レクサス純正 334㎜スパイラルフィン式ベンチェリーテッドディスクローター  

以前、MyDで購入しました（^^;）

ブレーキバットとの初期の馴染みを良くするため、写真のようにローター表面に引っ掻き傷のような跡が無数に加工してあり、バランス調整のためローターの一部が削ってありました。

レクサス純正のブレーキローターで、２枚の板が重ねている形状のベンチュリーテッドタイプになっており、例えるなら２枚の板がサンドイッチの「パン」、間に挟まれた「ハム」のようなものがブレーキの熱の冷却するフィンが仕込まれていて、このメリットは軽量化と中に空気が通るようになっていて、ブレーキローターとブレーキパットの摩擦で生じる「熱」を効率的に外に逃がす役目も担っております。

更にレクサスの凄いのはブレーキローターが左右非対称の形状になっていて、つまり、２枚の板の間の排熱のためのフィンが走行中に「渦巻き」を起こすような形状になっていて、ベルハット部分（ホイールを取り付けるハブ付近とパットの当たる面の中間）が空気を取り入れるため導入口（空気を取りいれる隙間）あって、そこからも空気を取りいれて走行中に渦巻きを起こすためローター内部のフィンの形状がスパイラル状態のになっていて、走行中に効率的にブレーキローターを冷却します。
そのため、写真のように左右でフィンが別の向きになっております。

同じ２GR（3500のD4S）を搭載し、いわゆるIS350と同じ１７インチディスクのブレーキシステムを採用しているクラウンはベルハット部分とパットの当たる部分に空気取り入れる隙間が無く、一体成型というか塞がっている通常のベンチェリーテッドディスクのようですね。

このローター、コストが高いようですけど、さすがレクサスです。

IS350に搭載されているフロントのブレーキキャリパーおよびこの左右非対称のスパイラルフィン形状のブレーキローター、ADVICS（アドヴィック）さんとういうメーカーのものみたいで、２００１年にアイシンさん、デンソーさん、住友電工さん、トヨタ自動車のブレーキ部門を統合して出来た会社とのこと。