久々の更新です。
ZT購入依頼使用していたセルスターのレーダー探知機ASSURAですが、
データ更新不可になり、しばらく放置しておりました。
このところあまり必要となる走りもしていませんでしたが、『父の日のプレゼントに何か欲しい物は』の息子の申し出に甘えて、転ばぬ先の杖ということで新調することにしました。
同じセルスターで手ごろな価格の物を物色していましたが、その中で『OBDⅡ接続』の文字に目が止まりました(知らぬ間の進化)
OBDⅡといえば我が愛車も車両点検用に装備していたはず、もし接続すれば車両情報の一部をレーダー探知機上に表示できるようです。
セルスターのHPを調べると
①セルスター対応は国産車のみ、
それでは他社は?
➁ユピテル=外車対応も接続コードは一部デーラーのみで接続情報も未公開
③コムテック=外車対応ありで接続情報も公開しています。
ということで、コムテックのホームページを調べます。
マイナーな絶版外車のMG-Roverの接続情報は予想通りありません(想定内)・・・おそらく且つての盟友BMWやHONDAの設定にすれば動くだろうと楽観。
接続には純正接続コード『OBD2-IM』が必要とのことですが、何故か発売中止。ネットを徘徊して調べると国産車用ケーブル『OBD2-R3』と前モデル『OBD2-R2』を改造流用して外車を接続している事例を数件発見しました。
その中で判ったこと
①外車の場合はOBDⅡから出ている電源が常時電源になる為に、そのまま『OBD2-R3』と『OBD2-R2』で接続すると、動作は可能だがバッテリー上がりを起こしてしまうとのこと。
➁『OBD2-IM』には隠しソケットがあり、そこに付属のコードを使いアクセサリー電源の信号を流すことでキー操作に連動させる。
③『OBD2-R3』と前モデル『OBD2-R2』にも同じ隠しソケットがあり、そこに接続するコードはパソコンなどに使用する『二極2.0mmピッチPHコネクタ付きケーブル』で、1本150円程度で入手可能
④ところが上記改造ケーブルを使った接続はおろか、純正『OBD2-IM』でも、キーOFFで電源が切れなかったり、キーONで電源が入らない事象があるとのこと→これはつまり隠しソケットで導入したアクセサリー電源で探知機を動かしてるのではなく、アクセサリー電源の信号を、常時電源を制御するのに使っていると予想します。『OBD2-IM』が発売中止になったのもそのエラーが原因かもしれません。
さらに調べると
⑤OBDⅡ端子の16番が電源で、車両から取り出したOBDⅡの16番につながる配線を途中でカットしてアクセサリー電源につなげばレーダー探知機にはアクセサリー電源しか流れない。これが正しい解決方法だと思われます。
ということで、機器選定
コムテックのOBDⅡの使える機種で比較的大画面でリーズナブルな価格をAmazonで検索。ありました。旧モデル『ZERO 605V』レーザーレーダー未対応ながら、転ばぬ先の杖としては充分でOBDⅡ接続するなら少しでも大画面ということで3,2インチ、おそらくプレゼントとして予算オーバーだろうなと思いつつ、しれっとお願い(悪い父親)
探知機本体が届くまでにOBDⅡ接続コードをまずはヤフオクで検索有りました、が、高い。
『OBD2-IM』に関しては絶版ということで1万円以上、『OBD2-R3』で5千円前後。『OBD2-R2』は中古でも5千円前後(機能の劣るR2中古が後継R3と同価格、少し古いモデルだと説明書にR2と書かれているからか絶版でも高騰か)
オークションの相場が判れば、むしろZTに使えるかどうか判らないのだから、接続できなきゃコードをオークション販売するつもりで新品をAmazonで物色。送料込5,129円オークションより安いAmazon偉大なりということでポチリ。
レーダー探知機と『OBD2-R3』が揃ったので接続テスト。ZTのOBDⅡ端子はハンドル下の見える位置に有ります。
コムテックHPを参考にBMW、MINI等ヨーロッパ車の多くが採用する設定13で接続→反応なし(汗)HONDAの設定でも反応なし(^_^;)(汗) 徒労か?
設定1から順番に試してみることに、
設定6で電源入りました(拍手) 設定6は国産車の数台のみが採用するマイナーな番号ですが入れば問題なし、画面内にOBDⅡ接続のアイコンも点灯し、OBDⅡ経由で表示される電圧も標示されました。接続OKです。もちろんこのままではバッテリーが上がるので一旦接続解除。
これはみんカラで見つけたM3乗りの方のアイデアですが、OBDⅡ延長ケーブルを入手してそのコードを改造して16番電源線にアクセサリー電源を接続すればOKとのこと。Amazonでポチリ。
延長ケーブルが届いたので、被膜を剥いてテスターで16番に対応する線を探す、赤が電源線です。そこに接続端子を取り付け車へ。
前のレーダー探知機に使った電源線のプラス線を延長ケーブルの接続端子につないでマイナス線は絶縁します。
この延長ケーブルを使う利点がもう一つ、純正接続ケーブルは高さがあるので、車内への出っ張りが気になりますが、これはほぼフラットに収まり、むき出しだったOBDⅡ端子の蓋にもなり満足。
OBDⅡに繋ぎ、本体接続、スイッチオン動きました。
ところが、しばらくすると自然に電源が落ちます(汗)スイッチを切り入りしても沈黙、壊れた(^_^;)
シガー電源線でつないでも沈黙(汗)(^_^;)そういえばテスト接続の時も知らぬ間に電源落ちていた。
もしや、エンジンをかけると電源入りました。そのままOBDⅡで接続すると、設定6のまま電源入ります。そうです、レーダー探知機の要求電圧がシビアな為、電圧が11.5Vぐらいに下がると沈黙するようです。バッテリー交換からそろそろ2年経つからなのか、このところコロナ自粛で近場しか動かないからか?
とりあえずは接続成功で終了・・・
アレっ、取り付け場所が、そうです。このレーダー探知機比較的大画面故か、ステーが短い為に、前のと同じ位置では水平に取り付け出来ません。メーカーで何か対策品が無いのか、無い。
だとすると、位置をダッシュボード左か中央に取りつけるしかないのか?ネットで探しましたが、みなさん左か斜めかサンバイザーに逃げています。
発砲ウレタンで斜めの台座を作り水平に保ちダッシュボード右の元の位置(見易さ、目立たなさでこの位置がベストです。
レーダー探知機ですが、取り付け後数日、電源ON OFFとも正常にアクセサリー電源に応じて動きます。不具合はありません。
OBDⅡで
表示可能な情報は、電圧、水温、外気温、吸気温度、点火時期
標示不可能な情報 スロットル開度、燃費、油温、イグニッション噴射率、燃料圧力
まあ、使える機能は半分程度で、期待した燃費系はスロットルやイグニッション信号がとれないことからか表示不可ですが、ZTにはサーモケース割れという持病があるので水温計を正確に見れるのは、とても有効です。目出度しめでたし。