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2017年07月12日 イイね!

るかぎりもちこた

るかぎりもちこた一万五千年のキンメリアの族長クロム=ヤの精神とも話をかわした。さらに数多くの精神とも話をし、脳裡にはとどめられない衝撃的な秘密や目眩く驚異を、つぎつぎに聞かされた。
 わたしは毎朝熱にうかされて目を覚まし、ときには必死になって、現代人の知識の範囲内にあるような情報を、確かめようとしたり、その正しさをくつがえそうとしたりした。伝来の事実が一変して疑わしい様相を呈し、歴史や科学にそうした意外な付加物を重ねうる夢の創造力には、ただただ驚嘆するばかりだった。
 わたしは、過去がはらんでいるかもしれない神秘を思って身を震わせ、未来がもたらすかもしれない脅威を思って恐れおののいた。人類にとってかわる種族が人類の運命についてほのめかしたことは、とてもここには記せないような影響をわたしにおよぼした。
 人類の後には、強壮な甲虫類の文明が栄えるが、旧世界に恐ろしい運命がせまるとき、〈大いなる種族〉の最高の精神がその体を奪うことになる。その後、地球の寿命が終焉《しゅうえん》に近づくと、転移した精神は、またしても時間と空間を超えて移住する――水星の球根状植物の体に宿る。しかし窮極の終焉に先立ち、地球上にはその後も新たな種族が生まれ、その種族は冷えきった惑星にあわれにもすがりつき、恐怖にみちた核にむかって地殻を掘り進む。
 一方、夢のなかのわたしは、〈大いなる種族〉の中央記録保管所に収めるため、半分は自発的に、残る半分は図書館を訪れたり旅をしたりする機会が増えると約束されたため、自分の時代の歴史をたゆまず書きつづけていた。中央記録保管所は、都市の中心近くの巨大な地下構造物のなかにある。わたしはそのことをよくそこで仕事をしたり、参考文献を調べたりしたことで知るにいたった。〈大いなる種族〉が存続すえ、大地のいかなる激動にも耐えるよう目論まれているので、この巨大な地下構造物は、岩山にも似た堅牢な造りにおいて、あらゆる建物をしのいでいた。
 奇妙なくらい腰の強い繊維組織をもつ、大きな紙に書きこまれたり印刷されたりした記録は、上開きの本にしたてあげられたあと、幾何学図形で飾られ、〈大いなる種族〉の曲線文字で表題のつけられた、灰色がかった色合をもつ、きわめて軽い、風変わりな、錆びることのない金属の容器に一冊ずつ収められた。
 こうした容器は、同じ錆びることのない金属で造られ、複雑な回転操作を要する取手で閉めきられる――密閉された書棚のような――何層にもおよぶ矩形の地下保管庫に収納された。わたしの記した歴史は、何層にもわたる保管庫の最下層、というよりも脊椎動物の記録がならぶ区画の特定の場所が割りあてられた――そこは人類の文化と、人類誕生以前に地球を支配していた柔毛族と爬行《はこう》種族の文化とのために割《さ》かれた区画だった。
 しかし、夢が日常生活をまざまざと伝えることはなかった。きわめ
Posted at 2017/07/12 11:22:18 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2017年06月27日 イイね!

りこむことなく

りこむことなくけがなかったなら、狂人として監禁されないように、わたしとて見つけだしたり推測したりしたことをこうして記したりはしないだろう。もちろんさまざまなものが寄せ集まった彫刻の信じられようもない初期の部分――五芒星形の頭部をもつ生物の他の宇宙、數碼通寬頻他の銀河、他の惑星での生活をあらわした部分――は、その生物の途方もない神話だとたやすく解釈することもできるが、そうした部分にも、数学や天体物理学の最新の発見に不気味に似ている、記号や図表がふくまれているので、どう考えていいのやらまったくわけがわからないのだ。わたしが発表する写真を見て、ほかの人びとに判断してもらわなければならないだろう。
 当然ながら、わたしたちの目にした彫刻の一つとして、一貫した物語の断片以上のことを告げることはなかったし、わたしたちが正しい順序でその物語のさまざまな段階を目にしはじめたわけでもなかった。広びろとした部屋の一部は、装飾模様に関するかぎり、独立したものである一方、他の場合には、連続する年代記がいくつもの部屋や廊下にわたって繰広げられていた。地図や図表のなかで最もすぐれたものは、古代の地表の高さよりもまだ下の恐ろしい奈落の壁にあった――それは広さがおおよそ二百フィート平方、高さが六十フィートにおよぶ洞窟で、どうやら何らかのたぐいの教育の場であったようだ。さまざまな部屋や建築物に、おなじ題材のものが数多く、いやになるほど繰返されていたが、ある種の経験や、種族の歴史のある種の概要か段階が、装飾をほどこしたものや棲んでいたものに、ことのほか気にいられていたためだろう。もっとも、ときとしておなじ主題がそれぞれ装いをかえて表現されていることもあり、これは議論の余地ある点を解決したり、空白部を埋めたりするのに役立航空った。
 わたしにはいまでも不思議なのだが、わたしたちはごくわずかな時間に、よくもあれだけ多くのことを推測したものだと思う。もちろんわたしたちは、いまですらおおよその概略を得ているにしかすぎない――そしてその多くはあとで写真やスケッチを調べてからつきとめたものなのだ。ダンフォースが現在神経病におちいっている、その直接の原因になっているのも、こうした後の検討によるものかもしれない――こうした検討によって、甦った記憶と漠然とした印象とが、ダンフォースの感受性の強さと、その正体をわたしにさえうちあけようとしない、最後に一瞥したらしい恐怖とともに作用したのだろう。しかしどうしても検討しなければならなかったのだ。わたしたちはおよそ可能なかぎり数多くの情報をも、知性に訴える警告を発することはできないし、その警告を発することがどうあっても必要なのだから。混乱した時間と異界的な自然法則をともなって、あの未知の南極世界にいまなおのこって影響をおよぼすものは、これ以上の探検調査を、ぜがひとも思いとどまらせるようにしむけるものなのだ。
 
 彫刻であらわされた物語は、これまでに解読されたものが、いずれミスカトニック大学の公式な紀要に発表されることになっている。ここでは、漫然とした言質《げんち》をあたえないやりかたで、顕著な最重要点だけを簡単に記すことにしよう。神話であれ何であれ、彫刻が物語っているのは、五芒星形の頭部をもつ生物が、宇宙空間から數碼通月費、まだ生まれたばかりで生命の存在しない地球に到来したということだ――彼らの到来だけではなく、ある時期に、宇宙の開拓に乗りだした数多くの他の実体の到来も示されていた。彼らは大きな膜状の翼によって星間宇宙を飛ぶことができたらしい――このことは、同僚の好古家がかなりまえに話してくれた、不思議な丘の伝説を奇妙に確証する。彼らは大多数が海中に棲み、異様な都市を築きあげ、未知のエネルギー原理を用いる複雑な装置を手段にして、名状しがたい敵たちと恐るべき闘いを繰広げた。明らかに彼らの科学や工学の知識は、現代の人間をもはるかにしのいでいたが、必要に迫られなければ、その知識をさらに広範囲に徹底して利用することはなかった
Posted at 2017/06/27 11:55:45 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2017年06月13日 イイね!

みかためていたから

みかためていたからぬけの思いがけないものだった。わたしが一本の試験管から別の試験管に何かを注ぐかたわら、ウェストが淨水機、ガスのひかれていないこの建物で、ブンゼン・バーナーにかわるアルコール使用の小型発炎装置をまえにせわしく作業していたときのことだが、わたしたちが立ち去った闇につつまれる部屋から、いまだかつて聞いたこともない悪魔めいた身の毛もよだつ悲鳴が連続してほとばしったのだ。地獄そのものが開いて亡者たちの苦悶《くもん》が解き放たれたとしても、この混沌《こんとん》とした呪わしい音声ほど名状しがたいものではありえないだろう。間断なくつづく信じられない不快な音声のうちに、生命あるものの至高の恐怖と尋常ならざる絶望とがことごとく凝集していたからだ。人間であるはずはなく――人間にこんな音声が発せられるわけがない――ウェストとわたしは、つい先ほどおこなった実験のことや、それによって発見をなしたかもしれないことも失念して、おびえた動物のように一番近い窓にとびつき、試験管もランプもレトルトも押し倒し、田園の夜の星のちらばる深淵に、狂おしくとびだしたのだった。よろめく足でやみくもに街にむかっているあいだ、二人とも悲鳴をあげていたように思うが、街はずれに達したときには見かけだけの平静さは保っていた――酒びたりになってようやくふらふらと家路につく、酔いどれに見える程度には。
 わたしたちは別れることなくどうにかウェストの下宿にたどりつき、ガス灯をつけたまま夜明けまで声を潜めて話しあった。夜が明ける頃には調査のための理性的な考えや計画をたてることができ、すこしは気持もおちついたので、その日は終日眠るculturelle 香港ことができた――大学の講義はかえりみなかった。しかしその日の夕方、夕刊に掲載されたまったく関係のない二つの記事のおかげで、またしても眠ることなどできなくなってしまった。チャップマン農場の古い廃屋が不可解にも燃えあがり、見わけもつかぬ灰儘《かいじん》に帰してしまったというのは、倒れたランプのせいであると理解できた。もう一つの記事は、無縁墓地の新しい墓が踏鋤《ふみすき》も使わず無闇《むやみ》に手でかいたかのように、荒らされた形跡があるというものだった。わたしたちは念入りに土を踏、わけがわからず途方にくれてしまった。
 そしてその後十七年間というもの、ウェストが肩ごしにふりかえっては、気のせいか足音がするようだとこぼすことがよくあった。そのウェストもいまはもういない。
 十六年まえ、魔王イブリスの広間からとびだした有害な悪鬼たちのように、腸チフスがアーカムじゅうに蔓延《まんえん》した忌《いま》わしい夏のことは、生涯忘れることはないだろう。たいていの者はこの年を悪魔のような疫病によっておぼえているほどで、まさしく恐怖がクライスト・チャーチ墓地の墓穴に積みあげられた棺の上に、蝙蝠《こうもり》の翼のごとくたれこめていたのだが、わたしにとってはさらに大なる恐怖がある――ハーバート・ウェストが姿を消したいま、わたしだけが知っている恐怖だ。
 ウェストとわたしはミスカトニック大学医学部の夏期講習に研究科生として参加しており、わが友人は死者の蘇生に通じ植鬚る実験をつづけたために広く悪名をはせていた。科学の名のもとにおびただしい小動物を殺した後、異常な研究は懐疑的な学部長アラン・ホールシイ博士の命令によってうわべは中止させられてしまったが、ウェストは陰気な下宿である種の分析をひそかにつづけ、あの忘れられようもない恐ろしい一夜、無縁墓
Posted at 2017/06/13 12:17:39 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2017年05月26日 イイね!

ドの記すところ

ドの記すところあけ、なかにあるものを見て目を楽しませた。
 五百年という歳月を閲Neo skin lab 騙《けみ》しながら、まだ多くのもの――驚くほどに多くのもの――が残っていた。噛み殺した生物の顎《あご》によってところどころは砕かれているものの、白骨は驚くべき堅固さで元の形を保っており、わたしたちは完全な白い頭蓋骨、長くてしっかりした歯、かつてはわたしたちのように墓場熱で輝いていたうつろな眼窩《がんか》を、満足そうにながめた。棺のなかには一風変わった趣きの奇妙な魔よけがあり、どうやら死体の首にかけられていたもののようだった。うずくまる翼を備えた猟犬、あるいはなかば犬に似た顔をもつスフィンクスといった、妙に様式化された形状をしていて、古代東洋風の細工でもって、小さな緑色の翡翠《ひすい》から精妙に刻みぬかれたものだった。刻まれた顔の表情はきわめて忌《いま》わしいもので、それがにおわすものは、死であり、獣性であり、邪悪であった。基部のまわりには、セント・ジョンにもわたしにもわからない迪士尼樂園門票文字を使った銘刻があった。そして底には、製作者の印のように、奇怪かつ恐ろしい髑髏《どくろ》が彫りこまれていた。
 わたしたちはこの魔よけを目にした瞬間、どうあっても手にいれなければならないと思った。何世紀もまえの墓から略奪すべきものが、この財宝以外にないことがわかった。たとえその形がまったく馴染《なじみ》のないものだったとしても、わたしたちは手にいれたがったことだろうが、仔細《しさい》にながめてみると、かならずしも馴染のないものではないことがわかった。確かに、精神が健全でバランスのとれた読者が知る美術や文芸のすべてから、大きくかけはなれたものではあったが、わたしたちにはそれが、狂えるアラブ人、アブドゥル・アルハザードの禁断の『ネクロノミコン』でほのめかされるものであることがわかった。中央アジアに位置する接近不能なレンにおける、屍食宗派の恐ろしい霊魂の象徴だったのだ。古《いにしえ》のアラブ人鬼神論者が描写する慄然《りつぜん》たる容貌や姿が、十分すぎるほどに認められた。アブドゥル・アルハザーによれば、その容貌や姿は、死者を悩ませしゃぶりつくす者たちの霊魂の、何かおぼめく超自然的な顕現を基にしているのだという。
 わたしたちは緑色の翡翠をつかむと、その持主の、眼窩がぽっかり開いた白く晒《さら》された顔に最後の一瞥《いちべつ》をして、墓を元通りに埋めた。盗みとった魔よけはセント・ジョンのポケットに収められ、そうしてわたしたちは忌《いま》わしい場所から足早に立ち去ったが、その途中、さながら呪わしい不浄の滋養物を求めているかのように、蝙蝠《こうもり》が一団となって、ついいましがた暴かれた地面に舞いおりるのを見たような気がした。しかし秋の月の光は弱く淡いので、きっぱりいいきれることではなかった。
 そしてまた、翌日オラン地勤招聘ダから船で故郷にむかうとき、何か巨大な猟犬がたてるような遠くかすかな吠え声が、背後に聞こえたような気がした。しかし秋の風は悲しげに力なくむせびなくので、きっぱりいいきれることではなかった。
 イギリスへもどってから一週間とたたないうちに、奇怪な出来事がおこりはじめた。わたしたちは隠者のように暮していた。友もなく、召使もおかず、人が通ることもまれな荒涼とした荒地に建つ、昔の荘園領主の邸宅の数部屋を使い、二人きり
Posted at 2017/05/26 11:49:28 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2017年05月15日 イイね!

ちはティリンギャ

ちはティリンギャのだ。わたしは身震實德金融集團いしながら、不運な召使たちを何が消してしまったかを知ったように思い、ばけもの

じみた存在を意識から閉めだすことができないまま、わたしたちのまわりにある、新しく見えるようになった世界の他の特徴を、やっきになって観察しようとした。しかしわたしをじっと見てい

たティリンギャーストが、口を開いてこういった。
「見えるか。見えるだろう。常にきみのまわりで漂ったり跳ねまわったりしているものが、いまはっきり見えるだろう。人間が純粋な大気とか、青い空とかいっているものをつくりだしている、

あの生物どもが見えるだろう。このおれは障壁を破ることに成功したんじゃないのか。生きている者がこれまで見たこともないものを、きみに見せてやっているんじゃないのか」わたしは恐ろし

い混沌のなかでティリンギャーストの悲鳴を聞き、わたしのすぐまえに猛だけしく突出された、ティリンギャーストの荒あらしい顔を見た。ティリンギャーストの目は焔の穴で、わたしをくいい

るように見つめているその目に、わたしはいまこそ圧倒的な憎しみを読みとった。機械はひどい唸りをあげていた。
「こうしたのたうつものどもが召實德使たちを殺したと思っているんだろう。莫迦め。こいつらは無害なんだ。しかし召使たちは行ってしまったというんだろう。おまえはおれをとめようとしたな。

はげましが欲しいと思っていたおれを、はげますどころか、水をさしたじゃないか。おまえは宇宙の真理をこわがっていたんだ。この臆病者め。しかしもう逃げられんぞ。何が召使たちをかたづ

けたと思う。何が召使たちに悲鳴をあげさせたと思う……まだわからんのか。まあ、すぐにわかることになる。おれを見るんだ――おれの言葉を聞け。おまえは時間や大きさというものが本当に

あると思っているのか。形や物質のようなものが本当にあると思っているのか。いってやろう。このおれはおまえのやわな頭では思い描けないような深みにまで探りをいれたんだ。無限の果の彼

方を見て、星ぼしから魔物どもを呼び寄せたんだ……世界から世界へと移って死と狂気を撒き散らす、影の存在をおれはつかっているんだ……宇宙はいまやおれのものだ。聞いているのか。やつ

らがいまおれを追っている――むさぼり喰い、溶かす奴らが。しかしおれは奴らをかわす方法を知っている。奴らが召使たちを捕えたように、今度捕えるのは、おまえなんだ……身じろぎしてい

るな。動いたら危険だといっておいたはずだ。これまでのところは、じっとしているようにいって、おまえを救ってやっていた。多くのものを見せて、おれの話に耳をかたむけさせるた楊海成めにな。

動いていたら、もうとうの昔に奴らに捕えられていただろう。心配することはない。奴らも害はおよぼさない。召使たちにも害をおよぼさなかった――召使たちにあわれな絶叫をあげさせたのは

、奴らの姿だったんだ。おれのペットたちはかわいくはないからな。美的な標準がまるっきりちがっているところから来たんだから、それも当然のことじゃないか。分解には痛みはない――確か

だよ。しかしおれはおまえに奴らを見せてやりたいんだ。おれはもうすこしで目にしてしまうところだったが、目にするのを避ける方法を知っている。興味があるか。おまえが科学者じゃないこ

とくらいは、まえからわかっているさ。震えているのか。おれが見つけだした窮極のものを見るのが恐ろしくて、震えているのか。じゃあ、動いたらどうなんだ。疲れたのか。心配することはな

い。奴らがやってきているんだから……ほら、見ろよ。見るんだ。おまえの左肩にいるじゃないか……」
 このあとのことで記すようなものはほとんどないし、新聞の記事を読んでいる人なら先刻ご存知だろう。警官がティリンギャーストの家でおこった銃声を聞きつけて、家のなかでわたしたちを

発見した――ティリンギャーストは死に、わたしは意識を失っていた。リヴォルヴァーを握っていたことで、わたしは逮捕されたが、ティリンギャーストの死因が脳溢血で、リヴォルヴァーの撃

ち抜いていたのが、手のほどこしようもなくこわれて床におちた、あの有害な機械であることがわかったので、三時間で釈放された。わたしは目にしたものをほとんど何もしゃべらなかった。検

視官が疑いをもつことを恐れたのだ。しかしわたしが口にしたおおよその話から、医者はわたしがまちがいなく、恨みをいだく狂った殺人者に催眠術をかけられたのだと、そういったものだ。
 できることなら、医者の言葉を信じたい。自分のまわりや頭上の大気や空について、どうしても考えざるをえないものをはらいのけられるなら、わたしの騒ぐ神経も安らぐことだろう。わたし

はひとりきりでいて心地良く感じることはもうないし、疲れているときには、追われているという恐ろしい感じが、ときとして背筋を凍らせる。医者の言葉が信じられないのは、ごく単純な事実

のせいなのだ――警官たーストが殺害したといっているが、召使たちの死体はまだ発見されてはいない。
Posted at 2017/05/15 12:00:32 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記

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「るかぎりもちこた http://cvw.jp/b/2700438/40074350/
何シテル?   07/12 11:22
henbalyyです。よろしくお願いします。
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