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2015年05月18日

保存版・珍車PART538

保存版・珍車PART538  久々太古車を見つけたんでUP!!

ここまでくると今のヤングな若者にはクラシックカーレベルでしょう(笑)
まぁ、そんな事言ってるとまたどこぞのクラシック・ヲタクは「こんなのは現代車!」とか吠えられそうですが(^_^;)

しかしコレは間違いなくもう博物館、または有名どころのイベントで位しか見れないでしょう、街中で走る姿なんてはもうはるかいにしえの果て…

⇒『昭和44年(1969)3代目HA30型日産プリンスグロリアスーパー6』!!(グレードは推察)


どうですかご同輩、縦グロですよ縦グロ!

こんなのがウッカリしてるとまだ流通の場に現れるんですよねー、ここまでなるとマニア対象ですしクチコミで売るのが普通ですが稀にこうして業オク出品されたりします、各オークション会場、旧車フェアみたいなイベントも時々やっますのでネ。

縦グロ、これはワタシが免許取った3?年前でもかろうじてまだ街にいたかな?ってレベルの太古車、この型は純朴な4ドアセダンのみでしたので当時のヤンキー諸氏は古くてもこれの次世代である230が人気で230の2/4HTをベタベタシャコタンにしたりロッドにしたりでHA30やセドリックの130(これもセダンのみ)は単なる古ぼけたオヤジ臭いセダン扱い、うーん、今でイメージするると10〜20セルシオとかY34セドグロとか140クラウンって感じかな…!?
当時の刑事ドラマ、アクション映画では130、MS40/50クラウンと並ぶ定番の破壊車輌でしたのでね、映像の世界で葬られた30グロリアもかなり多かった事と思います。

ただこれは中学時代のやたら怖ぇー先輩が愛車にしていてバハ履きロッドにした真っ黒な縦グロ、やたらシブくてカッコ良かったので非常印象にも残ってます。

印象に残ると言えば我々世代のヒーロー「仮面ライダー」の旧1号〜2号ではショッカーが乗る“悪の秘密組織”のクルマがこれ!
当時幼少期ですからね、街で縦グロ見ると「ショッカーのクルマだ!」と無意味にテンション上げていた頃が懐かしいっす(笑)

ご承知の通り縦グロは日産と合併前のプリンスの設計、66年に合併しましたが縦グロはその1年後発売でしたのでそれまでは『プリンス・グロリア』が正式名称でしたが30グロリアから『日産プリンスグロアリア』と呼ぶようになりました。

グロリアはプリンスの誇る高級車として1959年発売、この時代に発売されていった初代クラウン(RS10〜30)、セドリック(D50)と並ぶ我が国が誇る高級車3羽ガラスでした。

そんなグロリアもお家の様々な事情から日産に吸収、71年の4代目グロリア以降はセドリックと双子兄弟となっており2004年のセドグロ→フーガ統一まで33年間その立位置は不変でした。

高級車を二つ抱える事となった日産の苦肉の策により双子となったグロリアですがそれ以降もどことなくセドリックよりも高級、プレミアなイメージがありワタシもそうですが販売台数はセドリックに較べ少ないながらも意外にグロリアの方がイイ!というファンも多かった、特に合併前のプリンスを知る世代では同じクルマながら『GROLIA』のエンブレムがないと納得しない方々も多かったとかでその辺にプリンスマニアの日産への抵抗があったんでしょうねー…

さて、出品車ですがHA30の末期型、この型は67〜71年のモデルライフで大まかに2度のMCが施されており現車はその2度目のMC直後のモデルです。

ロイヤルルックと言われた特徴的な縦型デュアルライトの顔はグリルデザインの変更程度ですが最終型はテールを大幅に手入れ、元々アメ車(キャデラック等)のデザインを模倣している部分も多くその出で立ちはまさにアメリカンでしたがテールを最終型では日本ではそれまで類のないバンパーに下半分のテールランプを埋め込みバックを含むスモールをセンターガーニッシュ的にあしらうオシャレなデザインに変更、これはワタシも子供心に刺さりましたね〜、実に素敵なアメリカンナイズされた後姿!(^^)!

前期中期がFrのデュアルライトに合わせるような縦長の平凡な?デザインだったのに対し最終のこれはクラウンやセドリックにない高級感があり心奪われたものです、先輩が乗っていたのもコレでしたしまたロッドにするとこの後姿が非常に映えるんだよナぁ(笑)

↓かなり痛みはありなかなか完調状態にするには手も金もかかりすですがベースとしては上物だと思います!


評価はR点、内外C,Eですがこれに関してはR点とかは気にしてられないですし内装や外装は年式を考えたらかなりイイ状態、外装は強いてレストアは不要かもしれませんね、細かな点は勿論修正加修は必要でしょうが。

それよりもワイパーとクラッチが問題?いくら旧車パーツが比較的出る日産でもHA30のパーツは絶望的、最終モデルの6発は日産製L20エンジン(中期まではプリンスG7型)なのでこの部分では流用も効くのでしょうが動力系やワイパーモーターって???
ワイパー動かないとまず車検が取れませんしね、乗り出しにはまずココが難関かも!?

出品車、グレード記載ナシでしたので推測で書いてます、この型はH20エンジン(4気筒)モデルと6発(先記)が存在、4気筒は廉価/営業用のSTDで6気筒がスーパー6、スーパーDX、最終型のも最高峰GLのラインナップだったと思いますがエンブレム欠品しているので内装の意匠、装備からスーパー6と推察していますがスーデラの可能性もあり、GLは明らかに豪華さが異なります!

↓今では神扱いのベンコラ!昔は高級車は当たり前でしたよねー…C評価の内装はとても46年経過車には見えません!


“ロイヤルルック”と言われる所以は一定世代では常識?

それは天皇陛下御料車だった日産プリンスロイヤルの顔付きと瓜二つだったためでグロリアは初代〜2代目ではまだ当時では珍しかった横並びの丸型4灯ライトを特徴としていたのを一気に縦目にしたのはこのロイヤルを意識しての事、もちろん旧プリンスの作品ですが日産がプリンスを欲しがったのはトヨタを上回る名誉=御料車納入という実績を当時の日産社長が欲しかったという一説もある程です。

まっ、そのいきさつは各文献やwikiでも確認できますんで興味あるナウなヤングな若者は読んでみれば?(笑)

↓2,3回のALLペンはやっているでしょう、Rrビュー問題ナシ!このテールに痺れました〜


♪白い、クラウン〜 じゃないですがこの時代のこのクラス車はまだまだオーナーカー需要は少なく殆どが黒塗り、現車がオリジナルで白かどうかは不明ですが30グロでは黒がやはりイメージが強い、最終のGLでオーナーカーを意識してゴールドをカタログカラーにしていましたが白も滅多に見た記憶はなし、現在見てもとても白いグロリア、新鮮です。

↓ロイヤルルックはこの代限りでしたが十字グリルやボンネットマスコットは230以降も長らくグロリアの必須アイテムとして継承されました!


出品地は北、落札はもちろん100を簡単にオーバーしています(100万円台前半)、これでも縦グロ、これだけの程度のモノとしては安いでしょうね!

クラッチなど気になる点はありますが何とかここまでの内外状態の縦グロもそうは殆ど残っていませんし多分旧車ショップの落札でしょうからしっかり整備されこ倍位のプライスで並ぶのでしょうね〜…
(^^)/~~~
ブログ一覧 | 日産 | クルマ
Posted at 2017/11/24 22:05:13

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