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2013年01月17日 イイね!

保存版・燃えろ!20世紀のガチンコライバル列伝!!!…パブリカトラックvsサニートラック編

保存版・燃えろ!20世紀のガチンコライバル列伝!!!…パブリカトラックvsサニートラック編 (2013.1/17UP)

“燃えろ!20世紀のガチンコライバル列伝!!!”今回のガチンコは『トヨタパブリカトラック/ピックアップ(UP/KP10,20,30系)vs日産サニートラック(B20,B120系)』となります!

いやー、この二つはライバルらしいライバルですよね、現在では両車、絶えて久しいですが20世紀の街角を小忙しく走りまわっていた商用貨物モデル!

後年~現在にかけては商用故に70年代のモデルのまま比較的近年まで生産されておりまた、ベースの乗用系がトヨタ、日産とも当時の言葉でボトムとなる“大衆車”、今で言うエントリーモデルながら70年代車のため当然の如くFR駆動!これが今や希少なFR=“スポーティ”という要素で受け止められ未だに改造パーツの入手も可能、現在では本来の役目からかけ離れた走り仕様にドレスUPされたモノが多く生産が早く終了したパブリカピックアップ(以下パブトラ)はさすがに見かける度合いも少なくなってきましたがサニートラック(以下サニトラ)は最近まで生産していた事もあり今でも普通に街中で見かけられますネ!

パブトラ(発売時のネーミング=パブリカトラック)は64/2(昭和39年)の発売、一方のサニトラは67/2(昭和42年)の発売でそれぞれベースとなった乗用セダンに遅れ追加ラインナップされたものでした。

当時は現在とは違いまだまだ5ナンバー乗用車をレジャー主目的として持てる家庭は少なく“平日は仕事、休日はレジャーに!”を可能とする貨客兼用車=バン/トラックの需要が非常に高く道路整備も悪かった時代でしたので大中小関わらずトラックもボンネットがまだ主流、S40年代でサニーやカローラ、パブリカ(5ナンバー)の立派なライバルとなったマツダファミリアやダイハツコンパーノ等のS30年代発売組はまずバン型(4ナンバー)を発売しその評価を見て乗用追加がなされた程でした。

小型トラックに関しては戦前から存在しネームバリューも最大で市場を独占していた日産の『ダットサントラック(以下ダットラ)』が優位でしたが元々積載1t以下で1000cc以下の排気量だったダットラ、市場の要求もあり代を追うごとに積載、排気量も大型化しておりこれの1ランク下、小型トラックとして新たにボトムに名乗りを上げたのがパブトラでした。

パブトラは「ダットラでは大き過ぎるが軽トラでは役不足」という小口配送のユーザーに受け入れられ商業的には成功、これにより前述のファミリア、コンパーノ、コルト、サニー等のトラックモデルが65年を境に続々と発売され一つのマーケットを築きました。

余談ですが今や拡大に次ぐ拡大とキャブオーバー化によりすっかり軽トラックに需要を奪われ絶滅した小型クラスのボントラですが当時はこれも激戦でありパブトラの上級クラスでは60年代、一人勝ちのダットラに対抗しいすゞがベレットをベースとする『ワスプ』、トヨタは日野(自)と提携後は日野のボントラ『ブリスカ』(後のハイラックス)をぶつけマツダはルーチェベースの『プロシード』、三菱は中型トラックの王者、ジュピターのイメージを与えた『ジュピタージュニア』等をラインナップ、60~70年代にかけては更にトヨタvs日産は激しい争闘いを繰り広げトヨタはセダンの各クラス主力のコロナ、コロナマークⅡ、クラウンにも続々とトラック(ピックアップ)やWキャブ(Wピック)をラインナップ、日産もダットラの上級によりヘビー級1.0~2t積ボントラである『ジュニア』を投入、更にこれに対抗したトヨタが『スタウト』を発売、ほぼ2社でボントラ市場を2分した状態が80~90年代まで続きました。
他社=マツダ(ファミリア、プロシード)いすゞ(ワスプ→ファスター)、三菱(ジュピタージュニア→コルト→フォルテ)も細々ながら一定の販売がなされ車種にもよりますが比較的長寿で90年代迄生き残ったモノもあり現代の事情から還り見ると信じられない!って感じがしますネ^^;

それでは本題の“パブトラvsサニトラ”を振り返ります!

【パブリカトラック】

先記のように1964/2に発売、ベースの乗用セダン(UP10型)は55y、時の通産省提唱の『国民車構想』を発端として開発され61yに発売、当初は軽自動車と変わらない質素な造りが災いし販売は苦戦するも年々のDX化と庶民の所得UPも重なり徐々に人気/販売は上昇、乗用の成功により知名度も上がりトラックモデル(UP16型)の発売となりました。

↓64/2発売の初代前期型モデル、Bピラー迄は見慣れたセダンと全く同一。


パブリカはセダンがモノコックボディだった為、ネーミングはボンネット/キャビン部が荷台と分かれる「トラック」としていますが正確にはボディ+荷台一体の「ピックアップ」タイプ、ペリメータフレームを使う先人達(ダットラやブリスカ)等が“トラック”であり本格積載(耐久力)では万全、反面モノコックの“ピックアップ”であったパブトラはその耐久力に不安を持たれていたようですが400kgという軽い積載には何ら問題もなく小口配送を主とするユーザーに急速に浸透しました!

積載400kgでも当時の360cc軽トラの200~350kgに対しては充分な内容でダットラクラス~軽トラの狭間を突いたラインナップは大成功を後にもたらしました。
また、セダンで“低燃費”として好評の空冷U型エンジンもそのまま採用しコストをかけたくない商用モデルを選択するユーザー層のハートを捉えていました!

スタイル的には前半分はセダンそのもの、顔付やFrドア迄がセダンとパーツを供用、センターピラーから後ろを荷台としRrbュー等はリデザインされていました。

それではモデル概要です。

(エンジン)
U型700cc空冷2気筒OHV28ps
(駆動)
FR
(ミッション)
3速MT
(脚廻り)
Fr:Wウイッシュボーン/Rr:リーフリジット
(バリェーション)
基本モデルのみ
(サイズ)
全長3595×全幅1415×全高1385(mm)
(荷台内寸)
長さ1270×幅1145×高さ385(mm)
(定員及び積載量)
2名、400Kg


【サニートラック】

小型ボンネットトラックボトムとして王者ダットラを有する日産がパブトラに対抗して67/2に発売、ベースは前年の66/2に発売された乗用モデルのB10型初代サニー1000でトラックの場合、型式は『B20型』となっています。

サニー(乗用)発売当時、トヨタはカローラ発売前であり既にこの時、乗用/商用ともに700cc→800ccにスケールUPし大幅なMCを施しより豪華になったパブリカ(UP20系)に対して“1000cc”を武器にしたサニーはパワー的にも車格的にもパブリカの1ランク上な部分で爆発的人気を呼びました。

しかし同年11月には有名な“プラス100ccの余裕”のコピーの通り1100ccを引っ下げてデビューしたカローラの前でその人気は急速に衰えてしまいましたがパブトラを持つトヨタは立位置が近いカローラにトラック(ピックアップ)モデルをラインナップしなかった事から日産はサニーにこれを設定、5ナンバーでは“100ccの余裕”で負けましたがトラック部門では逆に“200ccの余裕”でより信頼性が高く耐久力も優れる商用としては贅沢な?水冷4気筒エンジンを武器にパブトラに対抗、後年まで5ナンバーとは図式の異なるライバル関係を永年続け70年代後半以降、サニトラがシュアNo1となっています!

↓“プラス200ccの余裕”からトヨタ(パブトラ)にパワーで圧勝した67/2発売の初代B20型サニトラ(画像は後期モデル)


サニトラもパブリカ同様モノコックのピックアップタイプ、スタイルもやはりセンターピラーを境に前半分はセダンそのままとし後部を荷台に改めたモノでした。


それではモデル概要です。

(エンジン)
A10型1000cc水冷4気筒OHV56ps
(駆動)
FR
(ミッション)
3速コラムMT
(脚廻り)
Fr:Wウイッシュボーン/Rr:リーフリジット
(バリェーション)
基本モデルのみ
(サイズ)
全長3815×全幅1450×全高1385(mm)
(荷台内寸)
長さ1535×幅1230×高さ380(mm)
(定員及び積載量)
2名、500Kg

以上から分かるようにサニトラはあらゆる面(パワー、サイズ=ボディ、内寸)でパブトラを1ランク上回っていますがこれはベースの乗用がパブリカの1ランク上のカローラである点から至極当たり前の事、しかしながらカローラにトラックモデルをラインナップしなかったトヨタが結果的にサニトラの8年も前に製廃となってしまった基本がここにあった気がしますね…。

【モデル改歴(デビュー含む)】
※時系列にて記載、小変更などは省略している場合もありますのでご了承下さい。

(64/2)
パブトラ発売(初代前期UP16型)
(66/4)
パブトラ、MC実施。
セダンに準じFrの意匠変更並びに搭載エンジンを700→800ccにスケールUPした2U-C型36psに換装しました。
この時に型式はUP26型に変更されています。

↓お馴染“省燃費”で評価が高かった空冷エンジンは100ccUPの2U-Cとなりパワーアップ!!


↓乗用に準じてFrファエイスがスラント化され高級感を増した後期型


↓後期型Rrビュー


(67/2)
サニトラ発売(初代前期B20型)

(67/9)
サニトラ、発売1年を経たゼダンに準じ早くもMCがなされグリルエンブレムが『D』(DATSUNの意)→『S』(サニーの意)に変更、ラジエータグリル意匠を高級化しサイドマーカーランプも大型化、初代後期型となっています(型式変更なし…上記写真モデル)

(69/4)
パブトラ、セダンが2代目にFMCしたのと同時にこちらも2代目に移行しました。
2代目となりサニーをカローラとパブリカで挟み撃ちする作戦をより鮮明化、従来の800cc(これも36→40psにUP)に加え1000ccの水冷4気筒2K型エンジンをセダン同様にラインナップ、サイズや積載も拡大され先代ではサニトラの1ランク下であったパブトラ、サニトラに遜色ないモノへとグレードアップしています。
尚、この時から名称を『パブリカピックアップ』と本来のボディ形式のネーミングに変更、また、トヨタらしくトラックモデルでもラジオ/シガーライターやヒーター他メッキパーツ等を施す『DX』グレードを設定、従来の基本モデルを『STD』としています!

2代目パブトラの概要は下記の通りです。

(エンジン)
2U-C型800cc空冷2気筒OHV40ps=UP36型
2K型1000cc水冷4気筒OHV58ps=KP36型
(駆動)
FR
(ミッション)
3速コラムMT/4速フロアMT
(脚廻り)
Fr:ストラット/Rr:リーフリジット
(バリェーション)
800STD(UP36)/1000STD(KP36)/DX(KP36-D)
(サイズ)
全長3835×全幅1490×全高1390(mm)
(荷台内寸)
長さ1535×幅1250×高さ390(mm)
(定員及び積載量)
2名、500Kg

目立つ変更はサスペンション(Fr)をより生産性が良くコストダウンに繋がるストラット式にした点及び時代の要請から4速フロアシフトモデルがラインナップされた点、当時は乗用市場はハイパワー/スポーツカーブームでもありよりスポーティに素早くチェンジできるフロアシフトが主流となってきており商用車にも波及した感じですね!

※尚、2代目パブトラは計4度もMCをしているため前・前期、前・後期、後・前期、後・後期、最終型と示します。

↓FMCでサニトラと遜色ない実力となった2代目前・前期型『1000DX』


↓カローラの3K型をデチューした2K型水冷4気筒も仲間入り!


(69/8)
サニトラ、パブトラがDXモデルを追加した事に対抗しやはり当時は贅沢装備であったヒーター、ホワイトリボンタイヤ、時計にライター等を備えたこちらも『DX』を設定、但し従来型に特にSTD等の表記はなされていません。

↓ラジオ他が装備されたサニトラDXのインパネ


(70/10)
パブトラ、セダンのMCに準じて前・後期型となります。
この頃は現代と違い各社、「イヤーモデル」と言われた年一回のMCを行うのも稀ではなくパブリカにもこれを施しており1970年型のデビューとなった訳ですね。
変更点はFrフェイスの意匠変更とインパネが新設計されています。

↓70年型の前・後期型1000DX


↓前・前期時代にセダンSLの新設計されたインパネを全面採用!(opのクーラー付)


(71/1)
サニトラ、初のFMCを実施!
お馴染のB120型サニトラがこの時にデビューしています、ここから製廃となる96年迄25年間基本を変えずに歩むとは誰が想像した事でしょうね(笑)

パブトラが2代目になってサニトラに肉薄してきた事により今回のFMCでは再びパブトラを突き離すようにパワーアップとサイズ拡大が行われたのは言うまでもありません!

OHVながら高回転までストレスなく廻りハイパワーかつ低燃費で“名機”と言われるA12型エンジンを初搭載!
先代B20型のA10のスケールアップですがこれにより先代より若干大きく重くはなりながらも全くオーバーウェイト感はなくキビキビ走るサニトラ、私も幾度となく乗りましたがドラポジを除いてこんなにおもしろいクルマも滅多にないと感じますね!
スペックも大した事なく平凡(当時は)なFRでしたがトラック故にセダンやクーペに較べても軽量、特にRrにはトラクションが空荷せあれば殆どかからないため思うがままに振り回せコントロールも楽、アクセル加減でいかようにもドリフトに持ちこめる手軽さが非常におもしろかったです、但しLT(トラック)タイヤのままでは留まるところを知らない位に流れるのでタイヤと少し脚に手を入れるのは必須ですが(汗)

2代目サニトラB120も先行して前年FMCしたB110型サニーをベースに先代同様ピックアップ化したもの、こちらは先代から継続して『サニートラック』を名乗っています。

↓71/1にデビューした2代目B10型サニートラック(前期)
あまりにも見慣れているのでとても42年前のデザインに感じませんね!


2代目サニトラの概要は下記の通りです。

(エンジン)
A12型1200cc水冷4気筒OHV68ps
(駆動)
FR
(ミッション)
3速コラムMT/4速フロアMT
(脚廻り)
Fr:ストラット/Rr:リーフリジット
(バリェーション)
STD/DX
(サイズ)
全長3840×全幅1490×全高1390(mm)
(荷台内寸)
長さ1670×幅1285×高さ410(mm)
(定員及び積載量)
2名、500Kg

上記を見て分かる通りパブトラに追い付かれた荷台内寸始めボディサイズ、パワーはこのFMCで再びリード、この頃から徐々にイーブンだったパブトラとサニトラ、サニトラが販売/人気ともパブトラに差を付け始めました。
尚、サニトラもパブトラ同様に3速コラムに加え4速フロアを設定、サスペンション(Fr)をストラット式に変更、理由はパブトラと同一。

※尚、コラムモデルはパブトラ、サニトラ共モデル途中で廃止され4速フロアに統一されています。

↓後に名機と呼ばれるA12型エンジンを搭載!
セダン系/バンがA→E型他新エンジンに切り替わっても最後まで不変でした!


※尚、2代目サニトラの場合は計3回のMCを経験、このため前期、中期、後期最終型と表記させて頂きます。

出揃った2代目パブトラとサニトラ、この2車はかつて結構乗った経験が多く憶えている限りで書くとドラポジ、つまりは車室ではややパブトラが勝ちでした。
両車の写真を見て頂ければ分かると思いますがパブトラはベースのセダンが2ドアの設定しかなかったのでドアが大きめ、対するサニトラは4ドアセダンのFrドアを使用している関係上キャビンはパブトラの方が若干大きくドラポジもリクラインしない状況に変わりないながらパブトラの方が自然に近かったですね~。
Cピラー(トラックですのでRrピラーです)がサニトラの方が太い分、そう大差はないのですがただでさえ狭いボントラですから数mmの差が結構大きくサニトラはあくまでも感覚的には直立の状態がしんどかったです。
パブトラはこれに較べ若干シートバックに余裕が感じられましたが荷台内寸はサニトラと全長5mmしか変わらない(サニトラが長い)のに13.5mmも短くトラックですから積載が命で居住性は二の次!!と考えればサニトラ、それだけしか変わらないなら居住性がいいパブトラ!!と別れまぁ、個人的には大差ナイ!が本音ですが業種や考え方でしょう…。

走りの部分ではサニトラが先記のようにパンチのあるA型エンジンで勝っていましたがトヨタK型もOHVとしてはよく廻り軽量でもあったのでサニトラに致命的に劣る、と言う感覚は皆無、あえて選べばサニトラって感じですかね…!?
因みにUP(空冷)は論外です(笑)燃費はいいのだけれど30系では明らかにオーバーウェイト。

(72/1)
パブトラ、MCにより後・前期型となります。
セダンに関してはドア以外のパーツを新たな金型で起こしてほぼFMCに近い変更が行われましたがトラックに関してはボンネットを含むノーズ部とフェイスリフトのみ、テールは従来型のままです。

↓72/1発売のパブトラ後・前期型


尚、カローラ用の1200cc OHV水冷4気筒 3K型68psエンジン搭載のパブトラ1200も追加、パワワー的にようやくはサニトラに追い付いています。
1200はDXのみのラインナップで型式KP37Nとなっています。
廉価版にセダンでは引退となった800cc 2Uエンジンも健在ですがメインは3Kに完全に移行、800はほぼ受注生産的モデルになっています。

※(73/5)
サニトラベースの2代目サニーB110系は3代目B210型にFMC、トラックは下記の点を改良/追加を施し継続。

(73/5)
サニトラ、荷台を295mm延長したロングボディを追加、他安全装備及び公害対策装置(タンデムマスターシリンダー/燃料蒸発防止装置等)を採用。

↓長寸物にも対応する荷台内寸1860mmのロングボディを追加!


尚、ロングの型式はGB120型となっています。

(73/10)
パブトラ、MCにより後・後期型になります。
変更点はセダンに準ずるFrマスクの意匠変更が主でした。

↓後・後期型パブトラ1200DX


(75/10)
サニトラ、50年排出ガス規制適合。
A12型エンジンは規制に合わせ改良、酸化触媒による日産排出ガス清浄化システム「NAPS」を採用します。
乗用では悪名高きこの50/51年規制でしたが商用4ナンバーモデルは規制値が5ナンバーに対して緩くpsもダウンなく68psのまま、ドライバビリティ低下はやや感ずるもセダン用A12程のダウン感は感じられずキビキギさは失っていません!

尚、型式は50年規制を示すH-が頭に付記され標準H-B120、ロングH-GB120となっています。

(75/11)
パブトラ、50年排出ガス規制適合。
これにより小排気量の規制適合が困難のため800ccの2U並び1000ccの2K型はカタログ落ち、残る3K型を触媒(TTC方式)により50年規制適合の3K-HJ型に換装します。
サニトラ同様に4ナンバーのため規制が緩くトヨタは日産以上に5ナンバーでは深刻な出力ダウン(セダン用3Kは68→64psへ4psのダウンとなった3K-Uに換装)ながら3K-HJは僅か1psのダウンに留まっています。

型式はH-KP37型に統一。

(76/2)
パブトラ、外観的には最終型へMCが行われます。
変更点はFrグリルの意匠変更となっています!

↓最終型パブトラのFrビュー


↓最終型Rrビユーとなりますが69y発売の前・前期からほぼ不変!


※(77/11)
乗用モデルのサニーは4代目B310型にFMCしますがサニトラはそのまま継続。

※(78/2)
パブトラのベースであるKP30系パブリカ(乗用)がKP61型スターレットに後を託し製廃、トラックのみ継続。

(78/4)
サニトラ、MCにて中期型となります。
デビュー8年になり大幅改良が行われこれまでB110セダン系のグリルだったモノを同じB110のクーペのモノに変更(但しオーナメントはクーペの丸型から縦長に変更)、やはりB110セダン標準グレードと同一だった長方形メーター→GL/GX系の丸型メーター採用、他に内装色変更、平型ミラー→タルボ型ミラーに、バンパーコーナーラバー装着、セミホイールキャップを廃止してセンターキャップ付スチールホイールに、テールランプ枠をメッキからブラック塗装に、間欠機能が追加されたワイパーもブラック化され80年代に向けたリフレッシュが行われました!
このMCにより日産社内記号はMCが行われると末尾数字が0→1となる事から型式H-B12i/H-GB121型となっています。

↓2代目デビューから7年目の78/4、大幅にMCされたサニトラ中期型!


↓B110GL/GX系と装備充実にて80年代にも通用した中期型のインパネ&インテリア



中期型発売時、既に乗用モデルは110の次々型であるB310型がデビューしていましたが基本は110でライトスイッチ他に古さは隠せないも明るい新色(ブラウン)でコーディネート、丸型メーターの採用で古さはそれほど感じさせずかえってこの頃で既に旧車チックな味わいも出てきた感じでマニアも注目し始めた頃に思います。

(79/7)
パブトラ、54年排ガス&騒音規制適合となり型式をJ-KP38型とします(MCなし)

(79/8)
サニトラも同様に54年排ガス&騒音規制適合、型式をJ-B121/J-GB121型とします(MCなし)

(81/10)
サニトラ、56年度排出ガス規制適合、型式をL-B121/L-GB121型とします(装備に小変更、エンジン出力64psに変更)

※(81/10)
乗用サニーは5代目B11型にFMC、2代スルーのサニトラはもはや孤高の存在感(笑)

(82/1)
パブトラ、56年規制適合のためエンジンを換装します。
78年デビューの後続KP61スターレットやKE50/60系カローラ/スプリンターに搭載していた4K-U型1300ccOHVを商用に改良した56年規制の4K-J型69psに換装、4KはベースをK型としますが相次ぐ排ガス規制による出力ダウンを補う為、ベースのK(1100)→3K(1200)から更に100ccアップ、MC前の3K-HJ67psから2psの出力UPがなされました。

↓1300、4K-J搭載のパブトラ最終型のカタログ


これにより型式はL-KP39型としています。

※(85/9)
乗用サニー、6代目となるB12型にFMC

(86/11)
サニトラ、小変更で安全装備充実(ELRシートベルト、合わせガラス採用等)

(88/10)
サニトラ、2度目の大幅MCにて後期最終型となります。
中期型デビューから10年超!!2代目デビューからはこの時ですら17年を数え他社が全て撤退した事もあり唯我独尊の状態、当時550ccとなっていた軽トラとそれ程積載能力は変わらなくなってきてはいましたが乗用車並のドラポジと装備、運転のしやすさと乗り心地でまだまだサニトラの需要は一時期よりは減りましたが一定レベルをキープ、灯油配送や缶物店や米屋配送などで特に人気が高かったですね!

↓後期最終型サニトラのFrビユー


大きな変更点は三元触媒方式にて63年度排出ガス規制適合した点と外観では角型2灯ライトを装備、後期最終になりそれまでB110セダンやクーペの流用だったFrマスク(グリル)が専用デザインにされた点となります、他にバンパをブラックアウト化し室内、インパネを新色に変更。

↓デザイン変更はないながら新色採用でイメージを変えたインパネ&インテリア



63年規制A12型はpsをネット表示とし52pstなっています、63年規制のため三元触媒以外にO2センサーによる混合比フィードバックシステムや電子制御キャブレター、点火系をフルトランジスタ方式に変更。

↓名機A12を味わうには既にこの時期、唯一サニトラしかなくなっています!
(同じA型を搭載するバネットは1.5LのA15型がボトムでした)


↓Rrビユーは71年デビュー時からほぼ不変!!


尚、型式はR-B122/R-GB122となっています。

※(90/1)
乗用サニー、7代目B13型にFMC

(88/11)
パブトラ、69/11の2代目30系発売から19年にて生廃の時を迎えます…。
もはや設計の古さが目立ち商品価値の低下が著しい点、同クラス唯一のライバルであるサニトラにほぼシュアを取られた点、そして550ccとなった軽トラの台頭に新車種追加やFMCを行う価値を見いだせずの引退で後続車種はなし!無理矢理挙げるとすれば子会社ダイハツのハイゼットトラックになりますね~^^;

サニトラが基本は同じながらも意匠やインテリアに比較的延命治療を施していたのに対しパブトラは76年を最後に排ガス対策以外はほぼ放置プレイ、この事がサニトラへのシュア拡大を許し積極的な販売はなされませんでしたので現在残っている台数もサニトラに較べ少数、逆にこれがパブトラよりはありふれたサニトラに対して希少価値が見出され現在、実働車が流通に出てくれば信じられないプライスとなっています!

飽きられない努力をしたサニトラよりも後半放置だったパブトラが希少度/プライスも高い…何か皮肉に感じるのはワタシだけでしょうか!?!?

一方のサニトラは88年のMCから6年間生産を続行、94年、平成6年にさすがに660ccになり更なるサイズアップが施された軽トラ群にあらゆる面で勝ち目がなくなり遂に製廃の時を迎えました。

このように最終B122は比較的近年まで生産されながら今も街で見かけるのは殆どが中期B121が多く122の販売台数の低下がこの事からも推測できます。
但し海外中近東などでは人気のサニトラ、当然高年式B122は中古市場に出ると外人が競って購入し輸出しているので上記推測、あまりアテにはなりませんが(汗)

尚、サニトラは南アフリカにて1.4Lエンジンを搭載した『1400 BAKKIE』のネーミングで驚く事に2008/9、平成20年まで生産、37年基本を変えずに例え国外でも生き続けた国際的“名車”であると思います!!

サニトラは冒頭で触れたように改造パーツもまだ豊富でノーマルで現役(本来のトラックという意味での)というのはさすがに少ないですがカスタマイズされた個体はまだまだ元気に走っておりクルマ好きの一つの文化になっている点が嬉しいですね(^.^)
60~70年代の香りを持つモデルで台数がまだあるのはこのサニトラのみ!サニトラマニアの皆さんの大事な動態保存を応援したい、このクルマを見かけるとそんな心境になります…。


燃えろ!20世紀のガチンコライバル列伝!!!
“パブリカトラック/ピックアップvsサニートラック”…完
Posted at 2017/08/07 13:45:38 | コメント(0) | トラックバック(0) | ライバル | クルマ

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