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2011年08月31日

保存版・“華麗なる一発屋!!!”…グランドファミリア編

保存版・“華麗なる一発屋!!!”…グランドファミリア編

“華麗なる一発屋!!!”、今回は現マツダ、当時の東洋工業の『グランド・ファミリア』を取り上げたいと思います!

(※特典映像付ですヨー(^^)v )


グランド・ファミリアは71/9、双子モデルであるサバンナRX-3(S102系)と同時に発売されたモノ、ここまでマツダはコスモスポーツで実現したマツダの社運を賭け苦心の末開発したロータリー(以下RE)エンジンの普及に全力で取り組んでいる時期…
コスモに次いでファミリアRE、ルーチェREクーペ(初代RX87=M13型)、カペラREと矢継ぎ早にRE搭載モデルを発売、後年の三菱“フルラインターボ”ならぬ“フルラインRE”を目指し驀進中でした(笑)
ところがあまりにも強大なREパワーの為、専用に設計されたコスモとルーチェは別としてレシプロ車と兼用シャーシのファミリアやカペラではシャーシがパワーに負けているのが次々に露呈、「エンジン一流シャシ3流」なんて陰口も叩かれる事態に( ̄□ ̄;)!!
これでは社運を賭けたREのイメージダウン!そこでマツダは発想を転換、ファミリア/カペラではまずレシプロありきの設計でしたが次はREから入って行こうと…
そしてコスモ/ルーチlェ並のRE専用では量産車種を意図している為ペイできないという事情もありRE前提の設計のサバンナに並行して平凡かつ量産を見込めるファミリータイプのグランド・ファミリアも商品化したという感じです、これであればサバンナはマニアックにスポーツ路線に徹底もできその通りにレース等にも積極的に参加し常勝スカイラインを打ち負かすと言う歴史的なスゴ技も披露したのも有名です!

ただ、この為発売時から常に脚光を浴びるのはまだREエンジンがOILショックで打撃を負う前だった事もありグランド・ファミリアは日蔭者扱い、サバンナが注目されればされる程その存在は地味で目立たなく見込んだ量産も従来型ファミリア(プレスト)を上回る事はありませんでしたし78年にサバンナの次期型、RX-7(SA22C)登場時には下級ファミリア(FA4)に吸収される形でひっそりと生廃(正確には暫くFA4やSA22Cと併売)になっています。。。

前置きが長くなりましたが まぁ、こんな訳でグランド・ファミリア、双子のサバンナは発展継続しましたがコイツは一代限りで立派な“華麗なる一発屋!!!”に認定です!

前期クーペのRrビュー


↓同時発売のこちらは『RE専用車』である初代サバンナ


グランド・ファミリアはサバンナと同じくセダンとクーペ、そしてバンを設定 サバンナの場合は後にレガシィのヒットでブームになったスポーツワゴンの先駆者とも言えるような存在のREワゴンでしたがグランド・ファミリアでは同じボディながら4ナンバーのバンとしておりこの辺にも広く需要を取りたかったというのが証明されていますネ!
あっ、余談ですがクーペは巻き上げ式のRrサイドウインドゥをカペラのクーペ同様に採用していたのも他にはない特徴かと。。。当時のスポーツボディはクーペか2ドアHTでクーペは固定式(後端のみヒンジにより3~4cmだけ開閉)が定番で巻き上げによるフルオープンを謳い文句にしたHT同様にクーペでありながら巻き上げ式を採用したのは数ある『クーペ』と呼ばれるモデルの中でもこのグランド・ファミリア、サバンナ、カペラの国産ではこのマツダ3羽カラスだけの筈です!

サバンナは“RE専用車”と大々的に売り出しましたがボディはグランド・ファミリアと全くの共通、グランド・ファミリアはレシプロなんだから嘘じゃん!!なんてガキの頃は思ったモノでした(笑)
2車は”Frマスクとテールで差別化するという既にトヨタの20カローラ/スプリンター、日産230セドリック/グロリアで取られた方式を採用しています!
サバンナには男性的なイメージの精悍な丸4ライトに獰猛感の強い張り出しグリル、RrはREカーの象徴だった丸型連テールを採用、一方のグランド・ファミリアは派手ながらも女性的な優しさある表情とされ角型ライトとしグリル張り出しも抑えRrはやはり角型連テールの気品高いイメージとして2車の性格を顔とお尻で明確に示していました~。
そう言えば後年、サバンナ好きな友人がいましてサバンナ欲しくてしょうがなかったものの当時は学生、そのタレ流しのようにガソリン喰いまくるサバンナ所有は無理!とあきらめかけたのも束の間、彼はこのグランド・ファミリアを買い顔とお尻をサバンナ化してました(爆)
後年の『シルエィティ・ワンビア』が流行る20年も前にコレをやってのけたアイツ、先見の明アリ?ですナ(;^_^A

足廻りは2車ともFrストラット、Rrリーフという当時としてはごくオーソドックスなモノ、しかし当然その味付けは変更されておりサバンナはRE専用を謳うようきっちり固められグランド・ファミリアはファミリーユース前提の“それなり”の持ち味、この2車、後年乗り較べる機会ありましたが経年のヘタリも計算に入れても固さは歴然、サバンナのハードサスはカペラのRrリンク式に較べても板バネとは思えない追従性や操作性に「さすがRE専用車」と納得、ファミリアREやカペラREからの進歩を肌で感じましたね~、まっ、グランド・ファミリアには当然特筆する足ではなかったですが(汗)

このような感じでグランド・ファミリアは全てにおいてが地味でファミリー指向、この為サバンナの廉価版的に見られたのもマツダの意図した事とは違う捉えられ方がなされていたようです…。
エンジンはファミリア・プレストで既にお馴染の1300ccTC型OHC 1キャブ87psのみを搭載、100psを超える10A型RE搭載前提で設計されたシャーシには全くもって危険?はなく文字通りファミリー層が安心してドライブできる仕上がりでした!

尚グレード毎の味付け等でもスポーツ部分は全てサバンナが担当、インパネ等はサバンナと基本は同一ながら一部変更しマツダREの象徴的なT型インパネはグランド・ファミリアにはクーペの最上級でやや雰囲気のみサバンナ的スポーツチックなFXのみに与えられるという明確な差別化がココでもはかられていました。

㊤ほぼ全てのグレードのグランド・ファミリアのインパネ
㊦唯一最高グレードだけに許されたサバンナと同一のT型インパネ


翌72/2、今一つREに抵抗のある保守層の為にと言うか極端に言えば「燃費のいいサバンナが欲しい!」という層でしょうね、これに応えるようにカペラ1500のUB型OHC92psを移植した1500Sシリーズを追加しました!
Sシリーズはサバンナに遠慮していたスポーティな雰囲気をグランド・ファミリアにも与えたモノでレシプロ派には結構歓迎されたようです、燃費やフィーリング的に今一つREには踏み切れないがスポーツマインドは欲しいという一定の希望も多かったとか!時代的にもスポーティカーかきていた時期でもありましたからこのバリエーション追加の判断は正解ですよね!!

そうこうしているうちマツダにとっては悪夢であった昭和48年、1973年になります…そう、燃費の悪さが最大の欠点だったRE普及を驀進中だったマツダを倒産の危機に追いやった忌まわしい““オイル・ショック””が到来してしまいました(x_x)
これにより兄弟のサバンナだけにとどまらずファミリア、カペラ、ルーチェのREモデルは壊滅的な売り上げとなってしまいました、またあまりにココまで“RE”を全面に押し出してきた為マツダ=REのイメージが定着、影響がそれほどない小排気量のレシプロ搭載車も同じ視点で捉えられてしまいこの時期のマツダの経営は深刻を極めていたのは子供ながらに記憶に鮮明に残っています。
このような状況下マツダはやむなくRE全面売り込み方針は変更せざるを得なくなり下級ファミリアはREの搭載を止め上級カペラRE、ルーチェRE(2代目LA型)も車種編成を見直す事となりますがこの時既に生廃されていたコスモスポーツやルーチェREクーペ(初代RX87 M13型)に次ぐREのイメージが鮮明だったサバンナは手が付けられず壊滅的な売り上げダウンを黙って見ているしかできなかったのが当時の状況、そこで出番ですよ遂に!! サバンナを止む無く放置の代りにレシプロ専用が故に被害の軽いグランド・ファミリア充実化がココからなされてゆきます!

73/10に中期型にマイチェンがなされFr/Rrの意匠をよりスポーティに変更、インパネも例のT型が主流となりまた同年11月、UB型1500は一つ上のNA型1600100psへ換装(この時Sシリ-ズという呼称はなくなり単に1600シリーズとなる)してよりパワーUP、同時に1600は他社(車)の先陣を切って初の排ガス規制適合(50年)タイプのAP=アンチ・ポリューション=低公害 も同時ラインナップ、1300はそのままですが失礼ながらマツダには似合わない小排気量ながらの省燃費を強調する路線になりました。

73/10~75/9中期型セダン/クーペ


REのダメージを一早い規制適合車の発売で『低公害』や省燃費』を売りにしたかった気持ち、痛い程分かります。75年当時、マツダは特に小排気量エントリーモデルはこのグランド・ファミリアと既に旧態化して商品力の衰えたFA3型ファミリア・プレストしかラインナップしてませんでしたからこのグランド・ファミリアに一心にそれを追求するモデルを投入します!
75/9の後期型マイチェンではFrの意匠変えに加え他メーカーがようやく50年規制にやっと適合していたのに対し一歩早く1600が51年規制に適合、76/2には1300が後年~現在でも省燃費で着目されているリーンバーンエンジンにTC型を改良し51年規制に適合しています。
リーンバーンの1300はリッター/21kmという公表値、今でも立派に通用するエンジンですよねー!!
外観のマイチェンでは丸目2灯式に改められサバンナほどではないにしろい派手めな顔付だったこれまでのモノが一転して大人しい、素っ気ない程のモノに変貌し顔のイメージは ガラリと変わり個人的にはセダンはともかくクーペの派手なスタイルにこの顔はどう見てもアンバランスで前期~中期の方が好感持てました…

75/9~78/10後期型㊤セダン㊦クーペ



↓画像は後期型クーペのRrビュー、だが73/10以降最終までRrはほぼこのまま変更なし


その後、グランド・ファミリアは77/4に53年規制に1300/1600ともに適合、最後の小変更を受け78/10に振り返れば8年1カ月という長寿をまっとうしました…

同じボディのサバンナは78/3、それまで無節操に載せてきたREエンジンの存在をオイルショック後に見つめ直し、その特徴や特性を最も表現できるスポーツカーや高級パーソナル(CD型コスモ等)に搭載する方針転換に従い本格的スポーツカーのサバンナRX-7 SA22C型にモデルチェンジしています、この為グランド・ファミリアもRX-7登場時にクーペを廃止しセダンのみ細々販売していましたが下級のファミリア・プレストが77/1に時代の要請、流行もありハッチバックの2BOX、FA4型ファミリアに生まれ変わり比較的好調なのもありセダンも見切りをつけこのFA4に吸収といいう形で生涯を終えた訳です。

誕生時メーカー本意ではなかったにしろ注目のサバンナ廉価版としてマイナーデビュー、不幸なオイルショック前まではサバンナの日蔭者でありその立ち位置を甘んじて受け入れていた?のも束の間、オイルシォックという出来事で崖っぷちになったお家の事情で表舞台に引っ張り出されながらいわれのないマツダイジメと並居るライバルの中で目立った功績も果たせなかったグランド・ファミリア、決して商業的に成功した訳でもなくその存在はデビュー時から生廃まで地味~ぃの一言ですがいすゞフローリアンには劣るも弱小メーカー故に必死に8年生き永らえた偉大なる立派な“一発屋”であり「終盤の省燃費/低公害に賭けた情熱はその後のミラーサイクルエンジン、アイドルストップ等に立派に受け継がれている」と供養の言葉にしたいっす!

※特典映像→こちら
マツダ車のアクションは探偵物語や大激闘/特命刑事等で比較的多く見れるもグランド・ファミリアのスタントは後にも先にもワタクシめが知る限りコレだけです!
さすが大都会Ⅲ、破壊車輛にも目の付けどころが違いますわ(笑)
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Posted at 2017/08/16 17:16:23

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この記事へのコメント

2017/08/17 08:08:48
こんにちは。
何時も分かり易く丁寧な解説で、楽しみに拝読しております。

グランドファミリア、意外と長寿だったのですね。
当時、父の社用車がこれのライトバンでした。
ダンパー式じゃないリヤゲート、レッド一色のテールランプだった記憶があります。
丸目よりも前期の角目がいいですね。
コメントへの返答
2017/08/17 20:22:03
こんばんは。
稚ブログですがお褒め頂き嬉しく思います、有難うございます。

今では語られる事もないマイナー車扱いのGファミリアですが往時、特に後半はマツダ唯一のファミリーカーとして気を吐いていました…
おっしゃるように意外に長寿でマツダの浸透がまだ弱かった関東でも比較的よく見かけたのが懐かしく思い出されます。

そう、やはり角目時代の方が精悍で私も好きです。
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