PIRELLI P ZERO カラーエディションタイヤ  

ＰＩＲＥＬＬＩの「タイヤに個性を」で「あなただけの車」「あなただけのタイヤ」となるのである

ブランドはコピーされやすい。そのことは私たちの消費行動でそれはよくわかる。
ではブランドを表すブランドロゴとは何だろうか。
近代においてブランドロゴについては、さまざまな文献を読んだところ、
それはやはり、技術（テクノロジー）由来の製品であった。
18世紀当時、時計といえば大きめの置時計（クロック）だった。もちろん機械式である。やがてブルゲが初めて腕時計を発明。造る。クロックからWATCHへのイノベーションと言える。現代の機械式腕時計の機構はほとんどブルゲ社の系統なのだそうだ。

やがてWATCHは王族や貴族の目にとまり、知的好奇心とデザインの洗練さ、美術的要素も加わった。
上流社会では腕時計を身につけることが流行し、多くのパトロンがつき、現代にも通じるのスイスのメーカーを育てた。

しかし類似品や偽物も多かったらしい。
そこでブランドロゴを初めて考案し、自社の製品に初めてつけたのはスイス高級時計ブランド
ロンジンと言われている。ロンジン社である証は「翼のある砂時計」のマークをつけ、それを当時の国際機関に登録したのが、はじまりといわれている。

Reebockとイギリス国旗のロゴは強いブランドイメージを連想させる。グッチならイタリア国旗を連想させる赤と緑となっている。
このように国旗の色の一部とやブランドを関連づけてより強固にしたい企業もある。

ブランドとは「見た目こそ」が重要なのである。

さて、話を本題に移す。
タイヤは黒色である。
Ｆ１ではおなじみのPIRELLIタイヤだが　シルバー、ホワイト、イエロー、レッドのカラーをマークした
タイヤの市販投入のニュースを見られた人も多いでしょう。

PIRELLI　ジャパンのwebサイトをみたところ、カラータイヤの予約、取り付けるディーラーの手配ができるようになっている。
http://shop.pirelli.com/jp_jp/?_ga=2.49326959.832058442.1503857366-1225576228.1503857366
高級スポーツカー向けではあるが。。。。

PIRELLIは長年F1にレース用タイヤを供給してきた。それに合わせチームもレース展開の戦略を立てる。
路面の乾度、天候、サーキット周回の前半、後半での戦略を緻密にたてるため、タイヤのコンパウンドの混合具合で分けたドライタイヤなのか、ウェットなのか、インターメディエイトなのかを選択する。

しかし黒色のタイヤでは観客にはわからない。
PIRELLIはこれにタイヤマーキングというやり方で６色つけた。
これはレッドブルのチームのサイトに詳しく書いてある。
https://www.redbull.com/jp-ja/f1-tyres-infographic

タイヤの性能を見える化したことにより、観客や他のチームにどのタイヤを選択したかが明示的にわかる。
刻々とかわる路面の状況。天候、ピットインするタイミングがレースの展開を面白くさせているのである。

では市販タイヤには、自宅にピットなど持っていないので、都度ウエット用、ドライ用を交換するわけではないだろう。
高級スポーツカーを所有する人にとって、ボディカラーとともにタイヤのサイドウールの色
の装飾あれば、「あなただけの車」「あなただけのタイヤ」となるのである。
個人的には名立たるスポーツカーやアルファロメオに合うのではないかと思う

ピレリカラーエディションタイヤのカラー部には
特殊な保護層と汚れにくいサイドウォールが
つけてある。これで耐久性も信頼が持てる。
解説図はこちら
→https://www.pirelli.com/tyres/ja-jp/car/pirelli-color-edition


また特別に「イタリア大使のクルマ」に装着されるのはまさに国旗色の緑、白、赤の三色になるとのこと
こちらは記事より
http://web.motormagazine.co.jp/_ct/17104745

いいじゃないか。ピレリ。
もう中国資本の会社になって久しい。一部品質面で難癖をつけたがるユーザもいるが。。。。企業活動、資本はグローバルなので、理解しよう。
いい製品、魅力的なブランドだと思う。

関連情報URL：http://shop.pirelli.com/jp_jp/?_ga=2.49326959.832058442.1503857366-1225576228.1503857366

関連動画：https://www.youtube.com/watch?v=qfNUc92J2Gg