポーツワゴン的位置付けでしたのでやはりDOHCや高級グレードも存在しましたがスタイルは先代LBに比較にならない程酷い、まぁ、これに関しては個人の主観ですから何ともですが実際先代よりも売れずワタシは在籍した3年で1台も売ってませんし当時のTOPセールスでも確か3〜4台という体たらく、2代続けて芳しくないLBはこの代限り、次期80ではセダンベースの使い勝手に優れた5ドアに変貌しました。

〜18位〜
【5代目カローラセダン/FX E80系 (1983〜 1987)】

↑セダン

80カローラ、今見れば独創的でカローラとしては冒険したなぁ、という暖かい目線で見れるもコレ、現役営業マンの時代にデビューし売るのに苦労したのでそのトラウマがあり未だにいい印象ないんですよねー。
70や格下の当時AL20だったカローラ?は黙っていても売れる、展示会に突っ立ってれば売れる、そんな苦労知らずだったのですが80になった途端訪れる客からは大不評、FR→FFになった最初のモデルでしたしカローラというクルマは保守層そのものが顧客、冒険やFFの新鋭技術なんかどうでも良くとにかく安いながら払った金額以上の満足度があればいいというのが殆どでしたので中身はともかく見た目の異様(当時の感覚)さが不評でした。

買う側だけでなく売る側もそんな思いでしたのでなかなか商売に身が入らず在庫の70やAL20を代替えに奨めたりりなんてのも少なからずありましたねー。

85/86レビンは趣味性の高いモデルでほぼ指名買いで苦労はなかったですがメインのセダンがこのザマでデビュー1年位は苦労しました。
幸いライバルのB11サニーも似たような状況、サニーよりはいいか!と首位陥落は免れるもその裏には全国の販社が相当な血を流したと推測します。
そんな訳で若き日の苦労しか思い浮かばない80、正直スタイリングは全般的に今も好きになれないのでランク外としています。

途中追加のFX、これはFFになって初めてセダンGTと共に追加されたDOHC(4A-GELU)でした。
FF→FR転換過渡期の時期にFF=ファミリー FR=スポーツをカローラ、セリカ、カリーナ、コロナで展開していたトヨタがスポーツモデルでもFFに切り替えを始めその第一弾、心配されたスポ車ファン離れは思った程起きずこれを契機に次期90型以降はレビン他スポーツグレードもFF化されました。

FXは非常に俊敏で乗り手によってはFRのAE86より速く走れシビックSiやミラージュサイボーグと並ぶFF2BOXホットハッチとして若年層を主に人気を獲得、80セダンよりも一時は人気も高く5ドアモデルの標準グレードも一定数出ましたねー。

これも独特なスタイリングが苦手、そしてくどいながらもFFをまだ認めなかった若かりし頃は選択肢になりえないモデルでしたのでセダンよりはいいとは思いますが同列順位にします。

↓FX


〜19位〜
【9代目カローラセダンフィルダー ZZE/NZE/CE120系 (2000〜 2006)】

↑セダン

セダンモデルの衰退、HVの普及に伴いさすがのカローラの神通力が通じなくなりトヨタが悩んで出したNCVカローラ=NCVとはニューセンチュリーバリュー→新時代のカローラとしてリリースされましたが気合いの割りにカローラ復活とはなりませんでしたね。
需要は先代末期同様にほぼ法人需要かお年寄りの足的役割しかなく今でも見れる120を見るとカローラの悲壮を感じてしまいます。

レビンやスポーツモデルの廃止もファンとしては残念ですが若向きのランクスやワゴンのフィルダーにスポーツツインカムが残されたのが唯一の救いだったかな!?
スタイリングは個人的にはNG、NCVが示すように確かに過去のカローラの呪縛は逃れていると思いますが古い世代にはなかなかこれがカローラ?って感じで受け入れられず新世代をアピールしたのが半面、過去のカローラファンを失った気がします。

乗ればこれも悪くない、街で乗るには丁度いいサイズ、装備やパワーも必要充分で安くもないですが高くもない、こういう部分は確かにカローラですがあまりにも変革したスタイリングについて行けなかったです。

フィルダーは旧100系ツーリングワゴンの後継ですが100系程のオシャレ感や個性も感じず使い勝手は大幅向上ながらやはり無個性な出で立ちはNGでした。

↓フィルダー


〜20位〜
【7(6)代目カローラレビン AE100/101型 (1991〜1995)】


トイチ、これは歴代レビンで一番苦手、バブリー期のブクブクデザイン時代ですのでマークⅡとかクラウンとかデカいクルマはこのデザインでもそれなりの高級感は演出されていましたがスポーツ系はレビンに限らず重々しくて…
実際走れば鈍重ではないのは当然ですが見た目があまりにもレビンらしくない、シャープさ、軽快感はワタシには皆無でFR→FFに、それでもレビンらしさを残す90系からこれに変わった時は正直「レビン、終わった」と思いました。

バブリーだけあり質感は高かったですが果たしてレビンにそれを求める層がいるのか?と疑問もありましたし時代の推移も当然加味しますがこのモデルからレビン衰退が始まったような気がしますので今もいい印象はないです…



以上12〜20位をご紹介しました、ここにも入っていないモデル(現行E160系、90/100系FX、E30HT、90バン/ワゴン、マリノ、スパシオ、ルミオン…順不同)は20位以下という事でご理解願います(*_*)

現行になりより“年寄専用車”的になりあまりに評判悪いので先だってのMCで急に大口の醜悪な顔付にして若向きにアピール、キムタク氏まで起用しカローラのイメージ回復に努力、HVモデルの追加もありある程度成功の様子ですが個人的には現行型はわざとブサイクにしてんじゃね?とも思える程苦手、顔をどんなに整形しようとも老けたイメージは覆らない、50のオバハンがド派手メイクでミニスカで闊歩されてもねー(-"-)

とか書いてるとまたバッシング受けそうですが前にもブログ上げましたがプリウス、アクアという寵児が現存する以上、ホントにカローラの扱いはメーカーさんとしては悩むところでしょう。

しかしこのクラスの需要は確かにまだある訳ですし失ったかつてのカローラの一方の側面であった廉価で手軽なスポーティモデルの再登板などもおもしろいとおもいますしご年配向けに割り切るならスタイルをジジ臭くするのではなく根本に安全技術を安価に投入するなども一つの回答とも思えますしね、いずれにせよ国産車の中でクラウンに次ぐ歴史的ネーミングのカローラ、アクシオとかサブネームも付き将来に不安が隠せませんがカローラとして一番苦しい時期も乗り越えたと思いますし日本にマイカー文化を拓き牽引してきた名車、今後もどんなカタチにせよカローラには生き残って欲しいと心から思う所存です!

長文読破、お疲れ様でしたm(__)m


+(プラス)の余裕はまだあるの?…トヨタカローラ“ザ・ベストテン” …終
ブログ一覧 | ザ・ベストテン | クルマ
Posted at 2017/08/05 13:24:37

イイね!0件



タグ

今、あなたにおすすめ

ブログ人気記事

今日もお疲れ様でした。 (^_^)
lb5/////。さん

いつかは来る
Cocacchiさん

ヘッドライト点検!
やっぴー7さん

ハイオク満タン!
シロだもんさん

アオダモの花
woody中尉さん

お疲れ様でした🙇
ゆう@愛媛さん

この記事へのコメント

コメントはありません。

プロフィール

「珍車PART991 http://cvw.jp/b/2682511/47670310/
何シテル?   04/21 19:22
元GureのHNで活動、新規ネタ&過去ネタをUP中、過去記事はかつてほぼ移住していた山梨や本拠でのクルマ弄り記録や過去シリーズ的に上げていた独自の企画モノを再U...

ハイタッチ!drive

みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2024/4 >>

  1 23 4 5 6
789101112 13
1415 16 17 18 19 20
21222324252627
282930    

リンク・クリップ

あのクルマの系譜・その21~三菱GTO編~  
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2020/04/16 22:31:38
《新企画》あのクルマの系譜・その1~三菱ギャラン編~ 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2020/02/12 17:16:21
あのクルマの系譜・その2~三菱ランサー編~ 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2020/02/12 17:16:05

愛車一覧

三菱 ランサーエボリューションIV 三菱 ランサーエボリューションIV
2015年導入、当時凝っていた菱旧車集めの1台で一時息子に乗らせながら共同所有、2022 ...
三菱 eKスポーツ 三菱 eKスポーツ
2023年11月より愛用、常に2~3周遅れで三菱軽を愉しむワタクシ、パジェロミニVR-Ⅱ ...
ヤマハ XJR1300 ヤマハ XJR1300
単車らしいオーソドックスな80年代風ネイキッドスタイルはやはりワタシの年代には刺さる!! ...
スズキ ジムニーシエラ スズキ ジムニーシエラ
次男坊が初購入の新車!我が家として平成9年のエボⅣ以来24年ぶりの新車迎い入れで真にめで ...
ヘルプ利用規約サイトマップ

あなたの愛車、今いくら?

複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!

あなたの愛車、今いくら?
メーカー
モデル
年式
走行距離(km)
© LY Corporation