C-HR FANです。
前回「データシステムC-HR用サイドカメラ(SC-60C3A)の取り付け(1)パーツ説明と前日練習まで」に続く、「データシステムC-HR用サイドカメラ(SC-60C3A)の取り付け(2)ミラー脱着からカメラユニット装着まで」です。今回からは実際に作業していきます。
※作業に関しては、同様の事をされる場合自己責任でお願いします。
一番最初に
助手席側のウインドウーガラスをオープンにしておいて下さい。この作業はできればバッテリーのマイナスを外す事を推奨しますので、そうなると後でウインドウガラスを操作できなくなります。サイドミラーを外す際に、ミラーを手で支える必要があります。そのために最初に助手席のウインドーガラスをオープンにしておいてください。
次にに
できればエンジンルーム右前のバッテリーのマイナスを外しておいて下さい。実際は、マイナスを外さなくても十分作業できますが、慣れてない方は思わぬ失敗をしてしなうものです。ドアの内張りを剥がすぐらいでは、エアバックは作動しませんが、さらに内側のパネルの下にあるセンサーに思わぬ衝撃を与えてしまう事もあるかもしれません。なので、バッテリーのマイナスは外しておいてください。10mmレンチでマイナス端子を外した後、絶縁テープで絶縁しておいて下さい。
次にサイドドアの作業に入ります。まずサイドドアの内張りを剥がしていきます。
ドアベゼル部分を取り外します。インナードアハンドルをひっぱった状態で、ロックパーツの前側に内張りはがしを挿入して外します。
赤い配線はGracio&Coさんのインサイドドアアンビエントのものです。通常は配線はありません。
スイッチパネルの部分も内張り外しで外しました。
右上一つと左下に見えている2つのボルト(計3つのボルト)を外します。
あとはパネルを引っ張って外すだけです。
座り込んで、ドアに軽く足をかけてもいいです。
動画がこちら、最後、下に落しちゃいました。不細工ですみません。はずれても下に落ちないように、下に工具ボックスなどを置いておくと良いと思います。
内側からみたところです。カプラーやドアハンドルユニットなどがまだ接続されています。
接続しているカプラーも外します。
ドアの取っ手の部分の裏は、爪で固定されているので、爪をマイナスドライバーでこじった方がはずしやすいです(赤い配線はGracio&Coさんのパーツですので通常はありません)。
内張りを完全に外しました。
ここでパネルのクリップが外れてどこかに飛んで行ってないか確認してください。飛んでいっている場合は拾って元に戻しておいて下さい。外したパネルは作業の邪魔にならないように離れたところに移動させておきます。
これは他の作業で、運転席側の内張りをはがしたときの写真です。こんな風に遠くにクリップが飛んでいってしまう事がありますので注意が必要です。
クリップは外れた場合はこのようになります。
クリップを拾って、戻しておいて下さい。
パネルが外れた車体側はこのようになります。左下に黒いパネルがありますが、その内側の左上(後ろの方です、画面には入っていないところです)にエアーバックのセンサーがあります。なので、バッテリーをつないだ状態でここを強く蹴ったり、押したりしないでください。
ちなみに運転席側で黒いパネルを外したところです。運転席側では凹みの右上の裏側(後ろ側です)にエアーバックセンサーが固定されていますので注意してください(裏側に黄色いカプラーの上に青いボックス状に取り付けられています)。
内張りを剥がしたあとのドア部分です。サイドミラーがついている部分にはもうひとつカバーがついています(内張りを剥がした際に、内張りに一緒についてはずれてしまう場合もあります)。また手前のドアの窓枠レールにのっかったゴム製カバーも一緒にはずれてしまう場合もあります(はずれてもまたつければいいですので問題ありません)。
黄色いテープはその後の作業ではがしちゃいました。
サイドミラー部の内側のパネルも引っ張って外します。ボルト4つでとまっているので、それぞれ緩めて外します。
ミラーにつながるカプラーもはずします。
4本目のボルトを外すと、ミラーが下に落ちるので、あらかじめウインドーを開けておき、手で支えておちないようにします(この写真は一部配線を引き込んだ後のものなので、配線が残っていますが、最初外すときは、配線がブラブラになります。カプラーも外しておかないと、引っ張られて痛める事になるので事前に外しておいて下さい)。
ミラーの架台の底面の樹脂部分を取り外す必要がありますが、隙間がほとんどなく、内張り剥がしが入りません。
内側底面のゴムをめくると内側に隙間がでてきます。
出てきた隙間に指が入りますので、こちらから外していきます(なので、底面の樹脂部分を外すには、ミラーを脱着した方が良いです)。
カバーがはずれました。
ミラー側はこんな感じで、本体部分から降りてきた配線がグレーのテープに包まれて、室内側へと繋がってます。
内側からグレーの配線の束が外へ向います。
ドアに接続される方から見たらこうなります。
次にカメラカバーを装着するのに、外したカバーに22mmの穴を開けます。穴をあけるための台紙が同封されていますので(一応予備にコピーしてから)切ってカバーに貼り付けます。
穴を開けるものとしてこのような22mm大のホールソーを用意して下さい。
このように段階的に穴を広げられるものもありますが、おすすめしません(避けた方が良いです)。
その理由は、ホールソーなら中心が固定されずれる事はありませんが、段階的に広げるタイプのものは、穴が大きくなるにつれて、中心を固定するものがなく、ぐらぐらと動いてしまうからです。なので、綺麗に穴を開けるためにはホールソーが必須です。
ホールソーを使用する場合、まず、中心部に小さい穴を開けておきます。ドリルでする場合には3~3.5mmで穴を開けておくと良いです。ドリルで穴を開ける前に小さい目印の傷をつけておきます。
そこをガイドにドリルで3~3.5mmの穴を開けておきます。
その穴にホールソーの真ん中のドリルを挿入して、周りに大きな穴を開けていきます。ホールソーの真ん中のドリルによって、中心が固定されるので、大きな穴でもドリルの歯がずれずにきれいに穴をあける事ができます。
表からも裏からも攻めて、最終的にこのような穴になりました。
端はヤスリできれいに削りました(このあたりがA型人間ですね)。
架台のカバーに穴があいたところで、カメラの配線を取り回していきます。
カメラユニットを一番外側のカバー(これはデータシステムのもの)に通していきます(私の場合はLED付きなので、外側にLEDがついてますね)。下に先程穴を開けたミラー架台のカバーがあります。
一応、カメラ位置を後で調整できるように、カメラが中に入っていかないように、テープなどで養生をしておきます(実際中に入っていっても簡単にはずれますので心配いりません)。
LEDの方はブチルで防水&固定されてます。
穴を開けたカバーに配線を通して、両面テープでひっつけてます(脱脂とかしてくださいね)。
貼り付けた後はこんな感じになります。
カメラユニットはまだ少しだけ浮かしておきます(浮かせすぎると、後で配線がひかっかって押し込めないので、少しだけ浮かすようにして下さい)。
これらの配線を室内へ回していきます。
(3) に続きます。
C-HR FANの過去の投稿リストはこちらです。
C-HR FANの投稿リスト8 (2019-04-18~)