日曜の夕刻に、一本の入電が。
「だ い さん~、今、富士からの帰りなんすけど・・・○国と籠○雪が凄いッスよ~。」
ジムカ帰りの
yuu君からの降雪情報だ。
そうか~積もるかな~、逝っちゃおうかな・・・。
クネ坊に連絡。
「カメラで確認できるかな???」
検討中、、、
今度は嬬恋の
マッキーから入電。
「ベタ雪でダメっすね・・・。」
う~ん・・・だろうなぁ。
「嬬恋でダメなんだから、山梨もやっと雪って塩梅だろ・・・シャバいだろ。」
「え~、もう出ちゃったよ~。」
クネ坊出動。
おりゃ、ダメかと思ってビール開けちゃったよ。
「多分、アブネー雪だから気をつけて逝って来いよ。」
・・・うーん・・行った方がいいかなぁ・・・
明日仕事は別に気にならないけど、、、到底遊べる雪じゃないだろうし・・・
手にしたビールを一気に飲み干す。
自分がどうしても走りたいとかって、衝動はないけれど、
何故か一緒に行ってやりたい気持ちが、いつまでもアタマを離れなかった。
数時間後、クネから電話が。
「だ い ちゃん・・・ヤバイよ・・・。」
「どうした?シャバ雪がヤバ過ぎて下山出来ないのか?」
「そうじゃなくてさ・・・旧道の方回ったんだけどさ、、、」
「茶屋がある狭い脇道か。」
「そうそう、茶屋の奥にトンネルがあるでしょう?・・・
ヤバイのがいたんだよ。」
ヲレの妙な胸騒ぎはコレか・・・
クネ太郎は、大概のひとが子供の頃に失われてしまう、
高次元世界との疎通がまだ残っているところがある。
第六感機能が非常識に強い。
見えたり、感じたり、受け取り方は様々なようだ。
3次元でクネを知っている人は少なからず感じている事かも知れないが、
とても几帳面で、神経質で面倒臭いほど独特の感性を有している。
そういうことの延長線上の感覚なのだろうか。
とりあえず、真夜中の雪の旧道のトンネルの中なんかに居るのは
人間ではないはずだ。
「具体的にどんなヤツだった?」
「何かもう、怖くてワカンナイ。兎に角、今まで出会った中で一番ヤバかった。」
見えたというよりは、突然におぞましい存在感が上半身を駆け巡り、
極限の恐怖と鳥肌に一気に支配される感じだったという。
「人生であんなに怖い思いをしたことない・・・それだけなら、まだいいんだけど・・・。」
「まだ何かあんのか?」
「出口のゲートが閉まってて・・・戻らないといけない・・・」
クネ太郎にとっては・・・
どんなシャバ雪よりも恐ろしい極限状態だろう。
「トンネルを抜けたらまた電話してもいい?」
真夜中の峠に於いて、
これ以上の不確定要素は恐らくないだろうw
あの慎重なクネがドライビングミスで帰ってこられなくなる事はまずない。
だが、そんなアイツでさえ、無事帰宅を確約できない
不測の事態が起こってしまったのだ。
ヲレに電話をすると言ったのは、まさかの場合の精一杯の保険なのだろう。
電話が無ければ、何かあったのだと・・・
そんな時でも垣間見える冷静さがクネらしい。
自分の昔の彼女も、霊感系の超能力少女だったので、
シックスセンシズに否定的な感情はないが、
ヲレには基本的に霊感はない。
鈍感だからねw
でも、人から受け取って感化される事はある。
磁石の磁力が鉄に移るように、そういう人と一緒にいると感じ取りやすくなる。
別れたらなくなったから・・・(萎
「なんとか無事抜けました~、さっさと下山したら塩買って、お清めして持ち帰らないようにします。」
「持って帰ってくんなよ。」
ヤツと付き合うようになって、感化されてると思うこともある。
一緒に走ってると感じるんだよ、色んなことを。
ブラインドコーナーの先の事故車や、路面の変化、全開だったら致命的だろうという
不測の事態を・・・二人なら何故か読める。
何故か事前に判る。
2台で同時に同じものを感じ取るのだ。
そういう時はクネもそう感じている。
感じない人には何も感じない。
霊感の授受にも相性があるのか???
不思議だ・・・と感じつつも、クネの第六感機能の恩恵(とばっちり?)を受けているのかもしれないと思ったのは、このブログを書きながらだw
だが、そうだとは思いたくない。
意識すると見えるようになってしまうものだ。
面倒はご免だ。
このことは忘れようと思う。
無事帰ったか?クネ太郎よ。
まぁ・・たまにいるよ、そういう変なヤツが。
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雪まつり | クルマ
Posted at
2010/03/08 03:22:59