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2017年04月06日 イイね!

珍車PART685

珍車PART685
カムリ、このモデルも地味ですよねー…

しかし何気に今のトヨタラインナップとしてはご長寿、派手なマークⅡや小型戦略車であったコロナ、カリーナという老舗が次々に消え失せても現代でもラインナップし続け安定的な地位を得てまいます。


元々はカリーナベースのセリカの派生車種としてデビュー、当時の人気車910ブルーバードに対抗して造られた急造モデルですぐ消えるかと思いました(私感)ですが2代目SV10の頃(S57y)急激に訪れた小型車FF化の波に乗り新時代のFF中級セダンとして独自路線を見出し以降、派手さはないながらトヨタでは稀に見る?良心的セダンとして着実に歩んできました。

今回はそんなカムリに時代を先取りしたV6エンジンを発搭載したこのモデルをお題とします。

⇒『平成2年(1990)2代目VZV20型カムリ4HT V6プロミネントG』!!

FF化には慎重で悪く言えば乗り遅れ気味だったトヨタでしたが2代目SV10カムリで時代の流れであったFF小型サルーンに名乗りを上げましたが他車は既に高級モデルでもFF化に軸足を移し始めていました、日産ブルーバードマキシマ、三菱ギャラン/エテルナΣのV6、ホンダレジェンド等々…

これらに対しマークⅡ3兄弟で高級モデルではガッチリ抑え込みをしていたトヨタですが時代の流れには勝てずカムリが86年に3代目にFMCした翌年、87年にV6を追加、当時トヨタは日産のV6推しに対向し“直6こそが高級車”という主張気味でしたが三菱やマツダ、ホンダも含みV6モデルがデビュー、余は正にV6祭り的時代に素直に従ったという感じでしょうか(笑)

コロナ/カリーナよりも少し上級の立ち位置であったカムリでしたがV6モデル=プロミネントによりマークⅡクラスに名乗りを上げ値段もこれらとほぼ同一、マークⅡ人気が衰えを知らない87年にこの施策は決してプロミネントをメジャーにする環境ではなかったながら数の多すぎるマークⅡ系を嫌う、室内の広さとV6の静粛性に手を挙げる層も少ないながらおり一定の成功を収めました!

カムリは先代SV10デビュー時、兄弟車『ビスタ』も登場しますがこれを扱うビスタ店にはクレスタが既に存在しており競合を避ける為V6プロミネントはカムリのみの専売モデルでありカローラ店初の6発モデルでした。

↓セダン/4HT共にラインアップされたV6プロミネント、兄弟ビスタには未設定


米・レクサスブランド立ち上げ時はES250としてラインナップ、その後あちらで人気高かったES300=ウィンダムの下地にもなったのがプロミネント、出品車はそんなプロミネントの最高峰である4HTのプロミネントG、新車時もそうは数の出なかったモデルで中でも性格的にセダンが多かった中で4HTの残存は希少に思います!

質実剛健と言いますか派手さがないカムリ(ビスタ)、このため比較的年輩層の支持が高かったのもありセダンはそれなりに見かけるも4HTはそうは見ませんでした。
元々ベースとなったSV20はビスタではセダン/4HTのラインアップながらカムリはセダンのみ、従ってプロミネント4HTはビスタ4HTのボディを用いていました。

何故にHTのないカムリに4HTをラインナップしたかはペット、オート店のマークⅡ、チェイサーが4HTで高い支持を得ていた事によるカローラ店への配慮?とも思えますが売れ行きはそれらに較べると悲壮感を感じるモノ、しかしスタイル的にもトヨタらしく伸びやかで堂々としていましたし従来型4気筒カムリとは異なるFr部のリ・デザイン(国内仕様のみ)は高級感も充分で値段に釣り合う“高級車”を意識させる出来栄でした。

そんな今も昔も少数派の現車、トヨタの珍車が地域柄出てきやす中京地区からのお出まし!

↓総合4、実走3万㎞台という高評価はこの年式ではなかなか…


出品票によるとA/C不良との事でこの類のクルマでこれは痛い、70年代後半~80年代のトヨタはエアコンやブロアモーターの不良が多かった印象で私感ではご多分に漏れずって感じですがクルマの状態がいいのでここは是非直したいですね、部品があるか否かは知らんですがw

↓この時期特有のワインカラーの内装もB評価だけあり美しい状態!


外装評価が何故か入っていませんが画像の限りB~Cは充分に付くレベルかな!?探してもまず出て来ないクルマですんでファンには見逃せないモノではないかと感じます。

↓傷や凹も問題ない現車、ボディも艶があり車庫保管を推察できますね!


プロミネントデビュー時は~うちにもFF高級車ありますよ!~的にしか捉えられませんでしたがトヨタ初のV6エンジン搭載であるこのモデル、その後の経緯で直6が消え失せV6が6気筒のスタンダードとなった現在から見ると先見の明があったとも言えますがこのV6、SV20から搭載され始めた普及型エンジンでもツインカム=ハイメカツインカムという話題を振りまいた後なので無理矢理?ハイメカ化、「フォーカム」という呼び名でアピールしましたがこれの1VZ-FE型(トヨタがエンジン型式の枯渇により初めて二桁のアルファベットでの記述を採用)は静粛性以外はあまりその恩恵を感じすマークⅡ系の1GやSV20のS系エンジンの方がフィーリングは上、日産や三菱のV6程の下からモリモリ来るトルクフルな印象もなく印象に残らないパワーユニットではありますが今となっては懐かしいです。

↓Frビューも問題なく現代目線ですと小さいながら古き時代の高級車感を訴えていますネ!


ミディアムクラスでしかもこの年式は貿易にもなり得ませんしマニアックなモデルで一般ウケじゃ皆無のモデル、希少性は知る人ぞ知るって感じなので落札はなされますが解体+α程度、やはりA/C不良が致命的と思われますが路上復帰を期待したい1台であります(^^)/
Posted at 2017/04/06 18:35:06 | コメント(0) | トラックバック(0) | トヨタ | クルマ

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