ウインドウスイッチのLED打ち替え

かねてからの不満。
ウインドースイッチの照明が暗い。
本当に暗い。しかもちょい緑。

ヘッドユニットのLED作業と合わせて
こちらも着手しました。

まずは運転席のみを取り外します。

本来はドアトリムカバーを外して、1本のボルト・ナットを緩めて取り外すのですが、先日試しに無理やり内張り剥がしのみでスイッチ部分を無理やり外してしまっていたので、簡単に抜ける仕様になってます。案の定、ボルト・ナット取付部のプラスチックが変形してましたので、皆さまはマネしないでください。

基盤までは爪を外していくだけで、パコっと開きます。※開く際に1本テープ状のコネクタが基盤に固定されているので、無理やり開いてケーブルを切らないように注意です。基盤中央の横長のコネクタがそれです。

実は遡ること数ヶ月前に、オークションで前期V70のスイッチ部分を入手していて、自宅でLED打ち替えしてからスイッチを丸っと交換する事を試みていたのですが、なんとコネクタ内のピンの数などが違っていて前期と後期には互換性がない、という失態をしておりました。

その際に前期の基盤は確認していたのですが、今回後期の基盤を確認してみてびっくり、基盤の仕様も違いました。
基盤取付ネジも前期はプラスネジなのに、こっちはトルクス。

前期はLEDがスイッチ側（今、画面で見えている裏側）にハンダ付けされているのですが、後期の基盤は全て反対面に実装され、しかも基盤に空けられた穴を覗き込み、反対面を照らしている。チップの幅と穴のサイズが絶妙で、まるで橋を渡しているかの様な装着法。

黄色丸をしている箇所が今回の打ち替え場所。
左右端に見える白い大きめのLEDも穴を通して反対側を照らしています。
ここはミラー用のONスイッチとウインドウロックON、チャイルドロックON用。

写真引用。

LEDの驚異的な付け方を見て、これを想像しました。そっくりです。
なぜにこんな付け方に進化したのか、意味不明です。

とにかく、つけてみるしかありません。

画像は交換予定のLEDチップの大きさ。
ちっさいです。サイズは3216です。

しかしわずかに、橋のたもとにかからない位、寸法が短い。
純正のLEDは橋にかかるたもとの部分に金属片がでっぱってあって、寸法が長い。
だから穴に落ちずに橋ができる。

説明しずらいですが、江戸時代の籠ありますよね？あれの人が持つ棒があるか、ないかの差です。

凸=純正のかたち
□=3216のかたち
こっちの方がわかりやすいですね。　

悩みましたが、結局はハンダ自体の膨らみや表面張力でその程度のミリ以下の長さの違いはクリアできました。

ピンセットで片側だけハンダ付けすれば
片方の足が空中にあっても、もう片方のハンダ付けすれば、ピタっとつけられました。一瞬あせりました。

で、テスターにて点灯確認するが、
1個つけても光らない？

勿論、純正のLEDを外す際に
必ずテスターで極性を調べてから
やっているのですが、光らない。

ヘッドユニットの項でも書きましたが
回路毎に群になっているLEDがある。

結果は白い大きいLEDは個別に光るので
孤立している。

6つのスイッチ自体の常時点灯LEDは
6つがセットになっていました。

全てのLEDを交換すると、初めて6つのLEDが同時に点灯しました。

テスターでも光らせる事ができます。

取付後です。

常時点灯している所は白に。
爆光ではなく、丁度良くハッキリと点灯しています。

各ONスイッチは青に。
これは少々光が強い印象です。
iPhoneでとっても、青だけハレてますね。

しかし、長年の不満が解消されたので
満足です。

LEDは3216の白と青を使用。
特に抵抗などの加工はしてません。
（スキル不足でできません）

いずれ全てのドアスイッチのLEDを
白く交換して見ようと思います。
今度はドアトリムからきちんと
外さないと。

LED打ち替えの記事って珍しくないですが、自分と同じ車種での記録ってなかなか見つからない物です。

V70　2006年　後期モデルの方の参考になれば。