CT9A ランサーGSRエボリューションⅨを駆っていたユイマル君。
新車で購入し、登録より早5年。
給排気に足にデフに、エアロも組んでやる事も無くなった感のマシンだが、、、
遂に降りる事になってしまった。
「別のクルマでやり直します。」
何度かドライブさせてもらったが、とても速いクルマだった。
ていうか、一番速いクルマだったかな。
本当の走りはRSだと言われているが、なんのなんの、
公道での速さは相対的な安定感が支えるもの、
ワイドレシオ6速MTでも、AYC付きでも、
その比類なき加速力と曲がりの安定感、制動能力は、
公道下に於いて頂点に君臨するに充分過ぎるものである。
自分程度のドライブでも、ホームコースにて、初めてのクルマでの初めての一本が、
恐らく誰もついてこられないだろうと、充分に確信できる程のものであった。
総合的な速さに於いて、CT9A以上のクルマを揚げるのは今でも難しい。
そんなクルマである。
が、故に降りる事になった・・・と、言うべきであろうか。
次のクルマに関する詳細は明かさないで欲しい。
という命を受けているので、現在は詳らかには出来ないが、
既に次へのプログラムは動き出している。
エキスパートドライバー養成プログラムが。
彼の要請は二つ。
練習機への買い替えの手配と、スキルアップにあわせたセッティングと整備。
ユイマル君が、ヲレやクネ太郎らで編成する組合
「走り組」と合同演習wすることになって早2年。
さんざんドイヒーな事をいわれ続けて、それでも食い下がってきた事は評価に値するが、
ようやく、ひとつの事を認めなくてはならなくなったという事だろうか。
認めたくなかったひとつの事実。
コレを三十路も半ばのオッサンが受け入れ、
安定と達観を捨てて練習機に身を落とすという事は、
並大抵の決断ではないのだと、コレを読む若い連中は感じ取らなくてはならない。
だが、その屈辱を踏まえてでも、
越えなくてはならない壁と、向き合う気持ちなのだ。
ユイマル君も決して遅くはない。
むしろ、経験量と走行時間を鑑みたら、相当走れる方だろう。
それでも、
これから先、ヲレ達と対等に渡り合ったり、
これから一生かけてクルマで本当に遊んでいこうと思ったら、
今のままでは、永遠に不十分だと感じたようだ。
もう、不十分だと感じてしまった。
これが引き金だろう。
少し責任を感じなくはない。
頑張って働いて買った理想のクルマで、たまにサーキットや峠でそこそこ遊んで、
ハッキリ言ってそれで充分ではないかと思う。
皮肉ではなしに
て言うか、大概のひとはそんなもんのハズ。
ちょっとばかし自分より速い連中がいたとして、
いちいちそれに照準を合わせていたら、天井知らずでとんでもない事になる。
ハッキリ言って速い連中なんて、幾らだっているのだ。
腐るほどいる。
ヲレやクネ坊から見たって、
一生頑張ったって届かないと思うような界王神様クラスの人たちが一杯いる。
考えるだけで辟易するw
それでも、ウチラに照準を合わせて、これからもヲレたちと走りたいと思ってくれた事が嬉しい。
このままランエボに乗り続けていたら、大きく進歩することもなく、
いずれ輪から離れていくメンバーだと思ってたから。
それと同時に覚悟してもらいたいのが、そっから先の壁が相当分厚いということと、
一生抜け出せない泥沼だってことw
ドナドナの前に、主立った社外パーツを外したり純正に戻したりしています。
サスやシート、ハンドルを標準に戻し、追加電装品も極力外します。
デフィも勿体なかったけれど、外した痕が内装評価を下げそうなので、そのままに。
EVCも外したかったが・・・純正のソレノイドバルブが無いじゃないの・・・
残念ながらくれてやることに。
さんざんお金をかけて造ってきたクルマも手放す時はあっけないものだ。
社外パーツなどは、殆どがプラス査定にはならないからね・・・。
よおしよおし!
ユイちゃんの気持ちは酌んだぞ。
コレまでの汗と涙の結晶は、ヲレが次につなげてやるからな。
ウキウキするようなマシンを造るぞ!
ブレーキの無いトロッコはもう押しちまったい。
これから自分達と共にする
おろかな日々に覚悟するこった。
さよならランサー、いつか乗りこなせるドライバーになるその日まで。
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人のクルマも直します | クルマ
Posted at
2010/01/24 04:56:27