雨滴感知式ワイパー機能のON/OFF切り替え(1) 「下調べ編」
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
ヴェルファイアの雨滴感知式ワイパーに関して。
説明するまでもなく、ルームミラー横のレインセンサーで雨の量を検知してワイパーの動作を制御するというものです。
「使い物にならない」という声も聞きますが、私の場合はそれほどの不満は持っていません。
でも、何が影響しているのかわかりませんが、やはり「どうしてもダメ!」って時はあります。雪も苦手なようです。
そこで、基本的には雨滴感知式で動作させておいて、どうしても気に入らない時だけ従来の間欠ワイパーに切り替えて使う。ということを考えます。
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雨滴感知式ワイパーの機能を殺す方法としては「レインセンサーを切り離す」という方法があり、施工されている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
機能を殺すだけでなくON/OFFするにはレインセンサーの線をリレー等で繋いだり切ったりすればよいのでしょうが、レインセンサー付近にリレーや配線を埋め込むのはちょっとスペース的に苦しそうです。
ということで目を付けたのがウインドシールドワイパーリレーです。
ワイパーリレー(コネクタG12)はエアコンコントロールパネルのすぐ近くにあるみたいなのでアクセスしやすそうです。
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センターのフィニッシュパネルとエアコンコントロールパネルを外してみると、ありましたワイパーリレー。
この中にレインセンサーとつながる3本の電線が含まれています。
3本の電線とは8番端子:SIG(赤)、14番端子:AUTO(黄)、25番端子:アース(青)となっており、これら3本を切り離せばレインセンサーを取り外すのと同じことなので通常の間欠動作になるはずです。
でも、3本とも入り切りするには3回路以上のリレーが必要となりますし配線も増えてしまうので、できればこのうちの1本だけで切り替えができないかと考えました。
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では、どの線を入り切りするか?
なんとなくアースは浮かさない方がよいかと思ったのでアースは触らないことにします。
まず最初にSIGの端子だけを抜いてみたところ、狙いどおり雨滴検知機能がOFFになり通常の間欠での動作となりました。
感度調整つまみによるワイパー作動の間隔調整も効いているみたいです。
AUTOの端子だけ抜くというのも試してみたいところですが、端子を何度も抜き差しすると端子やコネクタハウジングを痛めてしまいそうなのでAUTO端子は試さずにSIGでいくことにします。
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コードを作りました。端子は025Ⅲです。
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コードを取り付けたところです。
細線コネクタで引き出した電線間を繋いだり切ったりすれば、雨滴感知式ワイパーの機能のON/OFF操作が実現するってことになります。
今回はとりあえずこのままで閉じます。
現状はSIGが切れていますので通常の間欠ワイパーとして作動します。残りの部分を準備する間に雨でも降ればどんな感じで動くかのテストもできますし。
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最後にスイッチの選定です。選定条件を整理してみました。
・条件1:モーメンタリースイッチであること
・条件2:動作表示灯付きであること
・条件3:イルミ付きであること
・条件4:後付け感を抑えること
条件1についてはオルタネート式でも改造によりプッシュロックの機能を殺せればモーメンタリーとして使える物があるかも知れません。が、やってみないとわかりません。
条件2と3を兼ね備える物はなかなか見当たりません。エーモンにも無いようですし、Amazonなどで近い物を見かけましたがスイッチの表示が「LED OFF」という文字の物か電源スイッチのアイコンという物だったのでちょっと違うかなと... スイッチもオルタネートでしょうし。
そして条件4も入れると、結局は純正部品で探すのが得策ということになりますね。
リサーチの結果、フロントワイパーデアイサーのスイッチでやってみることにします。
スイッチ自体はモーメンタリーのようですし、表示灯もイルミもあります。スイッチ表面の表示がワイパーに関係するようなデザインなのも選んだ理由です。
但し、このスイッチはタイマー回路を内蔵しているようなので、それをうまく殺してスイッチの信号だけ取り出すことができるか? というところがよくわかりません。
でもまぁ、このまま進めてみます。
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