出張で2年ぶりに帰省。
日曜に博多入りし、大学時代の友人とのだ珈琲にて近況報告し、夜はおふくろと弟の3人でテムジンにて今後のアレコレを案じ。
月曜は仕事前に高校時代の友人とうどん平にて40年ぶりの再会を果たし、仕事後におのころ五合にて高校時代からの親友と他愛もない会話を楽しみ。
気心の知れた友人や家族との会話はそれだけで世の中が成り立っているかのような錯覚を覚えるし、会話のツマとなる食事は五臓六腑に染み渡る美味さだし、街灯が灯る住宅街の美しさは安らぎを与えてくれる。やっぱ博多はしみじみするなぁ。
けれど美点と欠点は糾える縄の如し。居心地良すぎてドゲンカセントイカンとは思わなくなる。新しいことが面倒臭くなる。
それに、自分1人ならば此処に戻りたいと思わないでもないけれど、居心地の良さの大半を友人が占めているならば、カミさんの居心地の良さとのトレードオフですからね。
で、自分の原点となる記憶を確かめるべく、博多駅近くの美野島という古い街を写真散歩してみました。たぶん2-3歳の頃に住んでいたところですが、元祖博多の台所と称するレトロな商店街があり、そこで博多駅の新しい駅舎を作る為のコンクリートミキサー車に私が足を轢かれたそうな。(雨の未舗装路だったから無事だったらしい)
那珂川に掛かる美野島橋の袂にある古そうな煙草屋で、記憶の中にある銭湯の場所を尋ねるも今はコインランドリーに代わり、曲がりくねった路地や崩れかかった石塀に何か触発されるものを感じますが当てがない。
今も現役の商店街には魚屋や肉屋の活気に驚き、其処此処にある変形の駐車場にはかつて遊んだ廃車置場の名残を求め。当てなく彷徨うこと1時間程度。
帰宅しておふくろに地図を書いて確かめると、どうやら1ブロックずれた場所を彷徨っていたみたい。次回の楽しみにしましょう。歩けなくなってきたおふくろと一緒に散策できる時間を確保できるといいのですが。
写真は1ブロックずれた場所の入り口にある甘味屋、かどや。甘味屋とは言っても、うどんやカツ丼、アイスキャンデーなどもあるそうなので、次回は入ってみたいな。この先に記憶の中にある銭湯や住まい、廃車置場があったらしい。
因みに、美野島と中洲の間に全国の住吉神社の一ノ宮になる住吉神社があり、そこに掲示された博多の古図によれば天神も中洲もみな海の中で、そこに突き出た長い浜がラーメンで有名な長浜だったんですね〜。知らんかった。
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博多 | 日記
Posted at
2016/05/25 09:40:20