mcraeです!
レクサスLC500hを試乗してからおよそ2ヶ月...
そのエンジンは、3.5リッターV6の自然吸気エンジンに2基のモーターを組み合わせた、マルチステージ・ハイブリッドシステムと呼ばれるものでした。
駐車場からは音もなく発進し、ドライビングは原則的にはモーターにより優雅にクルージングさせるもの。
モードを切り替えればチューニングされたエンジンサウンドにより、スポーツマインドを掻き立てられます。
走り終えて駐車場に戻る時には、ここでもまた音もなく静かにクルマから降りる...そんな、とてもジェントルなラグジュアリークーペという印象でした。
比較対象車種がBMWのM6だと言われていたはずですが、これは間違いで650iが正解。他にも、メルセデスSL550、ジャガーF-TYPE、などなど。
しかし、上記3ブランドをターゲットとした場合、LC500hではスペック的に物足りませんよね。
そこで登場するのが今回の主役、LC500です。
V型8気筒5リッターの自然吸気エンジンは最高出力477ps最大トルク55.1kgmの2URエンジン。
そのエンジンを前輪の車軸よりも後方に配置、いわゆるフロントミッドシップレイアウトです。
軽量化の為のカーボンルーフやボンネットやフロントフェンダーはアルミ製とし...
車両前後の重量配分は...
前軸1050kg後軸910kgで前後重量配分は約53:47
ちなみにE92M3は...
前軸840kg後軸810kgで前後重量配分は約50:50(ギリですネ♪)
相変わらずの豪華なインテリア
今回の試乗は担当セールスのU氏の御厚意により...
前回同様の都市高速試乗...
ぷらす、一般有料道路走行も付けていただきました。
U様、どうもありがとうございます!
2007年に登場して以来、熟成を極めた2UR-GSEエンジン。
国産大排気量自然吸気エンジンを味わってみましょう♪
早速、都市高速へ...ん?前のクルマは...
やっぱり!
4/10速、5000回転ぐらいの巡航で走ってみると...
そのエンジン音はE92M3とほぼ同じ音です!
同じV8だからでしょうかねぇ~
何だか心地良くなってきましたよ!
ひとまず一般道に降りて休憩を...
相変わらずスタイルは息を呑むほど美しいです。
帰りの一般有料道路は高回転チェック
こ~んなすてきなおクルマも走ってましたよぉ~
良か天気やったもんね!
さて、LC500の走りですが...
さすがに477馬力はパワフルです。
ボディ剛性も高く、高速道路走行は超安定しています。
ジャンクションでのカーブでは、ゆっくりステアリングを切って行くと緩やかにラインをトレースします。
ただし、そこのところはE92M3には勝てません。頑張ってはいますが、僅かな重量配分の違いはあると思います。
とは言え、それでも十分、気持ちよく曲がっていきます。
ただ...
レブリミットが低いです。
目視で7300、あたりかな??
2UR-GSEエンジン。原型はLS600hの2UR-FSEらしいですね。ただ、IS-F用エンジン製作にあたってヤマハが手を加えたと聞いています。ヤマハのエンジンで思い出すのは”トヨニセ”ですが、昨今なら”LFA”でしょう。
LFAのV10、確か9500がレブリミットでしたよね?しかもあの高音!...って言ってもネット上の動画でしか聞いた事ありませんが...
いくらLSの5リッターベースとは言え、7300は低すぎます。せめて8500ぐらいあれば、もっと気持ちの良いエンジンになったのではないでしょうか。
カタログには、
「天使の咆哮」と言われたLFAのV10サウンドを継承し...と書いてあります。
であれば、そのサウンドが聴けるはずだ!
「天使の咆哮」サウンドはLC500で聴けたのか?
答えはイエスです。
7000回転までは躊躇なく鋭く吹け上がる2URエンジンですが、
2→3→4とマニュアルモードでシフトアップする時、
まさに「天使の咆哮」を継承していることを実感できます!
このサウンドこそが、レクサス流スポーツエンジンの本質なのでしょう...
国産5リッター、V8の自然吸気エンジンの味わいは
とても素晴らしかった。
このスペースの居心地も最高だった。
LC500...
良い意味で期待を裏切ってくれました。
同じV8でも、M3とは性格は違っていました。
このクルマはラグジュアリーカーである。でも時には野獣のように吠えます。
国産唯一の大排気量自然吸気エンジンを積む貴重な存在です。
今後は更なる高回転版の登場に期待したい。
我が家のMのレブリミット8400ぐらいは超えて欲しい...
「レクサス良かったみたいね!」
おしまい
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2017/05/29 03:44:46