ブレーキ鳴きの対策

ブレーキパットの鳴き対策として、ＤＩＹでできることは知れてます。
そもそもブレーキパットの鳴きは、ローターとパットの共振で起きる物なので、その共振周波数を変えることが対策となります。

まずはパットを外して異常磨耗がないか確認します。

※パットの外し方は『ブレーキパット交換』を参照

異常磨耗等が無ければ、まずはパットの角を全周面取りしましょう！

本来はローターの進行方向に対して前後だけで良いのですが、ローター側の磨耗と新しいパットの上下が当たる場合がありますから・・・

それと、これでローターに当たる面積が変わりますので、共振周波数も変わります。

フロントは本来２枚ある鳴き止めシムを、１枚抜いてましたので元に戻します。
シムグリスは必ず塗りましょう。
このシムとシムグリスは、振動を吸収するダンパーの役目です。

後はこのパットを受けるこの部分。
パットが押し付けられたり、放されたりするとこの部分で動きます。
なので、ここがスムースに動けば、それだけブレーキレスポンスも上がります。
まぁ、体感できませんがね・・・（爆

なので、パットのこの部分にもグリスアップしておきます。

後出来ることは、ブレーキシリンダが当たる部分のシムに、シムグリスを塗ることくらいです。（笑

これらの対策を行ってもブレーキ鳴きが酷いときは、ローター研磨か交換、パットとの相性が悪いのでパットの交換しかありません。

ディスク面へスプレー等で鳴き防止剤を塗るような製品は、余りお勧めできません。どの製品も制動力を下げるからです。

基本は整備工場での整備ですので、参考にされる場合は自己責任にて行ってください。m(_ _"m)ペコリ