カンヌ映画祭が開幕しました。私のお気に入りなロードムービーのひとつが今回ご紹介する「WILD AT HEART」です。ニコラス・ケイジ主演、1990年の作品です。暴力、殺人、セクロス、葉っぱetc随所にお下劣シーン満載で退廃極まりない不健全映画が伝統あるカンヌ映画祭で、 なんと最高賞であるパルムドールを獲得したのです。当時ハリウッドは敵だみたいな空気だったのに驚きでした。監督がデビット・リンチですから今更思えば納得。鬼才の異名は伊達ではなかった。ツインピークス新シリーズが今年スタートみたいですね。アメリカでですけど。で主演ニコラス・ケイジはハリウッドの申し子。フランシス・コッポラ監督の甥にあたります。ニコちゃん主演の「60セカンズ」はこれまたお気にな映画であり、わたくしが愛車に女性のネーミングをするのはこの映画の影響なのです。決して性差別主義者だからではありません。女性みんカラユーザーの皆様許してニャン。
あいけねー映画から逸脱してしまった。ニコちゃん扮する破天荒野郎が女と旅に出るんですがその途上がとにかくハチャメチャなコメディなんです。感動のラストシーンはニコちゃんとヒロインが抱き合い、プレスリー曲「ラブミーテンダー」が流れます。これが沁みて耳に残ります。是非ごらんください。
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