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2017年07月19日 イイね!

ランクル ダブルカルダンジョイント 加工


スパイダーが一個のみのユニバーサルジョイント(シングルカルダン)は不等速といって90度ごとに回転速度に差が出る特性があります。
角度がつくとカクカクとするのはそのためです。

スパイダーを二個並べたような形のダブルカルダンジョイントというものもあります。
二個並んだスパイダーで不等速を打ち消す特性があるので、かなりの角度でまげても優れた等速性があるのでカクカクという動きがほとんどなくスムーズに駆動力を伝達できる特性があります。

それで大きくリフトアップしてジョイントの角度がきつくなり、シングルカルダンジョイントではゴーというペラ鳴りや振動などの現象が発生しだしたらダブルカルダンジョイントに付け替えると非常にスムーズになることが多くあります。

日本国内ではなかなかプロペラシャフトの構成部品の入手ができないのが悩みでしたが、ついに国外からダブルカルダンジョイントの単品が入手できるようになりました。





これはシングルカルダンジョイントとの比較です。
全体長さが大きく違います。


ランクルのジョイント交換の依頼があり、シングルカルダンジョイントを取り外してダブルカルダンに交換しました。
付け替え加工して回転バランス修正加工をして完成です。


ランクルのダブルカルダンジョイント付け替え加工をお考えの方はお引き受けできます。
ペラ鳴りなどでお悩みの方はご相談ください。


Posted at 2017/07/19 22:28:00 | コメント(0) | トラックバック(0) | 自動車部品 | 日記
2017年07月19日 イイね!

マツダ トラック プロペラシャフト修理


長野県の農協系修理工場より大きく破損したプロペラシャフト修理の相談がありました。

農家で使用されていたトラックが田んぼの溝に落ちて、引き上げの時にフォークリフトの爪でプロペラシャフトを潰してしまったんだそうです。
新品部品を手配しようにもすでに生産終了部品となっていたそうで大変困ったあげくに検索で私のHPにたどりついてご連絡をいただきました。

軽井沢の公共駐車場で待ち合わせをして実物を拝見しましたが、見事にくの字になっていました。




これではとても回転軸の機能は果たせませんので、修理依頼をいただきました。

中空パイプを交換して修理します。


農作物の運搬にしか使わず高速道路などは行くことはないということで回転バランス修正加工は行わないことになりましたが、完成品を装着後は特に問題の報告はないので振動はあまり感じずに使用されているようです。

加工した軸は手作業で計測しながら加工、溶接するので純正軸よりも精度が向上していることが多いです。

小型トラックだけでなく大型トラックの破損修理もお預かり経験あります。
乗用車シャフトや小型トラックのプロペラシャフトとは次元の違う重さでびっくりしますが…


Posted at 2017/07/19 21:21:05 | コメント(0) | トラックバック(0) | 自動車部品 | 日記
2017年05月30日 イイね!

デルピス号 プロペラシャフト修理


かつて昭和30年台に群馬県下仁田町にて産声をあげた林内作業車がありました。
「デルピス号」です。

デルピス号 概要(個人ブログ)

よくキノコ栽培業の方々に重宝され、後部荷台にキノコ用原木を満載してゆっくり走行している姿をごく時たま見かけることがあります。
少数ながら全国で使用されているそうですがなんと下仁田在住の個人製作だったらしく、コーションプレートには佐藤さんという方の個人名が載っているという非常に興味をそそられる車両です。

デルピス号プロペラシャフトのスパイダーが焼きついて破損してしまったという案件が持ち込まれました。比較的近くの整備工場でデルピス号の整備依頼だったそうです。
昭和40年付近の製造だったらしく、すでに50年近く使用されているとのことでした。360cc時代のダイハツ2サイクルエンジン、ミッションが搭載され、さらにトヨタの減速機がドッキングされて低速ながら半端ない走破性実現しています。





30cm程度の非常に短い軸で駆動しています。


使用されていたスパイダーにはトヨタの古い刻印がついていました。


焼きつき跡が見られます。カップも割れてしまっていて再使用は難しいです。

昭和40年前後の部品ですし部品番号や車種すらわかりません。スパイダーの入手は難しい状況です。考えたあげく手元にあったフーガかクラウンのスパイダーが使えないかと考えました。
どちらも新品軸を加工したあとに残ったもののため、未使用スパイダーなので使用するには最適です。
しかしフーガのスパイダーはヨーク穴径より1mmほど大きく、クラウンは1mmほど小さいということが計測してわかりました。

そこで考えたあげく、ヨーク穴径の加工はできないので、径の小さいジョイントに穴径に合わせたスリーブを製作してかぶせ、ガタが出ないようにする方法を試してみることにしました。



この方法は大変うまくいき、プレスで押し込みましたがガタなくスムーズに首を振るようになりました。


しかし固定するピンがないので上下左右どうにでも動いてしまう可能性があり、芯出しと動き止めをどうつくるかが問題ですが、ツラからの出具合をほぼ同じにし、独自工法の回り止めとしましたが、滑らかな動きながらもがっちりと固定されました。錆止めにシャーシブラックにて塗装して完成です。

整備工場の作業者に渡したところ非常に喜んでいただけました。
駆動系の部品は部品供給がなくなるととんでもなく苦労することが多いので、生き返らせることができて嬉しく思いました。

たぶんさらに10年以上は使われる車でしょうからこのスパイダーは十分役目を果たしてくれるでしょう。天下のトヨタ純正品、クラウンのスパイダーですからね~



Posted at 2017/05/30 18:31:31 | コメント(0) | トラックバック(0) | 自動車部品 | クルマ
2017年05月10日 イイね!

カプチーノ EA21R/11R プロペラシャフト再生


ある整備屋さんからお尋ねがあり、カプチーノのプロペラシャフト再生ができるか考えることになりました。


カプチーノ(EA21R/EA11R)は第一軸前端→カシメタイプのシェル型スパイダー、中央/第二軸後端→インナーピン型のソリッド型スパイダー(同サイズ)が使用されていました。

カプチーノはデフ側スパイダーがネックポイントのようで、このスパイダーがダメになってプロペラシャフト全体を交換しなければならなくなるそうです。現在でも新品供給があるようですが、スパイダーのみの純正部品供給もなくシャフトアッシー10万ほどの部品代になるようなので金額的にもそう簡単に交換できるものでもないようです。

デフ側スパイダーを外してみましたがもう使用不可でした。


カシメ工法を使っているフロント前端はトヨタ小型車サイズのスパイダーが使えたので在庫品から使うことができました。

中央とデフ側のピン固定スパイダーは、似通ったサイズのスパイダーを調達しましたが組幅が1.5mmほど違って工夫をしないと固定ができないようでしたので、シムなどによる対応を今後考えていくことにしますが、今回はいろいろ試してみてうまくいかなかったのでカシメタイプの修理方法と同じ修理方法を使いました。


中央は芯出しがどうしてもできない形状だったため、純正スパイダーを再利用することにしました。
内部の針状ベアリングを取り出し、洗浄してFF用ドライブ軸の高品質モリブデングリスを充填しました。不具合はないスパイダーでしたが、さらに気持ちよく動くような気になりました。

ヨークに組み付けてから回転バランスを取り、完成です。






ご依頼主には振動などのチェックをお願いしてありますので、いずれ試走のご連絡がくると思います。

カプチーノは世界的にも珍しい構造のFR車だそうなので、こうした再生技術で生き続けてもらいたいものです。

Posted at 2017/05/10 08:17:18 | コメント(0) | トラックバック(0) | 自動車部品 | クルマ
2017年02月14日 イイね!

ランクル80系 プロペラシャフトスパイダー交換

ランクルのプロペラシャフトをダブルカルダン加工しようと考えて、中古シャフトを入手してありました。

ダブルカルダンジョイントは一般的なユニバーサルジョイントを向かい合わせたような形をしていますが、シングルカルダンジョイントと比較してかなりレベルの高い等速が実現できるようになっています。

車高をかなり上げるとプロペラシャフトの角度がついてきますが、ジョイントの角度がきつくなるほどゴーというようなペラ鳴りと呼ばれる現象が目立ってきます。
これは不等速性によってジョイントの大きな負荷がかかっていることを示す音です。

ダブルカルダン化するとかなり角度をついてもベアリングに無理がかかりずらくなるので、ペラ鳴りなどの現象が改善され、燃費も大きく伸びるなどの事例が報告されています。

入手してあった軸はHDJ81V型の軸です。
長い期間使われていたものと思いますので、ダブルカルダン化の前にスパイダーを新品にしてリフレッシュしておきたいと思います。

フロント側を今回の作業します。
古いスパイダーを抜きましたが、リヤと違ってなかなかスムーズに抜けず、手こずりました。

トヨタ部品共販にてスパイダー新品を購入しました。
フロント軸用で、リヤ用とは大きさなどかなり違いがありました。


プレスで抜き取り、組み付けをします。
検索するとスパイダー交換の記事がいろいろと出てきますが、ハンマーでたたくなどの記事がほとんどです。とても大きな力でヨーク穴にカップが締め付けられているので、そう簡単には抜けません。あまりハンマーなどで叩いていると精密に作られている部品が壊れてしまいそうですので、プレスは必需品だと思います。


組み込んだら内側の溝にCリングをはめて抜け止めとして完成です。




引っかかりは特になくスムーズに動くようになりました。
グリスのヌメーっとした若干の抵抗感ある動きの感触が心地よいです。

リヤのシャフトはすでにスパイダー交換が済んでいるので、あとは先端にダブルカルダンに取り換える加工をするのみとなります。


Posted at 2017/02/14 17:34:30 | コメント(0) | トラックバック(0) | 自動車部品 | 日記

プロフィール

「ランクル ダブルカルダンジョイント 加工 http://cvw.jp/b/277037/40116722/
何シテル?   07/19 22:28
メリオス有限責任事業組合 (旧o&m's professional car service)です。 群馬県で加工車関係の仕事をしています。 よろしくお願いし...
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