2月半ばの大雪が降りました。
80cmくらい積もってしまい、こんなに降ったことがなかったので家に引きこもるしかなくなってしまい、仕方なく工作機械の中古を探していました。
そこでキタガワのボールを入手することができ、雪の余韻が薄れたころに届きました。
フランジの穴あけを精密に行う目的です。
芯のズレを計測したいので、治具の穴がずれていたら本末転倒です。
そこで、ボール盤に手持ちで持っていた小型フライスのクロステーブルを使うことを思いつきました。
そのクロステーブルにデジタルスケールを取り付ければ1/100mm単位での位置決めができるのでは!と思い、やってみました。
ボール盤のチャックはユキワ精鋼の精密型のシルバーキーレスチャックを取り付けました。
振れは50マイクロmm以下となっているそうです。
クロステーブルには、ミツトヨのデジタルスケールを取り付けました。
X軸に300mm、Y軸に150mmの取り付けです。
本体にM4の穴をあけてタップを立て、動かないように固定します。
早速スケールをONにします。
ハンドルを動かしたところ、1/100mm単位で数値が変化し、成功です。
作ってみたフランジにクライスラーのゴムジョイントのPCDに合わせて穴をあけてみます。
まずフランジの芯を出すために、以前作っておいた鋭利な芯だし用ピンをチャックにくわえ、そこで芯を合わせてスケールをゼロにあわせます。
次に計測した目的の値のところへハンドルをまわして移動させ、センタードリルで穴をあけます。
もちろんロータリーを使って角度も120度を狂いなくきっちりと出して穴あけです。
ジョイントを重ねてみたところ、ばっちり穴の中央に穴があいていました。
もくろみは成功したようです。
これで急ぎの品物は社内製作ができます。
工夫とアイデアでいろいろできるものですね~。
これからも頭を柔らかくする努力をしていきたいと思います。
Posted at 2014/03/06 17:57:58 | |
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機械部品 | クルマ