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shugoRSの愛車 [マツダ RX-7]

整備手帳

作業日:2017年8月5日

ブレーキパッド交換(リア)

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目的 修理・故障・メンテナンス
作業 DIY
難易度

初級

作業時間 1時間以内
1
ジムカーナドライビングを楽しむ人にとっては、リアブレーキメンテナンスは重要だと思います。サイドブレーキターンを楽しむには、強力で操作しやすいサイドブレーキが必要だからです。
ぼくも例に漏れず、リアブレーキをちょくちょくメンテナンスしています。

ここでは、ぼくがリアブレーキパッド交換で実施している内容を紹介します。


・工具や道具
ラチェットレンチ 17mm
マツダ純正 SST (専用工具 / 写真の T 字型のレンチ 49-FA18-602)
ラジオペンチ
マツダ純正ディスクブレーキグリース 8175-49-248
マツダ純正シリコーンングリース K100 W0 571
ブレーキクリーナー
キッチンペーパー


・注意
ブレーキ整備はブレーキが冷えているときに作業しましょう。
2
■ブレーキパッドを外す

サイドブレーキを解除しないとリアキャリパーを外せませんので、まずはサイドブレーキを解除しておきます。

リアタイヤを外します。(ブレーキがかかっていない状態ですので、クルマが動き出さないように輪留めをきちんと掛けて作業しましょう。)

写真は FD の右リアのブレーキキャリパーです(後ろ側から撮影しました)。

まず、写真の赤丸の上下のボルトを両方少し緩めてから、二本とも外します。(もし片方のボルトを先に外してしまうと、残りを緩めるのにうまく力を掛けられないです。)17mmです。

上のボルトがガイドピン、下のボルトがロックピン(先端にブッシュが付いています)です。このボルトに沿ってキャリパーがスライドしてブレーキパッドに圧力を掛けますので、ボルトに錆が無く、滑らかであることが(摺動性の維持には)肝要です。
つまりこのボルト二本はリアブレーキの働きに特に重要な役割を果たしますので、ぼくは一度新品に交換しました。
3
ガイドピンとロックピンを外すと、キャリパを取り外すことができます。
写真はキャリパをそっと外してみたところです。
V 字型の針金がブレーキパッドに付いています。この針金はブレーキパッドの間隔を拡げる役割を担っています(つまりスプリングです)。
ブレーキパッドの上下には、その受け皿となる金具がありますので、これも取り外します(これは上下左右で別部品ですので、あとで付けるときに間違えないようにします)。
4
(参考)
ガイドピンとロックピン、V 字型の針金、金具の関係は、この写真のような配置です。
5
写真は、ブレーキパッドと金具を外したところで、この作業で最も部品が外れている状態です。


■清掃

・シム(鉄の板)がブレーキパッドに片側一枚ずつ付いています。これを外して、ブレーキクリーナーで洗浄します。シムは再利用します。

・V 字型の針金や金具もブレーキクリーナーで洗浄し、再利用します。

・キャリパー内側のピストンやゴムのブーツは古いグリスやブレーキダストで汚れていますので、キッチンペーパーなどで拭き掃除します。(ここにはブレーキクリーナーを使ってはいけません。使うとゴム製品が傷んでしまいます。)

・外したブレーキパッドはブレーキクリーナーで清掃しておき、次に使う場合に備えます。厚みを確認しておきます。気にする人は、そのパッドが使われていた位置に次回再度戻したい場合があると思いますので、メモしておくとよいと思います(右外パッドなど)。
6
■ピストンを戻す

FD のリアブレーキキャリパーは片押し形式ですので、1 つのキャリパーにピストンが 1 個あります。

ピストンを戻す(キャリパーの中に押し込む)には、押しながら回して戻します。ぼくはこの作業のためにマツダ純正 SST (専用工具)を買いましたが、ラジオペンチでもピストンを回せます。

ピストンには切り欠きがあり、そこに SST をはめて、押しながら時計回りに回すと、ピストンが入っていきます。新しいパッドが入れられるスペースができるまで、ピストンを戻します。
ピストンのこの切り欠きはブレーキパッドの突起が入るところなので、ピストンを回して位置を調整します(切り欠きをブレーキローターの中心に向ける感じです)。

リアパッドですが、ぼくはサーキットを走る場合は ACRE フォーミュラ 800C を使っていますが、ジムカーナでは RIGID のメタルパッド RB-312M を使っています。
今回の作業は(タイトルはパッド交換ですが)グリスアップのみですので、ここでは外したパッドを再度取り付けます。



■ブレーキパッドにシムを取り付ける

ブレーキパッドにシムを取り付けます。シムとパッドの間にはグリスを付けておきます。(ぼくはリアパッドにはシムを付けませんので、ここでは写真はありません。シムを付けない理由ですが、付けないほうがサイドターンの時の操作性が良いと感じるからです。)
7
■ブレーキパッドを取り付ける

ブレーキパッドを受ける金具をキャリパーのマウンティングサポートに取り付けます。前述のとおり、これらは上下左右で別部品ですので、間違えないようにしましょう(上の写真)。
この部品がきちんと取り付けできていないと、ブレーキパッドの動きを妨げてしまうことがありますので、注意して取り付けます。

下の写真の赤丸は V 字の針金を入れるための穴ですが、これが無いブレーキパッド製品もあるのですが、ぼくは穴があるパッドしか使いません。穴ありパッドに必ず V 字の針金を付けるようにしています。でないとブレーキ鳴きがひどいので・・

なお、写真の緑丸の突起は、ピストンの切り欠きに入れる部分です。
8
写真のように、パッドの、金具との接触面にグリスを塗布します。その後、作業工程 3 の写真のようにパッドと V 字の針金を取り付けます。

ガイドピンとロックピンの摺動部に小指の頭ほどの量のシリコングリスを付けて、取り付けます。締め付けトルクは 6.4~8.4kgfm です。(ブッシュが付いているロックピンが下です、上下を間違えないようにしてください。)

組み上がったら、手でキャリパーを車体の左右方向に揺らして、キャリパーやパッドがスムーズに動くことを確認します。戻したピストンの遊び分だけガタガタと動かせるはずです。



■確認

左右輪ともパッドを交換したら、タイヤを付けて以下の操作をします。

エンジンを始動して、走り出す前に、まずフットブレーキを 5 回くらい繰り返し床まで踏んでください。これにより、ブレーキの油圧がきちんとかかり、ピストンが適切な位置まで移動します。

公道に出る前に、フットブレーキがきちんと作動するか、少しクルマを動かしては確認します。


■注意点

新品のブレーキパッドの場合は(または中古パッドの場合でも)アタリがつくまで本来の制動性能が発揮されないことがあります。
つまり、ブレーキパッド交換後には初期のナラシが必要です。

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